海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ノンフィクションもの 」 一覧

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無実(上)(下)/ジョン・グリシャム/ゴマ文庫(2008.3.15発行)

全米べストセラー作品 1982年オクラホマの小さな町で起こったウエイトレス強姦殺人事件の冤罪事件をとりあげたジョン・グリシャム初のノンフィクション グリシャムは今後フィクションの世界に専念することを表明したそうです。 あれだけのヒット作『評決のとき』『ザファーム』『ペリカン文書』等を世に生み出した作家の苦悩からノンフィクションの世界を覗いてみたのでしょうか。パトリシア・コーンウェルも同じことをして…

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真相(上)(下)―“切り裂きジャック”は誰なのか?/パトリシア・コーンウェル/講談社文庫(2005.6.15発行)

「検視官」シリーズのパトリシア・コーンウェルの新たな分野 本書は2003年1月に刊行された単行本「切り裂きジャック」を改題し、上下巻に分冊、2005年6月15日に文庫として発行されたものです。 切り裂きジャック事件の真相に現在の科学が挑む形を取っています。訴訟社会のアメリカで実名で犯人を指名したその勇気にびっくりしますが(最も子孫が誰も残っていない)、その科学的根拠を示していきます。 ミステリー…