子守唄/カーリン・イェルハルドセン/創元推理文庫(2015.6.30発行)
スウェーデン・ハンマルビー署のコニー・ショーベリ警視シリーズ第3弾
(3部作の第3作。その後シリーズは第8作まで既刊)
コニー・ショーベリ警視の班のメンバーたちが捜査に当たり事件を解決していく警察もの。
母親と幼い子供二人が殺害されるところからこの悲しい物語は始まる。
なんというミステリでしょう。これだけの重荷を背負って生きていくことはできるのでしょうか。
班のメンバーの心の描写が多く、あちらこちらに話が飛んで進行が遅いのが玉に瑕だけど、それもまた必要なストリーなのですね。
このシリーズの先をぜひ読みたいのですが、訳者があとがきで悲観的に(こう思うのは私だけかもしれませんが)「いつかご紹介できればとおもいます」と結んでいます。
何とか続きを読ませてください。
初めての方は必ず第1作からお読みください。題名にとらわれずに、しっかりとした警察ものですので、ぜひお読みください。
2015年6月30日創元推理文庫より発行
コニー・ショーベリ警視シリーズ<最初の3部作>
第1作『お菓子の家』
第2作『ママ、パパ、あたし』
第3作『子守唄』 本書
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男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆