海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ 」 一覧

新人警官の掟

新人警官の掟(上)(下)/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(2012.5.31発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第12弾 今回は、デッ …

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堕ちた預言者/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1999.8.27発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第5弾 リナも30歳デッカーも42歳になりました。 妊娠中のリナのため焼きたてのパンを買いに出た帰り、通報があった場所がわずか12ブロック先だったデッカーは現場に向かった。厄介な事件に巻き込まれることも知らずに—- ある種の危険な人には、とにかく近づかないことが一番なのですが、それが肉親の場合には付合いをしないことはとても困難を伴います…

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贖いの日/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1997.7.25発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第4弾 一年間猛烈に働いて、二週間の休暇をためリナとハネムーンに出たデッカー。想像していたのとは大違いのハネムーン。 なんとニューヨークのリナの亡父の家族と新年際を過ごしているのだった— 親と子・妻と夫・兄弟姉妹 愛の形をいろいろと考えさせる本書はミステリや警察官物と呼ぶにはふさわしくないかもしれません。 リナに手錠をかけたデッカーには…

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豊饒の地(上)(下)/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1995.9.29発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第3弾 深夜、丘陵地帯をゆっくり車で走り帰宅しようとするデッカーに一瞬の光が目にとまった。 捜索をやめるなと告げる内なる声に導かれたデッカーを待っていたのは、二歳にも満たない幼児だった—- 愛と友情の物語は深く深く読む人をひきつける。 今回は両親からの捜索願が出ないのに大事にされていたことがわかる幼児の事件・デッカーの戦友エイベルが売…

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聖と俗と/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1993.12.17発行)

17年前このシリーズは読んだ記憶がありますが、最新作を読んで今回また読み返すことにしました。 正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ 第2作 クリスマス・イヴにデッカーと山の中でキャンプを張っていたリナの子供サミーが黒焦げの人骨2体を発見したところから本編第2作は始まります。 このシリーズは、リナとデッカーと、その二人をめぐる人々の愛と成長の物語です。 社会の厳しい現実と宗教の…

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水の戒律/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1993.4.23発行)

☆1987年マカヴィティ賞(Macavity Award)最優秀処女長編賞受賞作品 舞台はロサンゼルスにある正統派ユダヤ教の神学校イェシヴァを中心としたユダヤ教徒のコミュニティ この閉ざされたコミュニティのなかで事件が相次いで起こる—- 二人はこの事件で知り合うことになりました。 正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第1弾 作者は「ユダヤ教徒のコミュニティを描くことで、ユ…

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蛇の歯(上)(下)/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(2010.1.15発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ最新刊第10弾 超高級なレストランで銃の乱射による大量殺人事件が起きる—– 犯人は誰かを考えるミステリではなく、犯人をどう追い詰めていくかという警察小説 このシリーズの第1作はずっと前に読んだ覚えがあります。 夢中になって読んでいる自分がいました。このシリーズを読破する予定でいます。 デッカー警部とその部下たちとの交流を描く警察小説で…