海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 18世紀のパリ ニコラ・ル・フロック警視シリーズ 」 一覧

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ロワイヤル通りの悪魔憑き/ジャン・フランソワ・パロ/ランダムハウス講談社(2010.2.10発行)

『ニコラ・ル・フロック警視の事件』シリーズの第3作 1770年王太子とマリー・アントワネットの成婚を祝う花火大会。その主催者のパリ商務奉行は、無能で虚栄心が強い頑固者。 安全対策に強い疑問を持ったニコラだったが—– シリーズ8巻までを発表  フランス国営テレビが本格的歴史ドラマとして放映、圧倒的な人気を博した。日本でもAXNミステリが第2篇までを4回に分けて紹介 2010年2月10日ランダム…

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鉛を呑まされた男/ジャン・フランソワ・パロ/ランダムハウス講談社(2009.8.10発行)

『ニコラ・ル・フロック警視の事件』シリーズの第2作 舞台は1761年(18世紀)のルイ15世治下のフランス・パリ 新作オペラをルイ15世の王女アデライードが観劇する特別興行の客席の監視を命じられたニコルは—- 18世紀のヨーロッパでは自殺は大罪で、市内を引き回し財産まで没収するとのこと。自殺を禁止する宗教とも相まって現在でも自殺が少ないのですね。 なお、一人の人間をいろいろな名前で表現していて…

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ブラン・マントー通りの謎/ジャン・フランソワ・パロ/ランダムハウス講談社(2008.11.10発行)

舞台は1761年(18世紀)のルイ15世治下のフランス・パリ ブルターニュ地方からパリにやってきたひとりの青年ニコラ パリ警視総監から見習い警視としての地位を与えられます。 『ニコラ・ル・フロック警視の事件』シリーズの第1作(2001年発表) ミステリとしてあっという間に読み切ってしまいましたが、18世紀フランスの料理・風俗や暮らしむきもとても興味深く読んでいけます。 フランス料理が好きな人も是非…