愚者たちの棺/コリン・ワトソン/創元推理文庫(2016.3.11発行)
イングランド東部の小さな港町フラックスボロー(架空の町)の顔役だったキャロブリート氏のつましい葬儀から七ヶ月後。今度は参列者のひとり、新聞社社主のグウィルが感電死する。真冬に送電鉄塔の下で発見された遺体には不可解な点がいくつもあった—
地元警察で頭の回転がすこぶる遅く頼りない署長チャブの下で働くパーブライト警部のシリーズ第1作。
第12作まであるそうです。
1958年に書かれた英国の古典ミステリですが、時代を感じることなく掛け値無しに面白かった。
2016年3月11日創元推理文庫より発行 原題は「COFFIN SCARCELY USED」(1958)
<作家紹介 コリン・ワトソン>
1920年イギリスのサリー州生まれ。
1958年本書でデビュー。1983年没。
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男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆