海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ラブ(ロマンス)サスペンス 」 一覧

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見えない絆/アイリス ジョハンセン/講談社文庫(2004.1.15発行)

ニューヨークタイムズのハードカバー部門で3位・ペーパーブック部門で2位にランクイン この作家の作品は、本当に読み始めたら最後までその日のうちに読み切ってしまいたいと思うものばかりです。作品を発表するたびにベストセラーリストに名を連ねるアメリカの人気女性作家だけありますね。 この作品では、誰が主人公なのか半分以上読まないとわかりません。それはそれで面白いのではないかと思います。そのためあえて主人公が…

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顔のない狩人/アイリス ジョハンセン/二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション(2001.3.23発行)

復顔彫刻家(頭蓋骨から人間の顔を復元する仕事です)のイヴ・ダンカン 気骨のある責任感の強い女性が主人公のシリーズ第2作 ラブロマンスとサスペンスを同時に楽しみたい方には是非お薦めします。 第3作は『嘘はよみがえる』  2001年3月23日二見文庫より発行 …

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ブラック・ウォーター/T・ジェファーソン パーカー/ハヤカワ・ノヴェルズ(2003.2発行)

女刑事マーシ・レイボーン シリーズの第3作 第1作同様にサスペンスとラブストリートを楽しめますが、出世したいだけの地方検事補の妨害やマーシ・レイボーンの内心の葛藤に多くの紙面がさかれて、ちょっといらいらします。すばらしいストリーなだけに、爽快な気分でずっと読みたいと思いました。 なお、第2作はいつ出るのでしょうか。 文庫版は2007年2月8日ハヤカワ・ミステリ文庫より発行 …

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ブルー・アワー〈上〉〈下〉/T.ジェファーソン パーカー/講談社文庫(2004.2.15発行)

女刑事マーシ・シリーズの第1作  サスペンスとラブストリーを楽しみたい方にはおすすめです。読み出したら止まりません。 2作目は講談社文庫から刊行予定だそうですが、講談社さん1作目を忘れないうちに早く出してくださいね。お願いします。 なお、3作目は既に早川書房から刊行されています 『ブラック・ウォーター』(2003年2月)。 2004年2月15日講談社文庫より発行    …

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土壇場/キャサリン コールター/二見文庫(2004.5.28発行)

大人気FBIシリーズ第三弾。 映画に出てくるFBI捜査官は、たいてい権威的で、尊大で、おおばかで捜査をあらぬ方向に持っていく愚か者。FBI捜査官が、活躍しているのはXファイルの2人ぐらいだが。 このシリーズでは、FBI捜査官が大活躍。地元の警察官ともうまくやっていく。 今回も2つの事件が平行で進行する。1つに絞ったほうが、作品がより充実するのではないかと思ったが、同時に2つのミステリーを楽しめると…

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フェルメール殺人事件/エイプリル・ヘンリー/講談社文庫(2002.4.15発行)

永年遇ったこともない叔母の遺産を相続したクレア 相続した絵の鑑定のためにN.Y.を訪れた主人公がまきこまれる幻の名画をめぐるロマンティック・サスペンス。 肩がこらずに読める楽しい作品です。 エーヴリーズの鑑定人トロイは、17世紀オランダの画家フェルメールの贋作と言う。メトロポリタン美術館の学芸員ダンテは本物の可能性があると言う。魅力的な男性二人の間でとまどうクレアだが—-  2002年4月15…

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袋小路/キャサリン コールター/二見文庫(2003.12.24発行)

ロマンス作家が手がけたFBI捜査官サビッチ&シャーロックシリーズ第2弾。 双子の連続殺人鬼“魔法使い”をめぐる事件とFBI捜査官の妹のまわりで起きるもうひとつの事件。両事件のめまぐるしい展開に一時とも退屈しない。 早く先を読みたいけど、いつまでも読んでいたいと思う作品。 2003年12月24日二見文庫より発行 …