海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ラブ(ロマンス)サスペンス 」 一覧

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バラの絆は遙かなる荒野に(上)(下)/ジュリー・ガーウッド/ヴィレジブックス(2009.8.10発行)

テレビドラマ水戸黄門のように安心して読めるヒストリカル・ロマンス 舞台は西部開拓 …

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乾杯は緋色のワインで/エリカ・スピンドラー/ヴィレッジブックス(2011.3.19発行)

カリファルニアワインの産地サンフランシスコから車で一時間北にある谷間の町ソノマが …

探偵モデル・マケーデ2 魔性

探偵モデル・マケーデ2 魔性/タラ・モス/ヴィレッジブックス(2011.2.19発行)

世界一美しい推理小説家が描く冒険アクション 元警視の父を持つモデルのマケーデ・ヴ …

探偵モデル・マケーデ 偏愛

探偵モデル・マケーデ 偏愛/タラ・モス/ヴィレッジブックス(2010.3.20発行)

物語のプロローグは、「女は、ピンヒールを履いている—」という書き出し …

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この邪悪な街にも夜明けが イブ&ローク22/J・D・ロブ/ヴィレッジブックス(2009.12.19発行)

舞台は2059年11月のニューヨーク プロローグは「死は少女にほほえみかけ、頬に軽くキスした。」という一文で始まる。 人気のイブ&ローク シリーズ第22弾 ロマンス小説の人気作家が書くだけにラブシーンも素敵ですが、ただひたすらに被害者を守り、正義を追い続けるイブをいつの間にか応援していました。 2009年12月19日ヴィレッジブックスより発行   ※アメリカで発行されたもので日本では発行されてい…

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ボディガード/スーザン・ブロックマン/ヴィレッジブックス(2009.7.18発行)

ロマンス小説の人気作家が送るロマンチック・サスペンス 物語は主人公のFBI捜査官ハリー・オデールがスーパーマーケットの強盗を取り押さえるビデオをパートナーがあきれて見ているところから始まる。 もう一人の主人公は27歳の美貌の女性アレッサンドラ・ラモント。夫と協議離婚し家と3台の車を手に入れたが—- 登場人物が少なく、わかりやすく、単純明快で面白かった。 「RITA賞※に輝く」と本の裏表紙にあり…

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遺された庭の秘密(上)(下)/バーバラ・デリンスキー/扶桑社ロマンス(2006.12.30発行)

親と子の愛情を綴ったミステリ 涙なしには読めないけれど、心が温まるストリー 物語はケイシーが著名な心理学者コニー・アンガーの追悼式に出たところから始まる。誰も知らないはずだが、彼はケイシーの父親だった。式場で弁護士が彼女に声をかけた— 本文から抜粋 「両親は子供に対して驚くべき力を持っているのだ。子供たちがどれだけ成長しようと、どれだけ離れたところに住んでいようとそれは変わらない。子供たちはそ…

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切り刻まれた暗闇(上)(下)/アリスン・ブレナン/ゴマ文庫(2009.5.15発行)

全米100万部元FBIアカデミーの女性3人をヒロインにした3部作「ザ・プレイ」「ザ・ハント」「ザ・キル」のアリスン・ブレナン(戦慄のサスペンスとラブロマンスの名手)の最新3部作プリズンブレイク・シリーズ第1弾 物語は被告人席に座り、自らを弁護する企業の法廷弁護士セオドア・グレンが陪審員たちを見つめているところから始まる。 究極のストーカーにねらわれとき、あなたならどうしますか。 デビュー作の3部作…

復讐の輪舞

復讐の輪舞/シルヴィア・デイ/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

476ページの作品のうち253ページまで読みましたが、事件は全く起らずエロチックな描写ばかりです。 電車の中で読んでいたら隣の人が覗き込んで読んでいました。 訳者あとがきでは、「サスペンスあり、アクションあり、官能シーンありの—ヒストリカル・ロマンス」と紹介しています。 こんな屈折した女性がいるとは思えず、女性が書いた小説とは思われないのですが、エロチックな気分に浸りたい方にお勧めします。 最…

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フォーチュンクッキーに想いをのせて/シャノン・アンダーソン/ヴィレッジブックス(2009.3.12発行)

「ロマンチック・サスペンスの人気作家シャノン・マッケナが別名義で贈るキュートなロマンス」と訳者あとがきにあります。 物語は、アクセサリーデザイナーのエマ・ダンビーが大雨の中、タイヤがぬかるみにはまりこんで動けなくなったところから始まります。 連休中にロマンチックになりたい人に 2009年3月12日ヴィレッジブックスより発行 …

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炎の壁の彼方から(上)(下)/ノーラ・ロバーツ/扶桑社ロマンス(2008.7.30発行)

主人公は放火捜査班の刑事カタリーナ・(リーナ)・ヘイル サスペンスとロマンスと彼女を見守るイタリア系大家族との心暖まる絆とを楽しむことができます。 はらはらドキドキしながら、あっという間に読み切ってしまいました。 2008年7月30日扶桑社ロマンスより発行 …

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幸運の指輪は時を超えて/チェリー・アデア/ランダムハウス講談社(2008.6.10発行)

T-FLAC エッジ家の呪い? 3部作の第1弾(?) ヒロインはノーベル賞を受賞した天才科学者イーデル・カーセル 人口知能ロボットを作り出したことから—– ヒーローは、テレポート(瞬間移動)の力を持ち、透明になったり、動物に変身できる能力を持つ超能力者のガブリエル・エッジ 注目度ナンバーワンのロマンス作家が送る空想科学ロマンス小説 ロマンスに最重点が置かれています。 電車の中では読めない内容…

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翼のある子供たち/ジェイムズ・パターソン/ランダムハウス講談社(2005.11.11発行)

多彩な才能を持つジェイムズ・パターソンが贈るSF的サスペンス はらはらどきどきしながら、あっという間に読み切ってしまいました。 訳者は「大人のためのメルヘン」と紹介しています。 1998年アメリカで発売されるや、ニューヨーク・タイムズのベストセラー・リスト1位にランク 「子供たちが夢中になって読みました」と言われたそうです。 本書の続編「翼ある者のさだめ」(2005年4月アメリカで刊行)もすでに発…

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遺伝子捜査官アレックス 殺意の連鎖/ローリー・アンドリューズ/ハヤカワ・ミステリ(2008.5.25発行)

主人公は、軍人の父と反戦活動家の母をもち、医師の資格を持つ遺伝学者アレクサンドラ・ブレーク 彼女の廻りを個性的で魅力的な脇役たちが固めます。 海軍基地の周辺で女性が惨殺される連続殺人事件の捜査に借り出されたアレックスは— ミステリとしては、説得性にいまいちかけるところがあるけれど、次作も読んでみたいと思います。 原題は「SEQUENCE」 ※数列 ここではアミノ酸配列分析・遺伝子分析の意かな …

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闇に浮かぶ牛 ミネアポリス警察署殺人課シリーズ/P.J.トレイシー/集英社文庫(2008.5.25発行)

『天使が震える夜明け』『沈黙の虫たち 』に続くミネアポリス警察署殺人課シリーズ待望の第3作 原題は「DEAD RUN」 このシリーズは、副題とは異なりコンピューター・ソフト開発グループ<モンキーレンチ>のメンバーたちが主役ですね。 今回の舞台は、ウィスコンシン州北部の無線も携帯電話もつながらない森林地帯の僻地です。 母と娘のチームの作家が送る、女性たちが大活躍する超娯楽小説を、あなたもお楽しみ下さ…