海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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デーモン(上)(下)/ダニエル・スアレース/講談社文庫(2011.8.12発行)

   



人気のオンラインゲームの製作者で、サイバーストーム社創立者のマシュー・ソボル博士はわずか34歳で脳腫瘍のため死亡した。
その直後、サイバーストーム社の社員が殺される事件が連続して起きる。これらは、マシュー・ソボル博士の残したコンピュータプログラムによるものと思われた—
夢中になって読んでしまうこと、間違いなく保証致します。ベストテンものにランクインも間違いありません。
既に続編の「FREEDOM(2010)」が読者を待っています。残念なのは、これを翻訳したのが翻訳の遅いことで定説のある講談社だったこと。
一体いつになったら続編とお目にかかれるのでしょうか。
※DAEMON(デーモン)コンピュータに常駐し、ある条件が満たされたときに自動作動するコンピュータプログラムのこと
2011年8月12日講談社文庫より発行 原題は「DAEMON」

 - ハッカー(コンピュータ技術に長けた人物)もの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆