もうひとりのタイピスト/スーザン・リンデル/東京創元社(2015.10.16発行)
☆ロサンゼルス公立図書館が選ぶ最優秀フィクション
☆書評誌“カーカス・レビュー”年間ベスト・ブックス(2013)
1924年、ニューヨークの警察署で供述書を作成するタイピストとして働くローズの前に現れた、美しい黒髪を煌めかせ最新流行の高級な服に身を包んだ、新人タイピストのオダリー。孤児であり修道院で育てられたローズは華やかで洗練されたオダリーに魅了され心酔するが—
人の心を操るすべを熟知している美しい彼女オダリーはいったい何者なのか。
面白い設定なのですが、この結末にはAmazonのレビューの方が「「彼女」の犯罪を成立させるのにはプロットが雑、というか乱暴ではないでしょうか。」といっていますが全く賛成です。というか全く無理です。誰もが納得できるような内容になっていないのでとても残念に思います。
2015年10月16日東京創元社より発行 原題は「THE OTHER TYPIST」(2013)
<作家紹介 スーザン・リンデル>
アメリカ・カルフォルニア州生まれ
2006年テキサスの大学院入学。
2010年著作権を扱うエージェンシーで働きながら本書を書き上げる。本書がデビュー作。
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ノワールもの, 評価: ☆☆☆