邪悪/ステファニー・ピントフ/ハヤカワ文庫(2011.1.25発行)
☆2010年アメリカ探偵作家クラブ(The Mystery Writers of America = MWA)賞(エドガー賞)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)受賞作品
☆2010年アガサ賞(AGATHA AWARDS) 最優秀処女長篇賞 ノミネート作品
☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS) 最優秀処女長篇賞 ノミネート作品
☆2010年バリー賞(THE BARRY AWARDS) 最優秀処女長篇賞 ノミネート作品
舞台は1905年のニューヨークの北の郊外ドブソン
静かな街で被害者の女性は刃物で切り裂かれたうえ、鈍器でめった打ちにされていた—
主人公は30歳の刑事サイモン・ジール
「サイコ・サスペンスと歴史ミステリを見事に融合させた」と紹介されています。
「黒き水のうねり」の方がずっと面白いのになぜかエドガー賞受賞作品になったのはこちら。
アマゾンのレビューでも「”こじ付け”と”いい加減”な臭いを感じてしまった。」と書かれている方がいましたが、全く同感いたします。
アメリカの読者はいったいどこがよいのか、本当にミステリです。
2011年1月25日ハヤカワ文庫より発行 原題は「IN THE SHADOW OF GOTHAM」
<作家 Stefanie Pintoff 紹介>:コロンビア大学ロースクールを卒業し、ニューヨーク大学で文学博士号を取得。
検事、教職などを経て、2009年『邪悪』でデビュー
セント・マーティンズ社とアメリカ探偵作家クラブが共催した第1回ミナトーブックス・ミステリコンテストの第一席を獲得。
夫と娘とともに、ニューヨーク市マンハッタンで暮らしている。
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男性刑事(捜査官)もの, 男性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの, 評価: ☆☆☆