調教部屋/ポール・フィンチ/ハヤカワ文庫(2015.9.25発行)
イギリス全土で若い女性の不可解な失踪が相次いで起きる。その数は38件にも。いずれの女性もきちんとした仕事を持ち、社会的にも成功しており、家族とも平穏に暮らしていた。
国家犯罪局のマーク・ヘッケンバーグ(ヘック)部長刑事はほぼ単独でこの不可解な事件の捜査に身を投じていた—
この設定だけでもこの警察ものがどんなに読む人をわくわくさせるかわかります。
それに対してこの日本語の題名には本当にがっくりきました。内容と全くあっていないのになぜこのような刺激的な題名を付けたのでしょうか。売るがための戦略が見えてしまいます。でも原題もあまり作品の内容には合っていないかも。
ヘッケンバーグ(ヘック)部長刑事シリーズは既に第5作まで刊行され、第6作も予定されているそうです。
一日も早く次作を翻訳してください。適切な題名の元に。
2015年9月25日ハヤカワ文庫より発行 原題は「Stalkers」(2013)
<作家紹介 ポール・フィンチ>
イングランド・ランカシャー州生まれ。
警官・ジャーナリストを経て作家になる。
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女性刑事(捜査官)もの, 男性刑事(捜査官)もの