海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 2003年 」 一覧

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2003年週刊文春ミステリベスト10(海外)

第1位 『半身』/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫 第2位 『捕虜収容所の死』/マイケル・ギルバート/創元推理文庫 第3位 『ボストン、沈黙の街』/ウィリアム・ランディ/ハヤカワ・ミステリ文庫 第4位 『魔女は夜ささやく(上)(下)』/ロバート・R・マキャモン/文藝春秋 第5位 『石の猿』/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋 第6位 『鉤』/ドナルド・E・ウェストレイク/文春文庫 第7位 『歌うダ…

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夜より暗き闇(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2003.7.15発行)

2003年週刊文春ミステリベスト10(海外)第11位 『シティ・オブ・ボーンズ』のハリー・ボッシュと『わが心臓の痛み』の元FBI心理分析官テリー・マッケイレブが競演(?) 刑事 ハリー ボッシュ シリーズ第7作 兼”テリー・マッケイレブ”シリーズ2作目 2003年7月15日講談社文庫より発行  …

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石の猿/ジェフリー ディーヴァー/文芸春秋(2003.5.30発行)

四肢麻痺の科学捜査官「リンカーン・ライム」シリーズ第4作 2003年週刊文春ミステリベスト10(海外)第5位 このミステリーがすごい!2004年度版(2003年)ベスト10宝島社第20位 今回は中国の密航組織・蛇頭との闘いです。 最初から疑問に思っていたことに対する回答が最後にやっと明かされます。 この疑問を抱かないようでは、ミステリーファンとしては失格です。あなたは気がつきましたか。 ジェフリ…

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サイレント・ゲーム/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(2005.11.1発行)

このミステリーがすごい!2004年度版(2003年)ベスト20宝島社第4位 法廷ミステリの傑作です。読むのは2度目なのに、また夢中になってしまいました。 主人公は辣腕の刑事弁護士トニー・ロード  高校時代にライバル高との試合の後、真剣に付き合っているガールフレンドのアリスン・テイラーと結ばれた。親に交際を反対されていて、門限を気にする彼女は一度家に戻り、また抜け出して15分後に会う約束をしたが–…

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半身/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫

2003年海外週間文春ミステリーベスト10 輝く第1位 舞台は19世紀のイギリス ミルバンク監獄(実在) うーん!!!! やられたと思える素敵なミステリです。 最初の6ページがとてもわかりにくく、170ページまでくらいまで読んでから読み返しました。主語が跳んでいて、誰の言葉かわからないし、読んだばかりでは人間関係もわからないので理解しにくい。ここをとりあえず乗り切れば、不思議な世界に入っていけます…