評価: ☆☆☆☆☆

男性刑事(捜査官)もの

会員制殺人サイト(上)(下)/ピーター・ジェイムズ/ランダムハウス講談社(2008.12.10発行)

9年前に妻が失踪 霊媒や超能力者のちからを信じる異色の警視ロン・グレイスを主人公とするシリーズ第2作   〈警視グレイス〉シリーズは世界26ヵ国語に翻訳累計200万部を超えるベストセラー 読んでいると彼と同じ時立場になって考えている自分がいる。それほど夢中になれるミステリ。読み終えたくなかった。 絶対にお勧めの警察ものミステリ。是非第1作『1/2の埋葬(上)(下)』からお読み下さい。 物語は、脚...
評価: ☆☆☆☆☆

冷たい月/サンドラ・パーシャル/ランダムハウス講談社(2009.3.15発行)

2007年アガサ賞※最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)受賞作品 精神科医の母は、その専門知識によって5歳以前の娘の記憶を封印していた。 一体どんな理由があったのか この謎解きが本書の全てです。 物語は、主人公の女性獣医レイチェル・ゴダードが今は見知らぬ人が住んでいる見慣れた家を見ているところから始まります。 物語の結末には納得がいきません。みんなが幸せになれるもっと違う形の終わり...
2009年

川は静かに流れ/ジョン・ハート/ハヤカワ・ミステリ文庫(2009.2.15発行)

2008年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞(エドガー賞とも呼ばれる)最優秀長編賞受賞作品 全米ベストセラーを記録  物語は主人公が5年ぶりに故郷に帰ってきたところから始まります。 どこかで読んだことがあると思ったのは第1作の『キングの死』を読んだからでしょうか。 友情と愛と 故郷への強い思いと 親子の愛情と葛藤と 前作と共通のテーマに真っ向から取組んでいます とても読みやすいし、夢中になって読ん...
ラブストーリー

僕とばあばと宝くじ/パトリシア・ウッド/ランダムハウス講談社(2008.7.25発行)

2008年英国女流文学賞(オレンジ賞)フィクション部門最終候補作品 軽度の知的障害をもつ主人公ペリーの愛と友情の物語 できるなら主人公のような子供の頃の心を取り戻したいものです。 amazonドットコムでは100件に上るカスタマーレビューのうちほとんどが満点の五つ星をつけるほど好評を博したそうです。 2008年7月25日ランダムハウス講談社より発行 原題は『LOTTERY』(宝くじ) ...
女性刑事(捜査官)もの

警部補デリーロ/スコット・フロスト/集英社文庫(2009.1.25発行)

2006年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞(エドガー賞とも呼ばれる)処女長編賞ノミネート作品 カルフォルニア州パサデナ市の女性警部補アレックス・デリーロのシリーズ第1作 物語は、娘がローズクイーンの最終選考に出場し、会場にいる警部補デリーロがコンテストの女王の発表を見守っているところから始まります。 後はノンストップの心理スリラー(?)のミステリ 一気に最後まで読んでしまいました。これまたお勧め...
男性刑事(捜査官)もの

コマドリの賭け(上)(下)/ジョー・ネスボ/ランダムハウス講談社(2009.2.10発行)

2007年英国推理作家協会(Crime Writers' Association = CWA)ダンカン・ローリー・インターナショナル・ダガー(最優秀翻訳長篇賞)候補作品 ノルウェー・ミステリ界の第一人者が送る刑事ハリー・ホーレのシリーズ3作目 1999年の現在と1942年の過去が交互に現れ、登場人物も多くて最初はちょっとわかりにくい。 気がつくと夢中になっています。 絶対にお勧めの暗殺者もの(この...
評価: ☆☆☆☆☆

ジャマイカの迷宮/ボブ・モリス/講談社文庫(2009.3.13発行)

元アメフト選手のザック・チェイスティーンが主人公のシリーズ第2作 爽快な気分になれるミステリ 相棒のボギーの不思議な力も魅力です。必読のシリーズの一つです。 ジャマイカに行ってみたくなりました。 是非第1作からお読み下さい。 アメリカでは既に4作目までが刊行され、5作目が刊行予定となっています。 2009年3月13日講談社文庫より発行 第1作『震える熱帯』 著者紹介:米国フロリダ生まれ。地元フロリ...
2009国内外ミステリ

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2008.12.15発行)

2006年スカンジナヴィア推理作家協会「ガラスの鍵(Glasnyckeln)」賞※受賞作品 一つ一つの謎を丁寧に誰にも分かりやすく解いて、読む人をどんどんひきつけていく。 これがミステリのベストセラーになる本の共通点だと思います。 物語は、誕生日に40年にわたって必ず届く額入りの押し花が、今年もまた82歳になる老人に届いたところから始まります。 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第...
デントン市警察署ジャック・フロスト警部 シリーズ

夜のフロスト/R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(2001.6.15発行)

イギリスのデントン警察署犯罪捜査部警部ジャック・フロストを主人公とする警察小説シリーズ第3作 流感で人手が全く足りないデントン警察署に、またまた恐怖の一週間が始まる。 新聞配達の15歳少女が行方不明・老女ばかり狙う切り裂き犯次々起きる事件にフロスト警部は---- 前作までと異なり、各事件は解決したかと思うとフロスト警部の手から逃げてしまう。絶体絶命のピンチの連続 フロスト警部を応援しながらこのシリ...
2008年

狂犬は眠らない/ジェイムズ・グレイディ/ハヤカワ・ミステリ文庫(2007.12.15発行)

物語は、過酷な任務によって精神に異常をきたしたCIAの腕利きスパイ5人が、CIAの秘密の施設で治療を受けていたところから始まる。 5人の治療にあたった優秀な精神科医が---- デニス・ルへイン、ジョン・グリシャムらが絶賛した痛快なスパイ小説 こいつは本当に面白い!! ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第10位 ☆2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第10位 ☆このミステ...
元保安官コーク・オコナー シリーズ

二度死んだ少女/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2009.2.13発行)

2005年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作品 ネイティブ・アメリカンの血を引くアイルランド系のコーク・オコナー元保安官のシリーズ第4作 人間にとって何が一番大切なものか、このシリーズはいつもそれを考えさせてくれます。 物語は、17歳の美少女シャーロット・ケインが、大晦日のパーティからスノーモビルに乗って抜けだし、そのまま行方不明になリ、捜索して...
評価: ☆☆☆☆☆

女たちの真実/ローラ・リップマン/ハヤカワ文庫(2008.2.15発行)

2007年クィル・ブック賞をミステリ・サスペンス部門で受賞 (2007 Quill Award winners  Mystery/suspense/thriller) 交通事故の現場から逃げ出した加害者の女性はどこかおかしかった。 決して名前を明かそうとしないのだ。 留置するといわれて、やっと「わたしはぺサニー姉妹の一人よ」と名乗った それは30年前にショッピングモールから忽然と消えた15歳と1...
ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの

ビューティ・キラー1 獲物/チェルシー・ケイン/ヴィレッジブックス(2008.6.20発行)

主人公のポートランド市警刑事のアーチー・シェリダンがビューティ・キラーと呼ばれた連続殺人犯の手に落ち、薬を飲まされ、体の自由がきかなくなるという衝撃的な状況から物語が始まる。 主人公が薬を飲まされたことに気づいた「その瞬間まで、彼女だという確信はなかった。----」 何という書き出し!! 何故何故という疑問と、どう展開するのかなという疑問が次々に湧いて、先を読まずにはいられなくなります。 新人とし...
女性刑事(捜査官)もの

シルバー・スター /デイヴィッド・ハンドラー/講談社文庫(2009.1.15発行)

映画評論家のミッチ・バーガーと州警察警部補から村の駐在になったデジリー・ミトリーのシリーズ第3作 プロローグは、ミッチにかかってきた「手遅れだ。後の祭り。死刑執行人がもう行かせてやる時だと言っている。」という電話から---- このシリーズはミステリの謎解きや意外性では普通なのですが、人間の心の優しさに触れられるのでとても気に入っています。 人間に対する厳しい目と優しい目が作品の根底をながれているか...
女性私立探偵もの

スコッチに涙を託して/デニス・レへイン/角川文庫(1999.5.25発行)

1995年度シェイマス賞最優秀処女長編賞受賞作品 ボストンの私立探偵パトリック・ケンジーとアンジェラ・ジェナーロのシリーズ第1作 依頼は非常に重要な法案の証拠書類を回収して欲しいという二人の上院議員からのものだった---- 私立探偵の二人は幼なじみ。 二人のためならどんな危険もいとわない友人の社会病質者のブッハ・ロゴウスキー・辛らつな記事を書く新聞記者のリッチ・コルガンなど二人の周囲の登場人物も忘...