海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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切り刻まれた暗闇(上)(下)/アリスン・ブレナン/ゴマ文庫(2009.5.15発行)

   

全米100万部元FBIアカデミーの女性3人をヒロインにした3部作「ザ・プレイ」「ザ・ハント」「ザ・キル」のアリスン・ブレナン(戦慄のサスペンスとラブロマンスの名手)の最新3部作プリズンブレイク・シリーズ第1弾
物語は被告人席に座り、自らを弁護する企業の法廷弁護士セオドア・グレンが陪審員たちを見つめているところから始まる。
究極のストーカーにねらわれとき、あなたならどうしますか。
デビュー作の3部作よりずっと納得のいくサスペンスの内容になっています。
ただ、翻訳者が上巻と下巻で異なり(同時に2人に訳させたのでしょうか)翻訳もひどい。(他の方の指摘でずっと分からなかった「あなたのページャ”pager”を呼び出した」の意味がわかりました)
解説も全く付いてないので、これがまた3部作なのか分からない人も多いと思います。
出版社さま、もう少しお金をかけてください。
原題は「Killing Fear 」
2009年5月15日ゴマ文庫より発行


ちなみにpagerはポケットベルのことです。
「あなたのページャを呼び出した」という翻訳本文は、なんと評価したらいいのでしょうか。

 - FBI捜査官もの, ラブ(ロマンス)サスペンス, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆