「 2011年版 (2010年) 」 一覧
-
ロードサイド・クロス/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2010.10.30発行)
2011/06/06 2010年, 2011(2010年), 2011年版 (2010年), 評価: ☆☆☆☆☆
キネシクス(観察対象となる人物のボディランゲージや言葉の選択・声の抑揚を分析する …
-
湖は餓えて煙る/ブライアン・グルーリー/ハヤカワミステリ(2010.9.10発行)
2011/04/17 2011年版 (2010年), ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの, 評価: ☆☆☆☆☆
☆2010年MWA賞(MWA AWARDS) 最優秀処女長篇賞(BEST FIR …
-
卵をめぐる祖父の戦争/ディヴィッド・ベニオフ/早川書房(2010.8.10発行)
2011/04/02 2010国内外ミステリ, 2010年, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 評価: ☆☆☆☆☆
☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第1位 ☆この …
-
愛おしい骨/キャロル・オコンネル/創元推理文庫(2010.9.11発行)
2011/03/11 2010国内外ミステリ, 2010年, 2011(2010年), 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 評価: ☆☆☆☆☆
☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第1位 ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第3位 ☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外) 第4位 ☆本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年) 第8位 ☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第13位 海外ミステリの道に引き込まれた作品『クリスマスに少女…
-
エアーズ家の没落(上)(下)/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫(2010.9.24発行)
2011/03/08 2010年, 2011年版 (2010年), 評価: ☆☆☆
☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第7位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第7位 その人の読み方によって小説のジャンルさえ変わってしまう作品 ホラー小説?恐怖小説?サイコロジカル・スリラー?ミステリ? これだけ悩ませる小説を書けるなら、もっとすっきりとするミステリを書いてほしいと思うのは私だけでしょうか。 2010年9月24日創元推理文庫より発行 原…
-
このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社
2011/02/28 2011年版 (2010年), このミステリーがすごい! ベスト20 宝島社, ランキング・ベスト
ベストテンに限るとなんと週刊文春ミステリベスト10(海外)と8作品でもが一致 また、20位まででも他のベストものに入っていないものは1作品だけ 今年のミステリはよいものがはっきりとしていたといってよいかも。 第1位 『愛おしい骨』2010年9月11日創元推理文庫より発行 第2位 『音もなく少女は』2010年8月10日文春文庫より発行 第3位 『卵をめぐる祖父の戦争』2010年8月6日ハヤカワポケッ…
-
フランキー・マシーンの冬(上)(下)/ドン・ウィンズロウ/角川文庫(2010.9.25発行)
2011/02/19 2010年, 2011年版 (2010年), 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆
☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第4位 ☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 ドン・ウィンズロウの10作目の邦訳作品 62歳の元マフィアの殺し屋で料理を作ることとサーフィンが好きで、レストランには新鮮な魚を卸し、釣り餌店も経営する、地域に社会に愛されているマシアーノ・フランクが主人公 平穏だった生活がある日一変する— 一気に読み切ってしまう面…
-
ファージング Ⅲ バッキンガムの光芒/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.8.31発行)
2011/02/13 2010国内外ミステリ, 2010年, 2010年文庫, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 評価: ☆☆☆☆☆
あまりに面白うミステリに出会うと、先を読みたい気持ちと読まずにいつまでもとっておきたいという気持ちとがせめぎ合ってたいへんです。 そんなことになった久しぶりのミステリ。 3部作を驚異的な短さで翻訳発行された東京創元社さんにも敬意を表します。 必ず第1作からお読みください。 ソ連がドイツの原子爆弾によって敗北し、日本とドイツがソ連を分割統治しているという歴史改変ミステリ。 第1作から約10年後の19…
-
ファージング I 英雄たちの朝/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.6.11発行)
2011/01/22 2005年, 2010国内外ミステリ, 2010年, 2010年文庫, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆
☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第10位 ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位 これだけの評価を受けたミステリだけ…
-
ベルファストの12人の亡霊/スチュアート・ネヴィル/武田ランダムハウスジャパン(2010.8.10発行)
2010/12/24 2010国内外ミステリ, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), ノワールもの, 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆, 霊的なものや原住民の知恵を授かるミステリ
☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第10位 ☆闘うベストテン2010(ミステリチャンネル)国内外ミステリ第10位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第15位 ☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)ノミネート作品 ※ファン、作家、出版業界関係者を集めて毎年秋に開催されるミステリ大会=バ…
-
ノン・ストップ!/サイモン・カーニック/文春文庫(2010.6.10発行)
2010/11/20 2010年, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 冒険アクションもの, 評価: ☆☆☆☆☆
☆2007年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀サスペンス賞(BEST THRILLER)ノミネート作品 IT企業の営業のトム・メロンが土曜日の午後3時に電話の受話器を取ったとき、聞こえたのは4年近くも口をきいていない親友の声だった—- ノン・ストップサスペンスの生みの親サイモン・カーニックの第5作 本当に息をつく暇もありません。 ドラマ『24』を思い出しました。 本書あとがきは…
-
五番目の女(上)(下)/ヘニング・マンケル/創元推理文庫(2010.8.31発行)
2010/11/13 2010年文庫, 2010年版(早川書房), 2011年版 (2010年), スウェーデンの港町イースタの警部クルト・ヴァランダー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆
スウェーデンの港町イースタのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第6作 テロリストたちが、4人の女性を殺害する目的で進入した家屋には五番目の女が。 五番目の女も命を奪われ、その事実は闇から闇に葬られた。しかしベテランの捜査員による長い手紙によってその事実が娘に伝わったとき、驚愕の物語はスタートした—- スウェーデンのミステリはすごいとしかいえない。 前作に続いてまた、間違いなくベストテンものにラ…
-
陸軍士官学校の死(上)(下)/ルイス・ベイヤード/創元推理文庫(2010.7.16発行)
2010/10/02 2010年文庫, 2011(2010年), 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 歴史ミステリもの, 評価: ☆☆☆
☆2006年CWA(英国推理作家協会)最優秀歴史ミステリ賞ノミネート作品 ☆2007年MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞ノミネート作品 舞台は1830年、隠遁生活を送っていた元ニューヨーク市警ガス・ランダーのもとをウエストポイント陸軍士官学校から一人の士官が訪ねてきた— 解説は「あえて無名時代のエドガー・アラン・ポオにスポットライトを当てるという発想の転換が見事に決まった」と本書を紹…
-
沼地の記憶/トマス・H・クック/文春文庫(2010.4.10発行)
2010/09/15 2010国内外ミステリ, 2010年, 2010年文庫, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 評価: ☆☆☆☆☆
このミステリーがすごい!宝島社ベストテンのランクイン数では、ジェフリー・ディーヴァーに次ぐ史上第2位の作家 作者はインタビューの中で 「スタンダードなミステリを書き続けるうちに物語の途中途中に手がかりを埋め込んでいかなくてはことにフラストレーションを感じはじめた」 「解決に向かって脇目もふらずに進んでいくような小説が好きではない」 また「暗い物語は光を届けるために書かれるのであって、闇をもたらすた…
-
音もなく少女は/ボストン・テラン/文春文庫(2010.8.10発行)
2010/09/01 2010年, 2010年文庫, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), ノワールもの, 評価: ☆☆☆☆☆
主人公はアパートの管理人の暴君の父と小さな工場で働く母クラリッサのもとに1951年に生まれた耳の聴こえない娘イヴ 途中で涙が止まらなくなる場面があります。 ボストン・テランの作品は、気軽に読むミステリではありません. しかし読んだ後に元気が沸いてきます。 自分よりも弱い者・弱い立場にある者に対する暴力や愚行は、社会全体でなんとしてもとめなければなりません。 虐待事件が相次ぐ日本の児童相談所の職員に…