エンジェルメイカー/ニック・ハーカウェイ/ハヤカワポケットミステリ(2015.6.15発行)
☆このミステリーがすごい!2016年版(2015年)ベスト20宝島社 第4位
☆ミステリが読みたい! (早川書房)2016年版 第6位
☆2015年週刊文春ミステリーベスト10 (海外) 第6位
ページ数717ページでハヤカワポケットミステリが現在の装幀になってから最長の一冊だそうです。
主人公は大物ギャングの息子として生まれたジョシュア・ジョゼフ・スパーク。時計じかけを専門とする機械職人。友人から依頼され精密な金属加工がなされた機械を修理してから、その機械をめぐる騒動にまきこまれていく。
修理を依頼した客の老婦人は、引退したシークレット・エージェントで90歳のイーディー・バニスター。
この2人と謎の機械を巡ってロンドンを舞台とした大冒険小説が始まります。
「エンターテイメント・ミステリ」と出版社は紹介。全く自由な発想でかかれた爽快な小説です。こんなに厚くとも一気に読み切ってしまいました。
ミステリよりはSFもの分野にはいる作品です。
人類と科学への警鐘も鋭く心に残ります。
2015年6月15日早川書房より発行 原題は「ANGEL MAKER(2012)」
<作家紹介 ニック・ハーカウェイ>
1972年イギリス生まれ
2008年『世界が終わってしまったあとの世界で』でデビュー 本書は長篇第2作
関連
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2015年, 2016年版(2015年), 2016年版(早川書房), 「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの, 冒険アクションもの