海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

「 冒険アクションもの 」 一覧

エンジェルメイカー

エンジェルメイカー/ニック・ハーカウェイ/ハヤカワポケットミステリ(2015.6.15発行)

☆このミステリーがすごい!2016年版(2015年)ベスト20宝島社 第4位 ☆ …

ブラック・リスト-極秘抹殺指令- ブラッド・ソー

ブラック・リスト-極秘抹殺指令-(上)(下)/ブラッド・ソー/SB文庫(2014.3.25発行)

ドラマ「ブラックリスト」とは違います。痛快なスパイアクション。 『米ベストセラー …

三銃士の息子

三銃士の息子/カミ/ハヤカワポケットミステリ文庫(2014.4.10発行)

痛快なユーモア冒険歴史小説 主人公は三銃士の息子 なんと三銃士のそれぞれのいいと …

THE 500

THE 500 (ザ・ファイヴ・ハンドレッド) /マシュー・クワーク/ハヤカワ書房(2012.7.15発行)

主人公は、戦略コンサルティング会社の頂点に君臨するディヴィス・グループの新入社員 …

サトリ

サトリ(上)(下)/ドン・ウィンズロウ/早川書房(2011.3.25発行)

孤高の暗殺者ニコライ・ヘル(上海で生まれ日本で育ったロシア人)を主人公にしたトレ …

no image

天使の護衛/ロバート・クレイス/武田ランダムハウスジャパン(2011.8.10発行)

☆2008年バリー賞最優秀サスペンス賞受賞作品 ☆2008年アンソニー賞最優秀長 …

no image

硝子の暗殺者/ジョー・ゴアズ/扶桑社ミステリー(2011.6.10発行)

これは本当に面白い。 映画化したらどんなに面白いか、わくわくしてしまう。 物語は …

no image

流刑の街/チャック・ホーガン/ヴィレジブックス(2011.1.20発行)

人はどう生きるべきかを問われるミステリ 主人公は特殊部隊にいたイラク帰還兵のメイ …

no image

欺瞞の法則(上)(下)/クリストファー・ライク /講談社文庫(2011.2.15発行)

主人公は国境なき医師団の若き外科医ジョナサン・ランサム 妻のエマと二人でスイスア …

no image

ショパンの手稿譜/ジュフリー・ディーヴァー外14名/ヴィレッジブックス(2010.12.20発行)

15人の作家が繰り広げるリレー小説・冒険アクションミステリ 主人公は元軍人で退役 …

no image

脱出山脈/トマス・W・ヤング/ハヤカワ文庫(2011.1.15発行)

著者あとがきで「アフガニスタンの上空を飛行したとき、最も恐怖を覚えてのは撃墜されて死ぬことではなかった。それは撃墜されて、死なずにいることだった」と書いています。 アフガニスタンの反政府軍支配下の高山地帯から脱出行。 一気に読めましたが、冷静に考えると全く納得のいかないことばかり。 無線機を使用して敵に所在を知られ襲撃を受ける過ちを2回も繰り返す。 空軍の少佐が地上戦の経験がないことをさんざん指摘…

no image

ノン・ストップ!/サイモン・カーニック/文春文庫(2010.6.10発行)

☆2007年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀サスペンス賞(BEST THRILLER)ノミネート作品 IT企業の営業のトム・メロンが土曜日の午後3時に電話の受話器を取ったとき、聞こえたのは4年近くも口をきいていない親友の声だった—- ノン・ストップサスペンスの生みの親サイモン・カーニックの第5作 本当に息をつく暇もありません。 ドラマ『24』を思い出しました。 本書あとがきは…

no image

回帰者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2010.8.12発行)

約2年の月日を経てやっと、ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第6作(番外編を入れると第7作)がでました。 グルジアの小さな町コブレチでアリーナとひっそりと暮らしていたアティ カスの平和な時間は、愛犬ミアタが何かに反応していると目覚めたときに終わった—- 『逸脱者』の後半部分・『哀国者』本書で3部作が完成 必ず『逸脱者』からお読みください。出来れば第1作『守護者』か…

no image

天使は振り返る(上)(下)/グレッグ・アイルズ/講談社文庫(2010.8.12発行)

待ちに待ったグレッグ・アイルズの作品が約2年の歳月を経て、やっと手の中にあります。 そのプロローグは衝撃的です。 町の誇りと讃えられていた17歳の美しい少女が流れに浮かび、ミシシッピ川へと流れていった—- 主人公は検事出身で43歳の作家ペン・ケージ  『沈黙のゲーム』から7年 シリーズ第2作 法廷ミステリではありません。ハードボイルドな冒険アクション小説です。 読み終わった後にあなたには何が残…

no image

暗闇の岬/メグ・ガーディナー/集英社文庫(2010.8.25発行)

主人公は女性弁護士でSF作家のエヴァン・ディレニーとボーイフレンドで車椅子の弁護士ジェシー・ブラックバーンのシリーズ第3作 今回は向こう見ずなアクションよりも、愛する二人の心の葛藤を描くことに重点があります。 心に沁みる内容になっているのですが、痛快といえないのは、不快な人物を登場させすぎたから。もう少し不快な人物の数を絞ったらよかったのに。 不快な人物が多くてイライラして、エヴァン・ディレニーの…