「 2005年 」 一覧
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ファージング I 英雄たちの朝/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.6.11発行)
2011/01/22 2005年, 2010国内外ミステリ, 2010年, 2010年文庫, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆
☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第10位 ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位 これだけの評価を受けたミステリだけ…
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2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)
2005年週刊文春ミステリベスト10(海外) ※なお、各書の書評は読んだ順に続きます。 第1位 暗く聖なる夜 /マイクル・コナリー/ 講談社文庫 第2位 クライム・マシン/ ジャック・リッチー/ 晶文社 第3位 輝く断片/シオドア・スタージョン/ 河出書房新社 第4位 サルバドールの復活/ ジェレミ?・ドロンフィ?ルド/ 創元推理文庫 第5位 獣たちの庭園 /ジェフリー…
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ジーヴズの事件簿/P.G.ウッドハウス/文藝春秋(2005.5.30発行)
2008/03/24 2005年, 2006年版 (2005年), ユーモア・ミステリ, 短編集もの, 評価: ☆☆☆☆☆
2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位 思わずほほえんだり、大声でげらげら笑ってしまう面白さ これってでもミステリなのかな 楽しいものを読みたい方にお薦めします。 P.G.ウッドハウス(1881?1975) 全世界で百年以上も読まれ続けるイギリスの巨匠 60年以上にわたってジーヴズ(従僕)とウースター(若主人)を主人公とした作品を書き続けた。 本書はより抜きの12編に加え特別収録作品1…
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クライム・マシン/ジャック リッチー/晶文社ミステリ(2005.9.30発行)
2006/04/18 2005年, 2006年版 (2005年), 短編集もの, 評価: ☆☆☆
2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 解説の中に「リッチーは可能なかぎりシンプルに書くことにこだわった作家だった。無駄な言葉や描写を徹底的にそぎ落とすこと」と彼の作風が紹介されています。 ジャック・リッチー(1922-1983) はアメリカの作家 で、短篇ミステリーのスペシャリスト 全て殺人が絡む傑作17篇を収録したオリジナル傑作集 気軽に読める作品と真剣に読まないとわかりにくい作品…
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カリフォルニア・ガール/T・ジェファーソン・パーカー/ハヤカワ・ノヴェルズ(2005.10.15発行)
2006/03/12 2005年, 2006年版 (2005年), 評価: ☆☆☆☆
2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第11位 『サイレント・ジョー』に続き二度目のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞 ミステリーであるとともに家族の成長の小説でもあります。 このミステリーがすごい!2006年度版(2005年)宝島社でも第7位 2005年10月15日早川書房より発行 …
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輝く断片/シオドア・スタージョン/奇想コレクションシリーズ 河出書房新社
2006/02/02 2005年, 2005海外ミステリ, 2006年版 (2005年), 短編集もの, 評価: ☆☆☆☆
闘うベストテン2005(ミステリチャンネル)海外ミステリ第2位 シオドア・スタージョンのSF色の弱い作品を中心に組まれた短編集 シオドア・スタージョンは1918年ニューヨーク生まれ SF・幻想作家 アメリカ文学史上最高の短編作家とも言われている。 短編集は敬遠される方も一度手にしてみてください。高い評価がうなずけると思います。 2005年週刊文春ミステリベストテンでも第3位 このミステリーがすごい…
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サルバドールの復活〈上〉〈下〉/ジェレミー・ドロンフィールド /創元推理文庫(2005.10.14発行)
2006/01/31 2005年, 2005海外ミステリ, 評価: ☆☆
闘うベストテン2005(ミステリチャンネル)海外ミステリ第1位 どうしてこんなにわかりにくく書くのでしょうか。私には理解できません。メモをとって読まないことには、わからなくなってしまいます。 ミステリーとして十分楽しめる作品なのに、ここまでわかりにくいと放り出したくなります。場面の切り替えごとに小見出しをつけて、時代と場所が書いてあればどんなにか良かったでしょうか。 ミステリーの愛読者たちがすべて…
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最後の一壜/スタンリイ エリン/ハヤカワ・ポケット・ミステリ
2006/01/21 2005年, 2006年版 (2005年), 短編集もの, 評価: ☆☆☆☆
2005年週刊文春ミステリベストテン第9位 スタンリィ・エリン(1916年ニューヨーク生まれ1986年没)の短編集 ミステリーの短編集を通勤電車の中で読んで見たい方には、うってつけの名作集です。 時代を感じさせません。 あなたはどの短編がおきに召すでしょうか。私は表題の作品が最も気に入りました。 このミステリーがすごい!2006年度版(2005年)宝島社でも第10位 収録作品 「エゼキエレ・コーエ…
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デセプション・ポイント 上 下/ダン・ブラウン/角川書店
2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第7位 『天使と悪魔』と『ダヴィンチコード』との間に書かれたノン・シリーズの作品 題名の「デセッション・ポイント」は訳者あとがきの中で「あえて訳せば“欺瞞の極点”」とのことです。 『ダヴィンチコード』もそうだったようにわかりやすくて、面白いミステリーです。公立図書館のリクエスト待ちが出てしまっている本です。あっという間に読み切ってしまいます。 2005年…
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蜘蛛の巣のなかへ/トマス・H・クック/文春文庫(2005.9.10発行)
☆2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第10位 夏を越せない父を看取るため、20数年ぶりにふるさとに帰ってきた主人公のロイ。 父と息子の物語 事件の真相を知りたくて、これほど先を読みたくなる物語もありません。 作家の実力を痛感します。 2005年9月10日文春文庫より発行 筆者紹介:トマス・H・クックは、 「緋色の記憶」で1997年度エドガー賞受賞の実力派。 アラバマ生まれ。ニューヨーク在…
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暗く聖なる夜 (上) (下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2005.9.15発行)
2005/10/02 2005年, 2006年版 (2005年), ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ , 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆
2005週刊文春ミステリベスト10(海外)第1位に輝く!!!! 本書はハリー ボッシュシリーズ第9作(2003年) マイクル・コナリーは、1956年アメリカ・フィラデルフィア生まれ。ジャーナリストとして働く。彼が手がけた記事が、ピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンゼルス・タイムズ紙に引き抜かれる。 「当代最高のハードボイルド」といわれるハリー・ボッシュ・シリーズは二転三転する巧緻なプロットで…
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獣たちの庭園/ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫
2005/09/25 2005年, 2006年版 (2005年), 歴史ミステリもの, 評価: ☆☆☆☆
2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第5位 文庫本の裏表紙に『「どんでん返し職人」ディーヴァーが初めて挑んだ歴史サスペンス』と紹介されています。 ドイツのナチス台頭時代 ナチス高官の暗殺を命じられたニューヨークの殺し屋 ベルリンオリンピックの選手団とともにドイツに入国します。 ドイツのナチスが台頭してきた時代に人々はどう生きたのか。どうナチスと闘ったのか。 日本にもあったこのような時代の中…
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百番目の男/ジャック・カーリイ/文春文庫(2005.4.10発行)
2005/05/29 2005年, 2005海外ミステリ, 2006年版 (2005年), モビール市警察本部刑事カーソン・ライダー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆
本書の映画化権は既に売れているとのこと。 面白い!!!!どこかのミステリー評価でランクインするかも。 警察内部でことごとくカーソンと対立するのは、「現場の警官のようにふるまう運営畑17年の人間」の出世だけを考えている警部。 ここまでいくと、笑って読める。こんなやつが現実社会によくいるから書くのだろうけど、出来れば登場させなくてよいのに。 主人公・刑事カーソン・ライダーのシリーズ第2弾は近々アメリカ…