男性刑事(捜査官)もの

男性刑事(捜査官)もの

催眠(上)(下)/ラーシュ・ケプレル/ハヤカワ文庫(2010.7.25発行)

「スウェーデン発『ミレニアム』に続く衝撃のサスペンス」と本書あとがきに 匿名作家の完成度の高い処女作に、その正体が誰かをめぐり、2009年スウェーデン出版界の話題を独占した作品 ミレニアム三部作の故スティーグ・ラーソンが実は生きているのではという説まで飛び出した。 そして、なんと本国での出版を待たずに20カ国以上に翻訳権が売れたそうです。 一家皆殺し事件の唯一の生存者で瀕死の重傷を負った少年から事...
正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ

堕ちた預言者/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1999.8.27発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第5弾 リナも30歳デッカーも42歳になりました。 妊娠中のリナのため焼きたてのパンを買いに出た帰り、通報があった場所がわずか12ブロック先だったデッカーは現場に向かった。厄介な事件に巻き込まれることも知らずに---- ある種の危険な人には、とにかく近づかないことが一番なのですが、それが肉親の場合には付合いをしないことはとても困難を伴います...
正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ

贖いの日/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1997.7.25発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第4弾 一年間猛烈に働いて、二週間の休暇をためリナとハネムーンに出たデッカー。想像していたのとは大違いのハネムーン。 なんとニューヨークのリナの亡父の家族と新年際を過ごしているのだった--- 親と子・妻と夫・兄弟姉妹 愛の形をいろいろと考えさせる本書はミステリや警察官物と呼ぶにはふさわしくないかもしれません。 リナに手錠をかけたデッカーには...
正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ

豊饒の地(上)(下)/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1995.9.29発行)

正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第3弾 深夜、丘陵地帯をゆっくり車で走り帰宅しようとするデッカーに一瞬の光が目にとまった。 捜索をやめるなと告げる内なる声に導かれたデッカーを待っていたのは、二歳にも満たない幼児だった---- 愛と友情の物語は深く深く読む人をひきつける。 今回は両親からの捜索願が出ないのに大事にされていたことがわかる幼児の事件・デッカーの戦友エイベルが売...
ラブストーリー

聖と俗と/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1993.12.17発行)

17年前このシリーズは読んだ記憶がありますが、最新作を読んで今回また読み返すことにしました。 正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ 第2作 クリスマス・イヴにデッカーと山の中でキャンプを張っていたリナの子供サミーが黒焦げの人骨2体を発見したところから本編第2作は始まります。 このシリーズは、リナとデッカーと、その二人をめぐる人々の愛と成長の物語です。 社会の厳しい現実と宗教の...
正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ

水の戒律/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1993.4.23発行)

☆1987年マカヴィティ賞(Macavity Award)最優秀処女長編賞受賞作品 舞台はロサンゼルスにある正統派ユダヤ教の神学校イェシヴァを中心としたユダヤ教徒のコミュニティ この閉ざされたコミュニティのなかで事件が相次いで起こる---- 二人はこの事件で知り合うことになりました。 正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第1弾 作者は「ユダヤ教徒のコミュニティを描くことで、ユ...
ローマ市警の刑事ニック・コスタ シリーズ

聖なる比率(上)(下)デヴィッド・ヒューソン/武田ランダムハウスジャパン(2008.10.10発行)

ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第3作 大雪に見舞われたローマのパンテオンで、背中に不可解な紋様が刻まれた女性の全裸死体が発見された---- 事件の究明にひた走る仲間たち 上司のレオ・ファルコーネは上層部からの捜査に関する圧力を無視する パートナーのジャンニ・ペローニは心を病んだ戦争孤児の少女に限りない優しさを与え、事件背景を隠すFBI捜査官の顔にハンバーカーを押しつける 病理学者のテレサ...
ローマ市警の刑事ニック・コスタ シリーズ

蜥蜴の牙(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/武田ランダムハウスジャパン(2010.6.10発行)

ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第4作 薪とガスという昔ながらの方法で父から伝えられた秘伝の技術でガラスを作るアルカンジェロ家のガラス職人ウリエル その日、炉の状態がいつもと違うことに気がついた---- ローマからヴェネツィアに飛ばされたニックとその仲間たちが、事件の背後にいる黒幕にすべてを投げ打って正義の戦いを挑みます。 彼らを応援して読むほうも力が入ってしまいました。勝利するのはいった...
2010年文庫

震える山/ C・J・ボックス/講談社文庫(2010.4.15発行)

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ第5作(邦訳では第4弾) ジョーの尊敬する猟区管理官ウイル・ジェンセンが自ら命を断ったという信じられない情報が保安官からもたらされた。 臨時にウイルの勤務地域の勤務を命じられ、家族から離れて任地に赴く彼を待っていたのは---- 2010年4月15日講談社文庫より発行 ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第9位 第1作「沈黙の森](...
2010年文庫

エコー・パーク(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2010.4.15発行)

2年半ぶりのハリー・ボッシュ シリーズ第12作 未解決事件班刑事ハリー・ボッシュの心を離れない一つの事件。 それは、1993年22歳のマリー・ゲストが失踪した事件だった。彼女の車は10日後に発見され、彼女の失踪時に着ていた服が助手席にきちんと畳まれて置かれていた。 13年後、事件は急展開を見せる---- どう展開していくか予想のつかない面白さと刑事ハリー・ボッシュの被害者の家族を想い正義を追い求め...
ユーモア・ミステリ

フクロウは夜ふかしをする/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2003.3.28発行)

<海の上のカムデン騒動記>シリーズ第3作 人よりも植物が好きなカムデンの庭師が殺害されるところから物語は始まります。 老婦人探偵団(?)のアンジェラ・ベンボウとキャレドニア・ウィンゲイトとマーティス警部補・スワンソン刑事とのやりとりが主人公のこのシリーズ。 今回はいつになく真剣な内容です。 2003年3月28日創元推理文庫より発行 本文から抜粋 聖歌隊に老人を入れると 「高音に届かない嗄れ声。ほと...
2010年

ラスト・チャイルド(上)(下)/ジョン・ハート/ハヤカワ文庫(2010.4.15発行)

読み終わった後に、しばらくは他のミステリを読む気にはなれないと思いました。 そう思うほど心に響くミステリ。 今年絶対にお勧めのミステリです!!!! ☆2009年CWA(英国推理作家協会) 最優秀スパイ・冒険・スリラー賞受賞作品 (The CWA Ian Fleming Steel Dagger) ☆2010年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長篇賞受賞作品 13歳の少年ジョニー・メリモンとクラ...
女性刑事(捜査官)もの

訣別の海/ロバート・B・パーカー/ハヤカワ文庫(2010.2.15発行)

ついこの間、海を渡って著者の訃報が届いたばかり<「スペンサー」シリーズのロバート・B・パーカー氏、ハードボイルドに死す 2010.1.17> 警察署長ジェッシィ・ストーン シリーズ第5作 マサチューセッツ州の田舎町パラダイス町(架空の町)・精神科医のカウンセリングを受け離婚した妻ともう一度やり直そうとしている警察署長が主人公 なお、本書はTVムービーになっており、ムービーは本書とははなはだ違う内容...
ユーモア・ミステリ

氷の女王が死んだ/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2002.4.26発行)

<海の上のカムデン騒動記>シリーズ第2作 本書を老人ホームミステリに分類したりしたら、老婦人探偵団のアンジェラ・ベンボウとキャレドニア・ウィンゲイトにしかられて口を利いてもらえなくなるかも。 マーティネス警部補とスワンソン刑事にも会いたくなって本書を開きました。 「<海の上のカムデン>全入居者の中から、いちばんの嫌われ者を選ぶコンテストがあれば、エイミー・キンゼスがぶっちぎりで優勝していたはずだっ...
ユーモア・ミステリ

老人たちの生活と推理/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2000.7.24発行)

舞台はカルフォルニアのサンディエゴ市近郊の高級老人ホーム<海の上のカムデン> <海の上のカムデン>は高い入居費と毎月高額の家賃、自分が誰なのか分からなくなったら付属の病院に入居できるという老人の楽園 この楽園からプライベートビーチにおりる階段の下、入居者の元図書館司書が死体で発見された。 バックには大金が、指にはダイヤの指輪が残されたままだった----- 老婦人探偵団とマーティス警部補・スワンソン...