☆2012年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第7位
本書の「濡れた魚」とは、ベルリン警察で1929年当時使われていた「迷宮入り」を指す警察内の隠語
第一次世界大戦で敗れ、経済が疲労し世界恐慌直前・ナチス台頭時代に進むドイツ・ベルリンを舞台とした警察小説
故郷ケルンの殺人捜査官の職を離れ、ベルリン警視庁風紀課に移動してきたゲレオン・ラート警部が主人公
花形の殺人課へ移動したい彼は、ひょんな事から拷問された上殺害されたロシア人の怪死事件の捜査に首をつっこみ—-
既にドイツでは第4作『Die Akte Vaterland』まで発表されています。
本書に中で警視総監が「人を殺したり、殺させることに何らの躊躇を覚えない部下がいると知って」動揺しているという表現がありますが、日本の読者も全く同じ感想を持つと思います。
2012年8月31日創元推理文庫より発行 原題は「Dernasse Fisch」

