男性刑事(捜査官)もの

2007年

大鴉の啼く冬/アン・クリーヴス/創元推理文庫(2007.7.27発行)

2007年原書房・早川書房・宝島社・文藝春秋4社すべての海外ミステリベストにランクインした唯一の作品 イギリス最北の地 シェトランドを舞台に春・夏・秋・冬それぞれの季節に合わせ<シェトランド四重奏>Shetland Island Quartet を奏でる予定の第1作目 (イギリスのベテラン女流推理作家アン・クリーヴスの日本での初紹介) 孤独な老人を訪れた黒髪の少女は、4日後の朝、真っ赤なマフラー...
2007年

ウォッチメイカー/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2007.10.30発行)

2007週刊文春ミステリベスト10(海外)輝く第1位 リンカーンライムとアメリア・サックスの最新作 シリーズ第7弾  くー!!また、ジェフリー・ディーヴァーにやられちまった。とにかく面白い!! 読み終わるのがもったいなくなっちゃう。 このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>これも輝く第1位!!! こんな仲間に囲まれていたらどんなに幸せだろう。 原題は「THE ...
ラブ(ロマンス)サスペンス

あなただけに真実を/リサ・ガードナー/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2007.4.20発行)

読み始めたら止めることのできないおもしろさ。ミステリベストテンに自分なら入れるかも。 訳者あとがきにも、本書に対する賛辞の一つとして「最高のサスペンス。先が早く読みたくてたまらなくなる」(ピープル)と紹介があります。 主人公はマサチューセッツ州警察特殊戦略部隊のスナイパー ボビー・ダッシュ 男が妻と幼い息子に銃を突きつけて立てこもっている現場に急行したボビーは、自らの判断で男を射殺する。その後にボ...
2007年文庫

デス・コレクターズ/ジャック・カーリイ/文春文庫(2006.12.10発行)

闘うベストテン2007(ミステリチャンネル)海外ミステリ第1位 モビール市警察本部刑事カーソン・ライダーのシリーズ第2作 『百番目の男』から待つこと1年半 待望の第2作 必ず第1作からお読み下さい。第1作で登場した無能な警部は本作では姿を消してくれました。本当によかった。 作品の中で印象に残った言葉「不正直な人生から最初に盗まれるものが笑顔だ」 このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベ...
歴史ミステリもの

殺人者は夢を見るか(上)(下)/ジェド・ルーベンフェルド/講談社文庫(2007.10.16発行)

舞台は1909年摩天楼建築ブームにわくニューヨーク 精神分析の講演を行うためジークムント・フロイトが汽船で到着したところから物語が始まります。 読み始めたら止められない面白さ。是非お読み下さい。精神分析の勉強にもなる(?) 作家のジェド・ルーベンフェルドはなんとイェール大学のロースクールの現役の教授 第2作を書き始めているそうです。 原題は『The Interpretation of Murder...
2007年文庫

捜査官ガラーノ/パトリシア・コーンウェル/講談社文庫(2007.8.10発行)

パトリシア・コーンウェルの「検屍官ケイ・スカーペッタ」のシリ-ズではなく全く新しい作品 最初に本の薄さが気になりましたが、直感が当たり、本の外見だけでなく内容ももう少し膨らませて欲しかった。あっという間に終わってしまったという印象だけが残った。 マサチューセッツ州警察捜査官ガラーノ 彼を助ける女性捜査官サイクス タロット占いのガラーノの祖母 と印象に残る登場人物たちがいるので、次回があるとすればそ...
ダンカン・キンケイド警視とジュマ・ジェイムズ警部補 シリーズ

警視の週末/デボラ・クロンビー/講談社文庫(2007.7.14発行)

ダンカン・キンケイド警視とジュマ・ジェイムズ警部補のシリーズ第9作 舞台はウイスキーのふるさと『スコットランド』 ウイスキー好きでなくとも、たずねてみたくなりました。 シリーズもここまで重ねると、ミステリー部分よりも主人公たちのことが気になってしまいますね。 大好きなこのシリーズがいつまでも続いて欲しいと思っています。 2007年7月14日講談社文庫より発行 ...
男性刑事(捜査官)もの

私刑連鎖犯(上)(下)/ジャン・バーク /講談社文庫

FBIの凶悪指名犯のリストに載り、いまだつかまっていない凶悪犯たちがつぎつぎに殺害される。FBIがどこにいるかさへ把握できていない凶悪犯を次々に手にかけることから、犯人を賞賛する声さへあがり始める。 そんななかで、ロサンゼルス郡保安官アレックス・ブラントン刑事が犯人たちを追いつめていくミステリー 講談社文庫より2007年6月15日発行 ...
2006年

12番目のカード/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2006.9.30発行)

2006年週刊文春ミステリー第4位 リンカーンライムとアメリア・サックスのシリーズ第6作 シリーズが出されるたびに必ずミステリーベストテン上位に入り、高い評価を受け続けている作家に敬意を表します。 全く新しい驚きを作品ごとに読者に与えてくれます。是非お読み下さい。 検死官シリーズで高い評価を受けていたパトリシア・コーンウェルが、シリーズの後半には内容が急落し、評価を失ってしまったことを考えると、シ...
男性刑事(捜査官)もの

血と薔薇/ジェームズ・パターソン/講談社文庫(2007.1.16発行)

前作『闇に薔薇』から待つこと1年9ヶ月 やっとワシントン市警のアレックス・クロス刑事シリーズ第7作が発行されました。第6作と二部作となっています。 いくら何でも待たせすぎだと思います。 読み物としては面白いのですが(訳者があとがきの中で「読者サービス満点の本書」と紹介しています)、ミステリーとしての出来はイマイチです。 また邦題が納得できません。第6作『Roses Are Red』が『闇に薔薇』 ...
元保安官コーク・オコナー シリーズ

煉獄の丘/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2007.1.16発行)

コーク・オコナー元保安官のシリーズ第3作  第1作『凍りつく心臓』第2作『狼の震える夜』  既にこのシリーズは、アメリカで第6作まで刊行されています。 オジブワ族の長老が「わしらが価値を置くのは富そのものよりも、いかに富を使うかだ」という言葉と実践はとても心に強く残りました。 主人公の家族に対する愛情の深さ・主人公の推察やアメリカ原住民たちのすがすがしい心のすばらしさに打たれて、このシリーズのとり...
男性刑事(捜査官)もの

闇に濁る淵から/レニー・エアース/講談社文庫(2007.2.15発行)

読み終わってしまうのが残念で、なかなか先を読めなくなってしまった作品 本当に素晴らしいミステリーをありがとうございます。 この作家は非常に寡作の人とのことなので、さらなる続編を望むのは無理なのでしょうか。 でも、この作品に登場するみんなにまた会いたいと思う気持ちを止めることは出来ません。 舞台は1931年のイングランド 第1作から10年の年月が経っています。 ジョン・マッデン警部の第2作 2007...
男性刑事(捜査官)もの

夜の闇を待ちながら /レニー・エアース /講談社文庫(2001.10.15発行)

舞台は第一次世界大戦後のイングランド 美しい田園地帯で起きた殺人事件 スコットランド・ヤードのジョン・マッデン警部補をはじめとしてこのミステリーに登場してくる登場人物は皆愛すべき人たち。ただ、どこにでもいる出世だけを考える全く無能な警視正を除いて。 ロバート・ゴダード絶賛の話題作 本作の続編が出版されたためもう一度読み返してみましたが、本当にすばらしい!!! 2001年10月15日講談社文庫より発...
男性刑事(捜査官)もの

剥がされた皮膚―マンチェスター警察殺人課ファイル/クリス・シムズ /小学館文庫

主人公はマンチェスター警察のジョン・スパイサー警部  休日にはラグビーチームで活躍する正義感の強い警部が、上司の主任警部から嫌がらせを受けながら、大学出の幹部候補生リック・サヴィルと組まされて連続する猟奇殺人犯の捜査に当たります。 本書はジョン・スパイサー警部のシリーズ第2作 第1作は本邦未訳です 2006年12月1日小学館文庫より発行 次作(シリーズ第3作)は小学館文庫より出版の予定とのことなの...
男性刑事(捜査官)もの

ダーティ・サリー /マイケル・サイモン/文春文庫

ジェムズ・エルロイ絶賛と本の裏書きにあったので、暗くてハードなものを考えていました。 その通りと言えばその通りですが、展開の早さ・捜査に対する一途な想い・現実の厳しさがひしひしと伝わってくる秀作です。 巨大な権力を持った悪に対し、一人の刑事がどう立ち向かっていくのか。まっすぐな彼の思いをまた応援したくて次作を読みたいと思います。 殺人課刑事ダン・レリスを主人公とした物語はシリ?ズ化 既にアメリカで...