海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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逆転立証(上)(下)/ゴードン・キャンベル/武田ランダムハウスジャパン(2012.11.10発行)

      2015/12/08



☆2008年アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞ノミネート作品

物語は、1973年10月21日、アリゾナ州フェニックスで始まった。

馬に乗った二人が小さな家に入った後、銃声が続き、二人が出てきた。銃が落ちたあと、開いたドアの向こうに血の海が広がりつつあった——

久しぶりに読んだ本格法廷ミステリ

ただ好敵手になるはずの検事役が法廷での迫力を欠いていてとても残念(訳者は「狡猾ながら憎めないところも多分にある」と表現)

2012年11月10日武田ランダムハウスジャパンより発行 原題は「MISSING WETNESS」
<作家紹介>
ユタ州ソルトレイクシティ在住の弁護士
最初に本書を書いたのは1979年30代の時。 当初原書800ページに及ぶ大作を300ページに削った上で、エージェントを見つけるように言われそのまま時が流れて、65歳でデビュー

 - リーガル(法律・法廷)サスペンスもの, 男性弁護士もの, 評価: ☆☆☆☆☆