海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

「 ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ  」 一覧

判決廃棄 リンカーン弁護士

判決破棄 リンカーン弁護士(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2014.11.14発行)

☆2015年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 リンカーン弁護士ミ …

ナイン・ドラゴンズ

ナイン・ドラゴンズ(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2014.3.14発行)

ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 第14作 他の部署の応援のため、 …

no image

死角 オーバールック/マイクル・コナリー/講談社文庫(2010.12.15発行)

ロサンゼルスの展望台。後頭部に二発銃弾を撃ち込まれた男性の死体が発見された— 待ちに待っていたハリー・ボッシュ シリーズ第13作 こんなにがっかりしたのは初めてです。 雑でいい加減な構成 初めから結末がわかってしまうまるで水戸黄門のような物語 同じことの繰り返し 犯人の動機もその後の行動を考えると納得できないし、犯罪証拠別件の処分方法ときたら、まったくずさんであり得ません。 マイクル・コナリー…

no image

エコー・パーク(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2010.4.15発行)

2年半ぶりのハリー・ボッシュ シリーズ第12作 未解決事件班刑事ハリー・ボッシュの心を離れない一つの事件。 それは、1993年22歳のマリー・ゲストが失踪した事件だった。彼女の車は10日後に発見され、彼女の失踪時に着ていた服が助手席にきちんと畳まれて置かれていた。 13年後、事件は急展開を見せる—- どう展開していくか予想のつかない面白さと刑事ハリー・ボッシュの被害者の家族を想い正義を追い求め…

no image

終決者たち(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2007.9.14発行)

2007年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 待ちに待った刑事ハリー・ボッシュ シリーズ第11作 手元にあったのに読むのが待ったいなくてしばらく置いておりました。飾っておりました。 読み終わったときには自然に涙が出てきてしまいました。 ロサンゼルス市警・未解決事件(コールド・ケース)班の刑事に3年ぶりに復帰したボッシュ 相棒はキズミン・ライダー 天敵のアーヴィン・アーヴィングもま…

no image

天使と罪の街(上)(下)/マイクル コナリー /講談社文庫(2006.8.11発行)

2006年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 本書はハリー ボッシュのシリーズ第10作 読み終わってしまったのがとても残念です。ずっと読み続けていたかった。 噂通り12作で終わってしまうのでしょうか。マイクル コナリー様それだけはかんべんしてくださいな。 それにしても、このシリーズには捜査の邪魔をする無能な上司がいろいろ登場してイライラさせるのは 何故なのでしょうか。 2006年8…

no image

シティ・オブ・ボーンズ/マイクル・コナリー/ハヤカワ文庫

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第8作  とにかく面白い!!! 解説文は「これほど早く次を読みたいと思わせる作品も今までになかった」と締めくくっている。全く同感。 丘陵地帯から犬が咥えてきた骨は、少年の骨だった—- 2005年2月15日早川書房より発行 …

no image

夜より暗き闇(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2003.7.15発行)

2003年週刊文春ミステリベスト10(海外)第11位 『シティ・オブ・ボーンズ』のハリー・ボッシュと『わが心臓の痛み』の元FBI心理分析官テリー・マッケイレブが競演(?) 刑事 ハリー ボッシュ シリーズ第7作 兼”テリー・マッケイレブ”シリーズ2作目 2003年7月15日講談社文庫より発行  …

no image

堕天使は地獄へ飛ぶ(エンジェルズ・フライト)/マイクル・コナリー/扶桑社ミステリ(2001.9発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第6作 ロサンゼルス市警を目の敵にし、警察を告訴することを生業としている弁護士が殺害された。 ボッシュはこの事件の担当を命じられる。こともあろうにボッシュの天敵といえる内務監査課の刑事たちと組むことの条件付きで。 事件はどんな展開を見せるのか。是非お読みください。 2001年9月扶桑社より発行「エンジェルズ・フライト」の書名では2006年1月発行 …

no image

トランク・ミュージック〈上〉〈上〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1998・6・30発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第5作 ハリウッド署殺人課に戻ったボッシュは、ひさびさに殺人事件に取り組みます。 ハリウッドボールを真下に望む崖下の空き地に乗り捨てられたロールスロイスのトランクに男の射殺死体が。「トランク・ミュージック」と呼ばれるマフィアの手口だった— 次作もまたどんな展開が待っているのかとても楽しみです。 1998年6月30日扶桑社ミステリーより発行   …

no image

ラスト・コヨーテ〈上〉〈下〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1996.6.30発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第4作 休職処分を受けたボッシュは、そのエネルギーをずっと心に残っていた?30年前以上に起きた自分の母親の殺人事件の?解決に注ぎ込みます。 第4作まで続けて読むと、ハリー ボッシュのことが段々分かって来るという壮大な展開になっています。 1996年6月30日扶桑社ミステリーより発行 …

no image

ブラック・ハート〈上〉〈下〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1995.9.30発行)

ベトナム帰りの刑事ハリー ボッシュ シリーズ第3作 このミステリーがすごい!1996年版(1995年)宝島社第4位 シリーズ第1作で語られた「ドールメイカー殺人事件」が民事訴訟の中で明らかにされていくという展開の手法をとっています。 ボッシュがハリウッド署に左遷されるきっかけとなった4年前の「ドールメイカー殺人事件」の容疑者射殺シーンから物語が始まる— 1995年9月30日扶桑社ミステリーよ…

no image

ブラック・アイス/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1994.5.30発行)

ベトナム帰りの刑事ハリー ボッシュ シリーズ第2作 原題も「THE BLACK ICE」 当時の大統領クリントンも本シリーズに最大級の賛辞を送っていると解説にあります。 まっしぐらに事件の究明に当たる刑事ハリーボッシュ 本書ではハリーの父親が誰か明らかになります。 このシリーズは読み始めたら中毒になりますので、ご注意ください。 1994年5月30日扶桑社ミステリーより発行  …

no image

ナイトホークス〈上〉〈下〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリ(1992.10.30発行)

マイクル コナリーは、1956年生まれ フロリダ大学卒業 本作でMWA最優秀処女長編賞を受賞 ベトナム帰りの刑事ハリー ボッシュ シリーズ第1作 邦題の「ナイトホークス」は夜更かしする人たちの意 原題は「THE BLACK ECHO」 とにかく読んでみてください。あなたもハリーボッシュの虜になります。 1992年10月30日扶桑社ミステリーより発行 …

no image

暗く聖なる夜 (上) (下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2005.9.15発行)

2005週刊文春ミステリベスト10(海外)第1位に輝く!!!! 本書はハリー ボッシュシリーズ第9作(2003年) マイクル・コナリーは、1956年アメリカ・フィラデルフィア生まれ。ジャーナリストとして働く。彼が手がけた記事が、ピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンゼルス・タイムズ紙に引き抜かれる。 「当代最高のハードボイルド」といわれるハリー・ボッシュ・シリーズは二転三転する巧緻なプロットで…