海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ハッカー(コンピュータ技術に長けた人物)もの 」 一覧

ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女

ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)(下)/ダヴィド・ラーゲンクランツ/早川書房(2015.12.25発行)

訳者あとがきから「著者のスティーグ・ラーソン(心臓発作で急死)はもともと十部作に …

炎上投稿

炎上投稿/アンデシュ・デ・ラ・モッツ/ハヤカワ文庫(2015.6.25発行)

インターネットの時代の情報操作の恐ろしさを警鐘するミステリ。 読むなら必ず第1作 …

カルニヴィア 3 密謀 ジョナサン・ホルト

カルニヴィア 3 密謀/ジョナサン・ホルト/ハヤカワポケット文庫(2015.9.10発行)

水の都ヴェネツィアを舞台にしたミステリ三部作の第3作目。 1年の辛抱で読むことが …

カルニヴィア 2 誘拐

カルニヴィア 2 誘拐/ジョナサン・ホルト/ハヤカワポケット文庫(2014.9.15発行)

水の都ヴェネツィアを舞台にしたミステリ三部作の第2作目 イタリア駐留米軍基地の建 …

カルニヴィア 1 禁忌

カルニヴィア 1 禁忌/ジョナサン・ホルト/ハヤカワポケット文庫(2013.9.15発行)

ハヤカワ・ミステリ創刊60周年記念作品。 ミステリ三部作の第1作目 ヴェネツィア …

監視ごっこ アンデシュ・デ・ラ・モッツ

監視ごっこ/アンデシュ・デ・ラ・モッツ/ハヤカワ文庫(2014.7.15発行)

☆2010年スウェーデン推理作家協会賞の新人賞受賞作品 無職の「HP」は通勤電車 …

ブラック・リスト-極秘抹殺指令- ブラッド・ソー

ブラック・リスト-極秘抹殺指令-(上)(下)/ブラッド・ソー/SB文庫(2014.3.25発行)

ドラマ「ブラックリスト」とは違います。痛快なスパイアクション。 『米ベストセラー …

解錠師

解錠師/スティーヴ・ハミルトン/ハヤカワポケットミステリ(2011.12.10発行)

☆2011年MWAアメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞受賞作品 ☆2011年CWA …

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デーモン(上)(下)/ダニエル・スアレース/講談社文庫(2011.8.12発行)

人気のオンラインゲームの製作者で、サイバーストーム社創立者のマシュー・ソボル博士 …

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埋葬 ミネアポリス警察署殺人課シリーズ/P.J.トレイシー/集英社文庫(2009.4.25発行)

待望のシリーズ第4作  プロローグは若い二人の女性が男性の死体を引きずっているところから始まる。 是非第1作からお読みください。とりこになって、一気に第4作まで読むことを請け負います。 典型的な警察ものとは異なり、女性のために母と娘の作家チームが描いた警察シリーズの異色サスペンスです。 今回は刑事たちが主役ですが、いつもの通りコンピューター・ソフト開発グループ<モンキーレンチ>のメンバーたちも彼ら…

ミレニアム3

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2009.7.15発行)

読み終わってしまったのが本当に残念で、また本の最初の1ページを開こうとしてしまうミステリ まさに驚愕のミステリ 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第3作 このシリーズの面白さを読んでいない人にどう伝えたらよいのでしょうか。 ずっとはらはらし通しだった!!! 早く早く気づいて!危険が迫っている!! 食事を摂るのも忘れて一気に読んだ人がいる。 先の展開が全く読めない!! 全く何というミ…

ミレニアム2 火と戯れる女

ミレニアム2 火と戯れる女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2009.4.15発行)

前作から5ヶ月で本書が出ました。早川書房さんそして翻訳者の方、ありがとうございます。第3作もなるべく早く世に出してください(2009.7.10刊行予定 早川書房ホームページより)。 読み終えてしまうのがもったいなくて、なかなか本を開けることができない。そんなミステリのひとつです。 このミステリは本当に丁寧に書かれており、一つ一つの謎をきちんと解き明かしてくれます。是非第1部からお読み下さい。 あま…

ミレニアム1

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2008.12.15発行)

2006年スカンジナヴィア推理作家協会「ガラスの鍵(Glasnyckeln)」賞※受賞作品 一つ一つの謎を丁寧に誰にも分かりやすく解いて、読む人をどんどんひきつけていく。 これがミステリのベストセラーになる本の共通点だと思います。 物語は、誕生日に40年にわたって必ず届く額入りの押し花が、今年もまた82歳になる老人に届いたところから始まります。 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第…

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闇に浮かぶ牛 ミネアポリス警察署殺人課シリーズ/P.J.トレイシー/集英社文庫(2008.5.25発行)

『天使が震える夜明け』『沈黙の虫たち 』に続くミネアポリス警察署殺人課シリーズ待望の第3作 原題は「DEAD RUN」 このシリーズは、副題とは異なりコンピューター・ソフト開発グループ<モンキーレンチ>のメンバーたちが主役ですね。 今回の舞台は、ウィスコンシン州北部の無線も携帯電話もつながらない森林地帯の僻地です。 母と娘のチームの作家が送る、女性たちが大活躍する超娯楽小説を、あなたもお楽しみ下さ…

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天使が震える夜明け/P.J.トレイシー/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2006.9.20発行)

2004年アンソニー賞・バリー賞・ガムシュー賞・ミネソタ文学賞最優秀新人長編賞を連続受賞 ウィスコンシンの田舎町の教会で老夫妻が殺された。隣の州のミネアポリスでは、パソコンのゲームを正確に模した殺人事件が次々と起こる。この2つの事件は—– この本が日本でミステリのベストテンものにランクインしなかったのは何故なのでしょうか。読み終わってしまうのが、心から残念になってしまうミステリでした。絶対に…