海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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ポーカー・レッスン/ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫(2013.8.10発行)

      2015/12/05


☆このミステリーがすごい!2014年版(2013年)ベスト20宝島社第5位
☆2013年週刊文春ミステリベスト10(海外)第5位
☆ミステリが読みたい!2014年版(早川書房)第6位

ジェフリー・ディーヴァーの16作からなる短編集

何より文句を言いたいのは本の裏書のウソ

これはひどすぎます!!

サギ的なうそです。

リンカーン・ライムで出てくるのはこの1作「ロカールの原理」だけですが、「犯人の痕跡が何もなかった」は真っ赤なウソです。

「原理を裏切る難事件」これも全くのウソです。

あきれ返ってものが言えません。

文藝春秋はどういう言い訳を考えるのでしょうか。

ところで、作品は文藝春秋と関係なく楽しめました。

16作の中では表題となった「ポーカー・レッスン」が良かったかな。

2013年8月10日文春文庫より発行 原題は「MORE TWISTED」
16の短編
Chapter and Verse「章と節」
The Commuter「通勤列車」
The Westphalian Ring「ウェストファーレンの指輪」
Surveillance「監視」
Born Bad「生まれついての悪人」
Interrogation「動機」
Afraid「恐怖」
Double Jeopardy「一事不再理」
Tunnel Girl「トンネル・ガール」
Locard’s Principle「ロカールの原理」
A Dish Served Cold「冷めてこそ美味」
Copycat「コピーキャット」
The Voyeur「のぞき」
The Poker Lesson「ポーカー・レッスン」
Ninety-Eight Point Six「36・6度」
A Nice Place to Visit「遊びに行くには最高の街」

 - 2013年, 2014年版(2013年), 2014年版(早川書房), 短編集もの, 評価: ☆☆☆☆☆