海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ローマ市警の刑事ニック・コスタ シリーズ 」 一覧

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聖なる比率(上)(下)デヴィッド・ヒューソン/武田ランダムハウスジャパン(2008.10.10発行)

ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第3作 大雪に見舞われたローマのパンテオンで、背中に不可解な紋様が刻まれた女性の全裸死体が発見された—- 事件の究明にひた走る仲間たち 上司のレオ・ファルコーネは上層部からの捜査に関する圧力を無視する パートナーのジャンニ・ペローニは心を病んだ戦争孤児の少女に限りない優しさを与え、事件背景を隠すFBI捜査官の顔にハンバーカーを押しつける 病理学者のテレサ…

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蜥蜴の牙(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/武田ランダムハウスジャパン(2010.6.10発行)

ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第4作 薪とガスという昔ながらの方法で父から伝えられた秘伝の技術でガラスを作るアルカンジェロ家のガラス職人ウリエル その日、炉の状態がいつもと違うことに気がついた—- ローマからヴェネツィアに飛ばされたニックとその仲間たちが、事件の背後にいる黒幕にすべてを投げ打って正義の戦いを挑みます。 彼らを応援して読むほうも力が入ってしまいました。勝利するのはいった…

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死者の季節(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/ランダムハウス講談社(2006.10.1発行)

主人公は男性・若くて、楽天的で、世間知らずで、しかもベジタリアンの刑事 ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第1作  イタリア・ローマとヴァチカンを舞台に描く警察ミステリです。 ベストセラー『ダ・ヴィンチ・コード』と設定がやや似ているため、いらぬ詮索もあったようですが、両者の出版時期はわずか3日しかずれていません。 ヴァチカン図書館の閲覧室で写本を研究している女性の元に男がやってきた。銃を片…

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生贄たちの狂宴(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/ランダムハウス講談社(2007.4.1発行)

また、必読の刑事ものシリーズができてしまいました。 イギリスの作家がイタリア・ローマを舞台に描く警察小説です。 ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第2作  主人公以上に活躍する病理学者のテレサ・ルポ、ニックのパートナージャンニ・ペローニ、ニックの上司レオ・ファルコーネ警部 彼らからも目が離せません。 アメリカの観光客が金属探知機を使って盗掘を行い、古代の胸像を掘り当てたとおもった——…