海外ミステリの本棚

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哀国者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2008.9.12発行)

   

ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第5作(番外編を入れれば第6作)
前作から、ボディーガードの仕事を描く小説から逸脱し、逃避・謀略・復讐を含む冒険小説(?)へと変身したように思いますが、面白さは変わりません。
ハードボイルドが根底に流れ、どうなるのか息もつかせぬ面白さです。
作者の談によれば変則ながら『逸脱者』の後半部分・『哀国者』・次作をもって三部作になるとのこと
必ず前作の『逸脱者』からお読みください。できれば第1作からお楽しみください。
アティ カス・コディアック シリーズ
①『守護者(キーパー)』
②『奪回者
③『暗殺者(キラー)』
番外編 『耽溺者(ジャンキー)』
④『逸脱者
2008年9月12日講談社文庫より発行

シリーズ第1作 『守護者(キーパー)』

シリーズ第2作 『奪回者

シリーズ第3作 『暗殺者(キラー)』

番外編 『耽溺者(ジャンキー)』主人公がアティカス・コディアックの恋人の女性私立探偵ブリジット・ローガン

シリーズ第4作 『逸脱者』

 - アティ カス・コディアック シリーズ, ボディーガードもの, 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆