炎上投稿/アンデシュ・デ・ラ・モッツ/ハヤカワ文庫(2015.6.25発行)
インターネットの時代の情報操作の恐ろしさを警鐘するミステリ。 読むなら必ず第1作「監視ごっこ」からお読みください。
主人公はヘンリク・ペテルソン(HP)と姉の女性警官レベッカ・ノルメン。
ヘンリク・ペテルソンが14か月におよぶ逃亡生活の末たどり着いたドバイ。夜の砂漠の冒険に美しい女性アンナ・アルゴスと繰り出したことから今回の物語は始まります。
一方、レベッカは要人警護先のスーダンで暗殺者を目撃し撤退するが、この判断が誤っていたのではないかと警察内部の事情聴取を受け孤立する事態に。
この姉弟の2人がどう交差していくのか、それは読んで確認してください。
3部作の構成をとっているため、かえって謎は深まるばかりで第3作を読まないと謎は解けません。一日も早く第3作の翻訳をお願いいたします。
2015年6月25日ハヤカワ文庫より発行 原題は「buzz」(2011)
<“ゲーム”をめぐる3部作>
第1作『監視ごっこ』スウェーデン推理作家協会賞の新人賞受賞作品
第2作『炎上投稿』
第3作『bubble』(2012)
関連
-
ノワールもの, ハッカー(コンピュータ技術に長けた人物)もの, 女性刑事(捜査官)もの