海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 女性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの 」 一覧

女検死官ジェシカ・コラン 悪魔に奪われた骨 ロバート・ウォーカー

女検死官ジェシカ・コラン 悪魔に奪われた骨(上)(下)/ロバート・ウォーカー/扶桑社ミステリー(2015.6.10発行)

女性検死官ジェシカ・コランシリーズ第11作。シリーズ最終作。 ウィスコンシン州ミ …

毒の目覚め

毒の目覚め(上)(下)/S・J・ボルトン/創元推理文庫(2012.8.31発行)

☆2010年MWAメアリ・ヒギンズ・クラーク賞(THE SIMON & …

メモリー・コレクター 心理検死官ジョー・ベケット2

メモリー・コレクター 心理検死官ジョー・ベケット2/メグ・ガーディナー/集英社文庫(2011.11.25発行)

心理検死官ジョー・ベケット シリーズ第2作 心理検死官の仕事をジョーは「死者につ …

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三つの秘文字(上)(下)/S・J・ボルトン/創元推理文庫(2011.9.23発行)

☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第6位 ☆2009年MWA …

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心理検死官ジョー・ベケット/メグ・ガーディナー/集英社文庫(2010.11.25発行)

心理検死官ジョー・ベケット シリーズ第1作 心理検死官の仕事をジョーは「死者について調べ、愛する人にほんとうはなにが起きたかを残され人たちが知る手助けをする」と説明しています。 アイルランド系で母方の祖母は日本人であるジョー・ベケットがめちゃくちゃに活躍する・どちらかというとアクション系のミステリ 映像化されたらおもしろいと思いました。 検死官の細かな科学的分析を好まれる方向きではありません。 す…

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女検死官ジェシカ・コラン ロンドンの十字架(上)(下)/ロバート・ウォーカー/扶桑社ミステリー(2006.9.30発行)

久しぶりに読んだジェシカ・コランのシリーズもの 女性検死官ジェシカ・コランシリーズ第7作 痛快でした!! あっという間に読んでしまいましたが、なんでポール・ボルトのような無能な出世主義者を登場させるのでしょうか。 まるで、ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズの天敵アーヴィン・アーヴィングのように。 本筋と関係ないこんな人間を登場させて、読む人までいらいらさせて何の意味があるのでしょうか。…

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エルサレムから来た悪魔(上)(下)/アリアナ・フランクリン/創元推理文庫(2009.9.30発行)

この作品、何故日本のミステリベストテンものに選ばれていないのでしょうか? ☆2007年CWA(英国推理作家協会Crime Writers’ Association) 最優秀歴史ミステリ賞受賞作品 舞台は1171年12世紀のイングランドのケンブリッジ  主人公はシチリア王国サレルノから国王の命により派遣された検死が専門で語学も堪能で優秀な若き女医アデリア 魔女が信じられていた時代  貧しい人たちの治…

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遺伝子捜査官アレックス 復讐の傷痕/ローリー・アンドリューズ/ハヤカワ・ミステリ文庫(2008.11.25発行)

主人公は、軍人の父と反戦活動家の母をもち医師の資格を持つ遺伝学者アレクサンドラ・ブレークのシリーズ第2作 科学者が主人公のため、最近TVではやっている科学捜査の探求がメインと思っている方はちょっと肩すかしを受けます。 スパイもののような冒険アクション小説です。 彼女を中心に周りの登場人物もいろいろと魅力的です。 アメリカでは既に第3作も発表されているそうです。 2008年11月25日ハヤカワ・ミス…

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贖罪の日/クリス・ムーニー/講談社文庫(2008.11.14発行)

女性科学捜査官ダービー・マコーミック シリーズ第1作 うーん!!面白かった! 意外性はなかったけれど、読むのを止めることは出来ませんでした。 原題は「THE MISSING」 作家はとてもつらい重い設定を主人公の女性科学捜査官ダービー・マコーミックに課しています。 本書は作家の長編第4作目の作品とのこと。 必読のシリーズものとして読むためには、この第1作が売れる必要があります。皆さん是非読んでくだ…

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血の記憶(上)(下)/グレッグ・アイルズ/講談社文庫(2008.10.15発行)

大好きな作家のひとりグレッグ・アイルズの第9作 原題は「Blood Memory(2005)」 主人公は女性歯科科学者(歯の噛み跡を鑑定をする歯科医)のキャット・フェリー 銃で撃たれた後、激しく何箇所か噛まれ、最後に止めを刺されるという男性の連続殺人事件が次々と起こる— あっという間に物語に引き込まれていきます。先を読まざるを得ない構成のうまさはさすがと言わざるを得ません。 今回のメインテーマ…

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遺伝子捜査官アレックス 殺意の連鎖/ローリー・アンドリューズ/ハヤカワ・ミステリ(2008.5.25発行)

主人公は、軍人の父と反戦活動家の母をもち、医師の資格を持つ遺伝学者アレクサンドラ・ブレーク 彼女の廻りを個性的で魅力的な脇役たちが固めます。 海軍基地の周辺で女性が惨殺される連続殺人事件の捜査に借り出されたアレックスは— ミステリとしては、説得性にいまいちかけるところがあるけれど、次作も読んでみたいと思います。 原題は「SEQUENCE」 ※数列 ここではアミノ酸配列分析・遺伝子分析の意かな …

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生贄たちの狂宴(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/ランダムハウス講談社(2007.4.1発行)

また、必読の刑事ものシリーズができてしまいました。 イギリスの作家がイタリア・ローマを舞台に描く警察小説です。 ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第2作  主人公以上に活躍する病理学者のテレサ・ルポ、ニックのパートナージャンニ・ペローニ、ニックの上司レオ・ファルコーネ警部 彼らからも目が離せません。 アメリカの観光客が金属探知機を使って盗掘を行い、古代の胸像を掘り当てたとおもった——…

ラジオ・キラー

ラジオ・キラー/セバスチャン・フイツェック/柏書房(2008.1.10発行)

通勤電車の中で最初のページを開いたとたんに夢中になった。降りる駅を通り過ぎちゃった。 先が気になって夜眠れなくなった そんなミステリ 絶対に2008年のミステリベストテンにランクインします このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第15位にラクインしました ベルリンのラジオ局が人質を取った男ヤンに占拠された。ヤンの要求は– ベルリン警察の交渉人で犯罪心理学者のイーラ・…

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白い首の誘惑/テス・ジェリッツェン/文春文庫(2007.3.10発行)

“外科医”は最も監視の厳重な第六レベルの刑務所の中にいる。そんなおり、”外科医”の再来かと思われる殺人事件が発生し—— 本書は2003年に出版された『外科医』の続編 お勧めのミステリ・シリーズです。 今回の主人公はボストン市警察殺人課の女性刑事ジェイン・リゾーリ 検視官のモーラ・アイルズとのコンビはシリーズ化され、『外科医』以降毎年1年に1作のペースで発表されているそうです。 女性刑事ジ…

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あなたにさらわれて/エイミー・J・フェッツァー/ランダムハウス講談社文庫(2008.1.7発行)

国家最高機密の研究所の主任を務めるシドニー・へイル 国立公園内の地下6百フィート(約200メートル)にある極秘の研究所から地上に出て息抜きをして戻ってみると— 「スリリングでホットなロマンティック・サスペンス」と紹介されています。ヒロインを心配し応援するヒーローの気持ちになって物語を読んでいける作品です。面白かった!!! 作家はアメリカ・ニューイングランド州生まれ。19歳で結婚し、父、夫、息子…