海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 コージー・ミステリもの 」 一覧

消えたメイドと空き家の死体

消えたメイドと空き家の死体 (家政婦は名探偵)/エミリー・ブライトウェル/創元推理文庫(2015.9.11発行)

「家政婦ジェフリーズ夫人と使用人探偵団」シリーズ第2作(2015年現在では33作 …

家政婦は名探偵

家政婦は名探偵/エミリー・ブライトウェル/創元推理文庫(2015.5.15発行)

舞台はヴィクトリア朝ロンドン(1837年から1901年の期間) 「家政婦ジェフリ …

さよなら、シリアルキラー バリー・ライガ

さよなら、シリアルキラー/バリー・ライガ/創元推理文庫(2015.5.15発行)

☆2015年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第16位 主人公は17歳の …

エリザベス王女の家庭教師

エリザベス王女の家庭教師/スーザン・イーリア・マクニール/創元推理文庫(2014.3.20発行)

☆2013年マカヴィティ賞(Sue Feder Historical Memor …

フラテイの暗号

フラテイの暗号/ヴィクトル・アルナル・インゴウルフソン/創元推理文庫(2013.11.22発行)

☆”ガラスの鑑賞”ノミネート作品 1960年のアイスラン …

容疑者たちの事情

容疑者たちの事情/ジェイニー・ボライソー/創元推理文庫(2004.11.26発行)

イギリス・コーンウォールを舞台にした軽いミステリ。 現在まで(2004年現在)7 …

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アンティーク鑑定士は疑う/エミール・ジェンキンズ/武田ランダムハウスジャパン(2010.12.10発行)

筆者は現役のアンティーク鑑定士 2005年発表の「アンティーク鑑定士は見やぶる」 …

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猫は14の謎をもつ/リリアン・ジャクソン・ブラウン/ハヤカワ・ミステリ文庫(1991.7.15発行)

新聞記者クィラランとシャム猫ココ・シリーズ(29作まで刊行)で人気の小説家が初めて贈る猫好きにはたまらない14の短篇集 20年も前の作品ですが、猫好き特にシャム猫を好きな人にとっては必読のミステリです。 いろいろな猫と暮らしたことがありますが、シャム猫は本当に気高く・賢く聡明でした。 障子を前足二本で開けてしまう。 初めて車に乗ってもまるで動じない。 気に入らない餌は頑として食べない。 そんなかわ…

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黒猫ルーイ、名探偵になる/キャロル・ネルソン・ダグラス/武田ランダムハウスジャパン(旧:ランダムハウス講談社)(2009.10.10発行)

緑目の黒猫探偵ミッドナイト・ルーイと広報担当の素人探偵テンプル・バーの迷コンビのシリーズ第1作 なんと現在20作以上刊行されているそうです。 シリーズが進んでいくと、ミステリとしてもう少し面白くなるのでしょうか。 題名のとおり猫に重点がおかれていれば楽しくてよかったのに。 猫と人との意思の伝達はほとんどなされず、まったくの猫よがりに(?)読むほうは首を傾げるばかり。 勝手につかまって動物保護センタ…

林檎の庭の秘密

林檎の庭の秘密/サラ・アディソン・アレン/ハヤカワ文庫(2010.1.15発行)

心が温まる不思議なファンタジー 上村愛子が4位にとどまったことも、サッカーの岡田監督が解任されないことも忘れられる。 人間は説明できない能力を持っていることは誰にも否定できません。 「田舎町の人間模様をマジック・リアリズム※の香り豊かに描き、口コミから全米ベストセラーになった美しくも繊細な物語」と紹介されています。 シドニーの5歳の娘ベイにもう一度会いたいのですが、2作目・3作目はまた違った家族が…

スリー・パインズ村と運命の女神

スリー・パインズ村と運命の女神 ガマシュ警部シリーズ/ルイーズ・ペニー/ランダムハウス講談社(2009.6.10発行)

主人公のアルマン・ガマシュ警部・補佐役のジャン・ギー・ボーヴォワール警部補・村人で芸術家で鋭い洞察力を持つクララ・モローのシリーズ第2作 ☆2008年アガサ賞(AGATHA AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作品 またまた日本のミステリ・ベストものは、この作者と本作品を無視いたしました。題名からコージー・ミステリもの と判断して読んでさえいないのでしょうか。 アガサ賞を伊達にと…

スリー・パインズ村の不思議な事件

スリー・パインズ村の不思議な事件 ガマシュ警部シリーズ/ルイーズ・ペニー/ランダムハウス講談社(2008.7.10発行)

この作品が日本のミステリベストものにどうして入らなかったのでしょうか。まったく不可思議。まさにミステリ!! めちゃくちゃに面白いのに。 ミステリファンの方、絶対にお勧めの本です!!! コージー・ミステリものと警察小説との融合した作品(?) 舞台となるのは、カナダ・ケベック州の地図にも載っていないような小さな村スリー・パインズ 警察もなく、家に鍵をかける習慣さえない平和な村で事件が起きた。森の中で老…

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ホワイトハウスのペット探偵/キャロル・ネルソン・ダグラス/講談社文庫(2009.4.15発行)

ホワイトハウスのペットが活躍するユニークな14作品の競作短編ミステリ集 最初の短編「マーサのオウム」を読んで、読むのを止めました。全く面白くありません。 こんな作品を没頭に持ってくるのでは、続いて他の作品を読み気になれませんでした。 面白い短編作品があるかもしれませんが、あったらどなたかお知らせください。 信頼する講談社の海外ミステリ部門がこんな本を出版するなんて。 最近はやリ始めているペットが活…

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ねこ捜査官ゴルゴンゾーラとハギス缶の謎/ヘレン&モーナ ・マルグレイ/ヴィレッジブックス(2009.2.20発行)

動物が好きなので期待していたのですが、166ページで挫折しました。 猫好きミステリファンでさえもとても読み続けられません。 166ページまできても、猫のゴルゴンゾーラはほとんど活躍の場はなく、おいしそうなペットフードを食べているだけです。 ミステリの方は、ばかばかしくて読んでいられません。 2009年2月20日ヴィレッジブックスより発行 筆者紹介:英国エディンバラ在住 英語教師から転進  双子の姉…

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ワタリガラスはやかまし屋/クリスティン・ゴフ/創元推理文庫(2009.1.30発行)

バードウォッチャー・ミステリシリーズ第1作(既にアメリカでは第5作まで刊行済み) 2ヶ月前夫の浮気を目撃したクリエィティブ・デザイナーのレイチェル・スタンホープはプレゼンテーションが終わった直後、夫からの婚姻解消の申立書を受け取った。 ひと夏をロッキーマウンテン国立公園に隣接するミリアム叔母の農場で過ごすことにしたことから物語は始まる。 急行から各駅停車に乗り換えるのをあやうく忘れてしまうほど、い…