海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 2008海外ミステリ 」 一覧

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闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ

闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ ミステリチャンネルで2008.12.19放映 第1位 『The Road』/コーマック・マッカーシー/早川書房               第2位 『20世紀の幽霊たち』/ジョー・ヒル/小学館文庫 第3位 『チャイルド44(上)(下)』/トム・ロブ スミス/新潮文庫 第4位 『カニバリストの告白』/デヴィッド・マドセン/角川グループパ…

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20世紀の幽霊たち/ジョー・ヒル/小学館文庫(2008.9.10発行)

読んでいくうちに、どんどんはまっていく不思議な短編集 面白いと思ったものもあったけれど、ミステリベストテンたちの評価ほどの感銘は受けなかった。 自分の感覚とはあわないのかも知れないけれど、全部読んでしまったところがちょっとミステリかな。 ☆闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第2位 ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第4位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2…

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限りなき夏/クリストファー・プリースト/国書刊行会(2008.5.15発行)

闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第5位 クリストファー・プリーストの日本オリジナルの短編8篇の作品集 <収録作品> 「限りなき夏」 「青ざめた逍遙」 「逃走」 「リアルタイム・ワールド」 「赤道の時」 「火葬」 「奇跡の石塚」 「ディスチャージ」 作者は”日本版への序文”のなかで、各作品の解説をつけています。SFものを読むには、わかりやすくて良い試みだと思いました。 例えば…

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ザ・ロード/コーマック・マッカーシー/早川書房(2008.6.25発行)

2007年度ピュリッツァー賞受賞 170万部を超える全米ベストセラー 映画化も決定 ピュリッツァー賞受賞から分かるようにミステリではなく、素晴らしい本格小説で、一気に読み切ってしまいました。 夢のなかにまでこの本が出てきました。是非お読み下さい。 訳者あとがきで 「主流派小説とSF小説のジャンルを横断した作品」 「幼い我が子が生きていく未来の世界を案じ、最悪の事態を想像しつつ希望の種を探して息子に…

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チャイルド44(上)(下)/トム・ロブ スミス/新潮文庫(2008.9.1発行)

物語は1933年スターリン統治下のウクライナの寒村で2人の幼い兄弟が食料として猫を捕まえるために森に入っていくところからはじまる。 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社 輝く!! 第1位 2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位 ミス…

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極限捜査/オレン・スタインハウアー/文春文庫(2008.10.10発行)

☆闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第8位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第14位 第2次世界大戦から共産圏の崩壊までを描く全5部作<ヤルタ・ブールヴァード>シリーズの第2弾 今度の主人公は民警殺人課捜査官フェレンク・コリエザール シリーズ第1作は『嘆きの橋』 元美術館町はガス中毒の症状で自殺と見られる状態で発見されたが、彼は酷く殴られ…