海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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七人目の陪審員/フランシス・ディドロ/論創社(2015.1.15発行)

   


フランス・ミステリの古典(1958年作)の作品。フランスでは1964年に映画化された。その後も都合三度も映像化された人気作品。

陪審員が題名にあるのですが、決して法廷ミステリではありません。

かといってノワールものとも言いにくいし、分類に困るミステリです。

主人公は薬局を営むグレゴワール・デュバル。

この人の独壇場です。

こんなミステリもあるのかなというのが感想です。

2015年1月15日論創社より発行
<作家紹介 フランシス・ディドロ>
1902‐1985。本名ロジェ・フランシス・ディドロ。マダガスカル、タマタブ生まれ。
パリの大学で法律を学ぶ。その後、ラジオ、テレビ、映画の仕事に関わり、脚本を執筆し始める。
1934年にLe Drame de Saint‐L´egerを刊行
月あかりの殺人者』 L’Assassin au clair de lune (1949)
☆パリ警視庁賞受賞

 - 評価: ☆☆☆