海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 霊的なものや原住民の知恵を授かるミステリ 」 一覧

天使の死んだ夏

天使の死んだ夏(上)(下)/モンス・カッレントフト/創元推理文庫(2013.10.11発行)

思春期の一人娘がいるシングルマザーのリンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリ …

三十三本の歯(老検死官シリ先生) コリン・コッタリル

三十三本の歯(老検死官シリ先生) /コリン・コッタリル/ヴィレッジブックス(2012.5.19発行)

時は1977年、東南アジアの小国ラオス。国で唯一の検死官である72歳になるシリ先 …

日記は囁く

日記は囁く/イザベル・アベディ/東京創元社(2013.10.30発行)

☆2006年ドイツ児童文学賞青少年審査委員賞ノミネート作品 有名な女優だが、必要 …

ディミター

ディミター/ウイリアム・ピーター・ブラッティ/創元推理文庫(2012.9.21発行)

☆2012年週刊文春ミステリーベスト10第18位 オカルト・ホラー小説の金字塔『 …

キャサリン・カーの終わりなき旅

キャサリン・カーの終わりなき旅/トマス・H・クック/ハヤカワポケットミステリ(2013.2.15発行)

巨匠トマス・H・クックの24作目の長篇 第25作「ローラ・フェイとの最後の会話」 …

冬の生贄 モンス・カッレントフト

冬の生贄(上)(下)/モンス・カッレントフト/創元推理文庫(2013.3.22発行)

思春期の一人娘がいるシングルマザーのリンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリ …

天使のゲーム

天使のゲーム(上)(下)/カルロス・ルイス・サフォン/集英社文庫(2012.7.25発行)

☆2012年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 前作の世界的ベスト …

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嘆きのプロファイル/ケイ・フーパー/ヴィレッジブックス(2011.6.20発行)

主人公は、人の恐怖を感知する特殊な能力を持つFBI捜査官ルーカス・ショーダン 人 …

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オーロラの魔獣/リンカーン・チャイルド/武田ランダムハウスジャパン(2010.11.10発行)

アラスカ北東部の元アメリカ軍事基地を拠点に地球温暖化の影響を調べていた北マサチューセッツ大学の4人の科学者からなる調査隊は、氷山の崩壊により洞窟を目の前にした— 邦題は本の内容を考えると工夫がほしかったと思う。原題は「Terminal Freeze」 映画化したら面白いかも。 シベリアで発見されたマンモスの遺骸がどうして捕食者に食べられることなく冷凍されたのかはよくわかっていないそうです。 2…

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ベルファストの12人の亡霊/スチュアート・ネヴィル/武田ランダムハウスジャパン(2010.8.10発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第10位 ☆闘うベストテン2010(ミステリチャンネル)国内外ミステリ第10位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第15位 ☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)ノミネート作品 ※ファン、作家、出版業界関係者を集めて毎年秋に開催されるミステリ大会=バ…

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[番外編]1Q84 BOOK1?3 /村上春樹/新潮社(2010.4.16発行)

作者の解説によれば“10歳で出会って離れ離れになった30歳の男女が、互いを探し求める話” べストセラーになる本は読みやすくて、先を読みたいと誰もが思うような構成と展開を持っている。 昨年世界中を巻き込んだベストセラー『ミレニアム1?3』にもまったく同じことが当てはまります。 大きな違いは、ミレニアムの作家は亡くなってしまったが、村上春樹は元気なこと。 第3巻は展開が遅く、ちょっといらいらさせられた…

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ラスト・チャイルド(上)(下)/ジョン・ハート/ハヤカワ文庫(2010.4.15発行)

読み終わった後に、しばらくは他のミステリを読む気にはなれないと思いました。 そう思うほど心に響くミステリ。 今年絶対にお勧めのミステリです!!!! ☆2009年CWA(英国推理作家協会) 最優秀スパイ・冒険・スリラー賞受賞作品 (The CWA Ian Fleming Steel Dagger) ☆2010年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長篇賞受賞作品 13歳の少年ジョニー・メリモンとクラ…

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悪霊の島(上)(下)/スティーヴン・キング/文藝春秋(2009.9.12発行)

☆2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)第7位 上下巻ともとても厚い本に最初はびっくりしました。 まして前作の『リーシーの物語』では上巻の途中で読書中止にした作家の作品でしたので、週刊文春を信じて読んでみました。 読み始めたら止められずに一気に読みましたが、読後には作者は一体何を伝えたかったのか首をひねるばかりです。 ただホラー小説として楽しめたので、それでよいのでしょうか。 超自然現象とし…

林檎の庭の秘密

林檎の庭の秘密/サラ・アディソン・アレン/ハヤカワ文庫(2010.1.15発行)

心が温まる不思議なファンタジー 上村愛子が4位にとどまったことも、サッカーの岡田監督が解任されないことも忘れられる。 人間は説明できない能力を持っていることは誰にも否定できません。 「田舎町の人間模様をマジック・リアリズム※の香り豊かに描き、口コミから全米ベストセラーになった美しくも繊細な物語」と紹介されています。 シドニーの5歳の娘ベイにもう一度会いたいのですが、2作目・3作目はまた違った家族が…

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サイモン・アークの事件簿〈1〉/エドワード・D. ホック/創元推理文庫(2008.12.26発行)

年齢二千歳ともいわれ、超自然現象を追い求める、他の世界・他の時代から来たかのような男サイモン・アークが活躍する短編集10編 サイモン・アーク・シリーズの61ある作品から発表された各年代(50年代から2000年代まで)ごとに選んだ計10編   本書裏表紙には「オカルト探偵が快刀乱麻の推理力で挑む」とあります。 なんとなく、いつのまにか、読んでいる不思議な短編集 ☆2009年文庫翻訳ミステリーベスト1…