湖は餓えて煙る/ブライアン・グルーリー/ハヤカワミステリ(2010.9.10発行)
☆2010年MWA賞(MWA AWARDS) 最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL by An American Author)ノミネート作品
☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第19位
主人公は、ミシガン州北部の田舎町の地方新聞編集長代理でアイスホッケーのゴールキーパーをつとめるオーガスタス・カーペンター
スノーモビルが湖に打ち上げられたところから物語は動き出す。
本の裏書きは「迫真の筆致と不屈のジャーナリスト魂が深く胸を打つ感動のミステリ」と紹介しています。
筆者は現役のウォールストリート・ジャーナルシカゴ支局長でアイスホッケーの愛好者。
面白くない訳がありません。続編「THE HANGING TREE」の翻訳が待ち遠しい。
2010年9月10日ハヤカワミステリより発行 原題は「STARVATION LAKE」
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2011年版 (2010年) , ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの , 評価: ☆☆☆☆☆
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