海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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ブラン・マントー通りの謎/ジャン・フランソワ・パロ/ランダムハウス講談社(2008.11.10発行)

   

舞台は1761年(18世紀)のルイ15世治下のフランス・パリ
ブルターニュ地方からパリにやってきたひとりの青年ニコラ パリ警視総監から見習い警視としての地位を与えられます。
『ニコラ・ル・フロック警視の事件』シリーズの第1作(2001年発表)
ミステリとしてあっという間に読み切ってしまいましたが、18世紀フランスの料理・風俗や暮らしむきもとても興味深く読んでいけます。
フランス料理が好きな人も是非お読み下さい。
年に1冊弱のペースで続編(第7編まで)が刊行されており、どれも10万部を超す人気シリーズとなっているそうです。
本書と第2作はフランス国営テレビでドラマ化され、2008年10月から放映されました。
第3作まではランダムハウス講談社から刊行される予定です。続編もとても楽しみです。
2008年11月10日ランダムハウス講談社より発行

 - 18世紀のパリ ニコラ・ル・フロック警視シリーズ, 歴史ミステリもの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆