秋の城に死す(上)(下)/モンス・カッレントフト/創元推理文庫(2015.12.25発行)
リンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリン・フォシュの四季シリーズ第3作
舞台はスウェーデンの首都ストックホルムから約2百キロ南西にある静かな地方都市リンショーピン
長年にわたりフォーゲルシュー伯爵家が所有していたスコーグソー城。それを買い取った弁護士ピエテションが殺害された。被害者は幼い頃からこの土地で育ち、貧しい出自にもかかわらず評判の天才児だったらしい。警察の捜査線上に浮かんだのは—
殺害された人の霊も登場しこちらの話が好きな人にとってもなかなか読み応えある作品です。
スウェーデンでは既にシリーズ第9作まで発売されています。
世界的べストセラーです。次作の一日も早い翻訳を心から待っています。
<女性刑事モーリン・フォシュの警察仲間>
相棒のザカリアス・マティンソン:息子はアイスホッケーの選手で大金を稼いでいる。モーリンを心から信頼している。
ポリエ・スヴェード:ガン末期の妻の看護のため休職中。
ヨハン・ヤコブソン:二人の子供がおり、妻の実家に行くよりは捜査のほうが好き。
ヴァルデマー・イエケンベリー:優秀だか捜査に暴力を使うことを躊躇しない。
スヴェン・シェーマン警視:モーリンを支える上司
カリム・アクバール署長:妻に出ていかれたが、警察の仕事が好きな署長さん。
この仲間たちがどうなっていくのか、一時も目を離せません。
2015年12月25日創元推理文庫より発行
<リンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリン・フォシュの四季シリーズ>
第1作 『冬の生贄』
第2作 『天使の死んだ夏』
第3作 『秋の城に死す』
第4作 仮題(春の死体)
第5作 仮題(第5の季節)
この後、四大元素の水・風・土・火をテーマにしたシリーズ(水の天使)(風の魂)(土の嵐)(火を追う者たち 2015.10.19)が刊行されている。
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スウェーデン・リンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリン・フォシュのシリーズ, 女性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆