男性刑事(捜査官)もの

冒険アクションもの

ヒラムの儀式(上)(下)/エリック・ジャコメッティ +ジャック・ラヴェンヌ/講談社文庫(2009.2.13発行)

1945年4月25日、ベルリン陥落寸前のドイツ第3帝国首相官邸、ある上級大隊指揮官が受けた指令は、ベルリンを密かに離れ、木箱を予定された隠し場所に埋めろというものだった。 物語は、ここから始まり、舞台はすぐ20005年5月のローマに移る----- ナチスでなくフリーメーソンが主題の壮大な歴史ものミステリ 人間が人間に対してできることに限界がないことを改めて知らされました。 ”庭師”は怖すぎます。 ...
元保安官コーク・オコナー シリーズ

二度死んだ少女/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2009.2.13発行)

2005年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作品 ネイティブ・アメリカンの血を引くアイルランド系のコーク・オコナー元保安官のシリーズ第4作 人間にとって何が一番大切なものか、このシリーズはいつもそれを考えさせてくれます。 物語は、17歳の美少女シャーロット・ケインが、大晦日のパーティからスノーモビルに乗って抜けだし、そのまま行方不明になリ、捜索して...
ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの

ビューティ・キラー1 獲物/チェルシー・ケイン/ヴィレッジブックス(2008.6.20発行)

主人公のポートランド市警刑事のアーチー・シェリダンがビューティ・キラーと呼ばれた連続殺人犯の手に落ち、薬を飲まされ、体の自由がきかなくなるという衝撃的な状況から物語が始まる。 主人公が薬を飲まされたことに気づいた「その瞬間まで、彼女だという確信はなかった。----」 何という書き出し!! 何故何故という疑問と、どう展開するのかなという疑問が次々に湧いて、先を読まずにはいられなくなります。 新人とし...
アンドルー・ダルジール警視シリーズ

社交好きの女/レジナルド・ヒル/ハヤカワ・ミステリ(1982.3.15発行)

<アンドルー・ダルジール警視シリーズ>第1作 原題は『A Clubbable Woman』 現在21作目まで発表されています。 イギリスBBCでドラマ化 1996年から10年以上ヒットし続け、現在第12シリーズまで放送されている人気ロングランシリーズ 物語はラグビークラブの試合でスタンド・オフのサム・コナンが負傷したところから始まる。負傷した彼を帰宅後待っていたものは---- 大男でがさつなアンド...
デントン市警察署ジャック・フロスト警部 シリーズ

フロスト日和/R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(1997.10.17発行)

イギリスのデントン警察署犯罪捜査部警部ジャック・フロストを主人公とする警察小説シリーズ第2作 ※なお、デントン市はロンドン郊外の架空の都市です。 このミステリーがすごい!1998年度版(1997年)ベスト20宝島社第1位 1997年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 物語は、連続婦女暴行魔が森の中で女子生徒を襲おうと身構えたところから始まる--- 今回のフロスト警部の相棒は上司を殴って降格さ...
デントン市警察署ジャック・フロスト警部 シリーズ

クリスマスのフロスト/R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(1994.9.30発行)

イギリスのデントン警察署犯罪捜査部警部ジャック・フロストを主人公とする警察小説シリーズ第1作 ※なお、デントン市はロンドン郊外の架空の都市です。 これほど読み続けて没頭してしまう警察ものはありません。 展開が早くあきさせない。見事としか言えない。 物語は娼婦のジョーン・アップヒルの8歳になる娘が日曜学校から帰宅しなかったことから始まった--- このシリーズの作品が出る度にミステリベストテンものの上...
2008年

運命の日(上)(下)/デニス・ルヘイン/早川書房(2008.8.25発行)

物語は1918年ワールドシリーズで移動中のレッドソックスのベーブルースが、列車の事故で空いた時間に野原でやっていた黒人の野球試合に飛び入り参加するところから始まる。 ベーブルースがそこで見たものはとてつもない黒人選手たちの能力だった--- ミステリが読みたい2009年版 ベスト・ミステリ2008(早川書房)第1位 スペイン風邪の大流行・ロシア革命の影響を受けたテロの頻発  そんな時代を背景に激し...
2009年文庫

前線 捜査官ガラーノ/パトリシア・コーンウェル/講談社文庫(2008.12.12発行)

マサチューセッツ州警察捜査官ガラーノ シリーズ第2作 前作と同様にタイムズ紙に連載小説として書かれたもの パトリシア・コーンウェルの作品と思わなければ、軽く読める作品かも。 それにしても余りにも内容のないミステリ 余りにも都合の良い解決 作者が何を伝えたいのか全く分からない。  読者の皆さんお願いだからこんな作品を2009年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)に入れないでくださいね。 20...
2009(2008年)

霧と雪/マイケル・イネス/原書房(2008.7.1発行)

2009本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2008)第2位 イギリス・オックスフォード大学の英文学教授であり、ミステリー作家としても名高い巨匠1940年発表の作品 巨匠イネスによる頭脳ミステリと紹介されています。 45ページで挫折しました。 最後まで読んだ方の評価は高い方とそうでない方にはっきりと分かれるようですが、登場人物表もなく、ただただつまらない人物紹介に事件が起きるまで読み続けること...
18世紀のパリ ニコラ・ル・フロック警視シリーズ

ブラン・マントー通りの謎/ジャン・フランソワ・パロ/ランダムハウス講談社(2008.11.10発行)

舞台は1761年(18世紀)のルイ15世治下のフランス・パリ ブルターニュ地方からパリにやってきたひとりの青年ニコラ パリ警視総監から見習い警視としての地位を与えられます。 『ニコラ・ル・フロック警視の事件』シリーズの第1作(2001年発表) ミステリとしてあっという間に読み切ってしまいましたが、18世紀フランスの料理・風俗や暮らしむきもとても興味深く読んでいけます。 フランス料理が好きな人も是非...
男性刑事(捜査官)もの

残虐なる月―マンチェスター警察殺人課ファイル/クリス・シミズ/小学館文庫(2008.11.12発行)

マンチェスター警察のジョン・スパイサー警部のシリーズ第3作 定年を来年に控えるサマビー主任警部の傘下に入れられた彼が担当したのは、同性愛者が暴力を受けたという小さな事件だった---- 原題は「SAVAGE MOON」(2007年イギリスで出版された) とても重いミステリです。 ジョン・スパイサー警部の家族生活にも多くのページが割り振られていますが、「イギリスのケニヤ統治時代の蛮行 アメリカのイラク...
2008年

チャイルド44(上)(下)/トム・ロブ スミス/新潮文庫(2008.9.1発行)

物語は1933年スターリン統治下のウクライナの寒村で2人の幼い兄弟が食料として猫を捕まえるために森に入っていくところからはじまる。 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社 輝く!! 第1位 2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位 ミス...
2008海外ミステリ

極限捜査/オレン・スタインハウアー/文春文庫(2008.10.10発行)

☆闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第8位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第14位 第2次世界大戦から共産圏の崩壊までを描く全5部作<ヤルタ・ブールヴァード>シリーズの第2弾 今度の主人公は民警殺人課捜査官フェレンク・コリエザール シリーズ第1作は『嘆きの橋』 元美術館町はガス中毒の症状で自殺と見られる状態で発見されたが、彼は酷く殴られ...
男性刑事(捜査官)もの

監禁/ジェフリー・ディーヴァー/ハヤカワ文庫(2000.9.15発行)

原題は(SPEAKING IN TONGUES※解説は神がかり、神の言葉を話すと訳しています) 物語は、息子の墓を掘り起こし遺体を担ぎ出す異様な男の猟奇的シーンからはじまる。一体何のために---- ジェフリー・ディーヴァーの第9作目(解説による)の作品 アメリカの書評誌での彼の作品への賛辞 Ticking Bomb Suspense (時限爆弾のようなスリリングなサスペンス)!! 何カ所か無理であ...
ノワールもの

ホワイト・シャドウ/エース・アトキンス/ランダムハウス講談社(2008.8.10発行)

舞台は1955年フロリダのタンパ(Tampa )  マフィアのボスで引退していたチャーリー・ウォールが殺害された--- 一人称の語り手がいっぱい登場する小説で、いま誰が語っているのかはっきり言ってわかりにく、訳者までが読者の判断に任せますと匙を投げている始末(?) キューバ革命前のキューバとアメリカとの関係が少しだけ垣間見えます。 2008年8月10日ランダムハウス講談社より発行 ...