海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 短編集もの 」 一覧

フェルディナント・フォン・シーラッハ

カールの降誕祭 [クリスマス]/フェルディナント・フォン・シーラッハ/東京創元社(2015.11.13発行)

フェルディナント・フォン・シーラッハの短編集。 3つの作品が収録されています。 …

いま見てはいけない 

いま見てはいけない (デュ・モーリア傑作集)/ダフネ・デュ・モーリア/創元推理文庫(2014.11.21発行)

☆2015年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社)第17位 読み終わるとそう面白 …

ジャック・リッチーのあの手この手

ジャック・リッチーのあの手この手/ジャック・リッチー/ハヤカワポケット文庫(2013.11.15発行)

ジャック・リッチーの短篇23作品 印象に残ったのは、「三つ目の願いごと」 ジャッ …

列車にご用心

列車にご用心/エドマンド・クリスピン/論創社(2013.3.25発行)

☆本格ミステリ・ベスト10海外2014探偵小説研究会(原書房)(2013年)第1 …

ポーカー・レッスン

ポーカー・レッスン/ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫(2013.8.10発行)

☆このミステリーがすごい!2014年版(2013年)ベスト20宝島社第5位 ☆2 …

主婦に捧げる犯罪

主婦に捧げる犯罪 書下ろしミステリ傑作選/クリスティン・マシューズ編 サラ・パレツキー他/武田ランダムハウスジャパン(2012.3.10発行)

  2012/11/24    短編集もの, 評価: ☆☆☆

「嫉妬と欲と怒りの様々な段階にいる主婦たちの物語」14編 「女性作家たちが「主婦 …

罪悪 フェルディナント・フォン・シーラッハ

罪悪/フェルディナント・フォン・シーラッハ/東京創元社(2012.2.20発行)

☆ドイツCDブック賞ベスト朗読賞受賞作品 最初の作品「犯罪」のインパクトがあまり …

犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ

犯罪/フェルディナント・フォン・シーラッハ/東京創元社(2011.6.15発行)

☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第2位 ☆2011年週刊文春ミステ …

夜の試写会

夜の試写会/S・J・ローザン/創元推理文庫(2010.4.16発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第17位 私立探偵リディア・チン&ビル・スミスの短編7作を集めたもの 二人が一緒に活躍する作品は2作品しかありませんが、このシリーズのファンにとっては必読の短編集です。 作品の発表順にしなかったのは何か深いわけがあるのでしょうか。 できれば発表順に並べてほしかったと思います。 「夜の試写会」(1994) 「熱き想い」(1992) 「ペテン師ディランシー…

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猫は14の謎をもつ/リリアン・ジャクソン・ブラウン/ハヤカワ・ミステリ文庫(1991.7.15発行)

新聞記者クィラランとシャム猫ココ・シリーズ(29作まで刊行)で人気の小説家が初めて贈る猫好きにはたまらない14の短篇集 20年も前の作品ですが、猫好き特にシャム猫を好きな人にとっては必読のミステリです。 いろいろな猫と暮らしたことがありますが、シャム猫は本当に気高く・賢く聡明でした。 障子を前足二本で開けてしまう。 初めて車に乗ってもまるで動じない。 気に入らない餌は頑として食べない。 そんなかわ…

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サム・ホーソーンの事件簿Ⅱ/エドワード D.ホック/創元推理文庫(2002.5.17発行)

  2010/06/07    短編集もの, 評価: ☆☆☆

本格ミステリーベスト10海外2003探偵小説研究会(原書房)(2002年)第5位  1992年ノースモストの田舎医師サム・ホーソーンが若き日を回想して語る不思議な事件の数々 医師サム・ホーソーンもの12作と他に1作を収録 今回は心に残る作品はありませんでした。しいて言えば、特別付録かな。 <収録作品> 「伝道集会テントの謎」 「ささやく家の謎」 「ボストン・コモン公園の謎」 「食料雑貨店の謎」「醜…

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サイモン・アークの事件簿〈1〉/エドワード・D. ホック/創元推理文庫(2008.12.26発行)

年齢二千歳ともいわれ、超自然現象を追い求める、他の世界・他の時代から来たかのような男サイモン・アークが活躍する短編集10編 サイモン・アーク・シリーズの61ある作品から発表された各年代(50年代から2000年代まで)ごとに選んだ計10編   本書裏表紙には「オカルト探偵が快刀乱麻の推理力で挑む」とあります。 なんとなく、いつのまにか、読んでいる不思議な短編集 ☆2009年文庫翻訳ミステリーベスト1…

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ホワイトハウスのペット探偵/キャロル・ネルソン・ダグラス/講談社文庫(2009.4.15発行)

ホワイトハウスのペットが活躍するユニークな14作品の競作短編ミステリ集 最初の短編「マーサのオウム」を読んで、読むのを止めました。全く面白くありません。 こんな作品を没頭に持ってくるのでは、続いて他の作品を読み気になれませんでした。 面白い短編作品があるかもしれませんが、あったらどなたかお知らせください。 信頼する講談社の海外ミステリ部門がこんな本を出版するなんて。 最近はやリ始めているペットが活…

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20世紀の幽霊たち/ジョー・ヒル/小学館文庫(2008.9.10発行)

読んでいくうちに、どんどんはまっていく不思議な短編集 面白いと思ったものもあったけれど、ミステリベストテンたちの評価ほどの感銘は受けなかった。 自分の感覚とはあわないのかも知れないけれど、全部読んでしまったところがちょっとミステリかな。 ☆闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第2位 ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第4位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2…

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限りなき夏/クリストファー・プリースト/国書刊行会(2008.5.15発行)

闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第5位 クリストファー・プリーストの日本オリジナルの短編8篇の作品集 <収録作品> 「限りなき夏」 「青ざめた逍遙」 「逃走」 「リアルタイム・ワールド」 「赤道の時」 「火葬」 「奇跡の石塚」 「ディスチャージ」 作者は”日本版への序文”のなかで、各作品の解説をつけています。SFものを読むには、わかりやすくて良い試みだと思いました。 例えば…