刑事マルティン・ベック 煙に消えた男/マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー/角川文庫(2016.3.25発行)
1965年から1年1作10年にわたって発表されてきたスウェーデン警察本庁刑事殺人課犯罪捜査官マルティン・ベックのシリーズ第2作。
警察小説の古典。
日本での新訳では「ロセアンヌ(第1作))」「笑う警官(第4作)」につぐ3作目。 10作品がつながって一つの小説になっているのに、何故原作の順番に発表されかったのでしょうか。
待ちに待った夏休みに入ったばかりの刑事マルティン・ベックにかかってきた一本の電話。「これはきみにしかできない仕事だ。人が消えてしまったのだ」。
上司の命で外務大臣側近に接触したベックは、ハンガリーのブダペストで消息を絶った男の捜索依頼を受ける。かつて防諜活動機関の調査対象となったスウェーデン人ジャーナリスト。手がかりのない中、「鉄のカーテンの向こう側」を訪れたベックの前に—
2016年3月25日角川文庫より発行
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男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆