評価: ☆☆☆☆☆

ハッカー(コンピュータ技術に長けた人物)もの

天使が震える夜明け/P.J.トレイシー/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2006.9.20発行)

2004年アンソニー賞・バリー賞・ガムシュー賞・ミネソタ文学賞最優秀新人長編賞を連続受賞 ウィスコンシンの田舎町の教会で老夫妻が殺された。隣の州のミネアポリスでは、パソコンのゲームを正確に模した殺人事件が次々と起こる。この2つの事件は----- この本が日本でミステリのベストテンものにランクインしなかったのは何故なのでしょうか。読み終わってしまうのが、心から残念になってしまうミステリでした。絶対に...
2007年

ハリウッド警察25時/ジョゼフ・ウォンボー/ハヤカワ・ミステリ(2007.8.15発行)

2007週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 表題の通りハリウッド警察の警察官たちの24時間を追って、語られる警察官たちの物語。 著者のジョゼフ・ウォンボー(1937年ピッツバーク生まれ)は、1974年までロサンゼルス市警の警察官だった 彼の作品が日本で紹介されてからなんと11年ぶりの本書 良い作者のものが見直されているのはミステリファンにとっていいことですね。 警察官たちに対する愛情があふれ...
2007年文庫

悪魔はすぐそこに/D.M.ディヴァイン/東京創元社(2007.9.28発行)

2008本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2007)第2位 ハードゲート大学の講師ピーターは亡父の友人ハクストン博士から、横領の容疑で免職の危機にあると、助けを求められる。博士は、大学の理事会の審問の場で、私を処分するなら過去の事件の真相を暴露すると発言するが----- 「英国探偵小説の実力派が送る傑作」と紹介されている。原題は「Devil at Your Elbow」 邦訳『こわされた少年...
2008年版 (2007年)

病める狐(上)(下)/ミネット・ウォルターズ/創元推理文庫(2007.7.27発行)

ミステリが読みたい2008年版ベスト・ミステリ2007(早川書房)第5位 舞台は、イングランド南西部の寒村 原題は「FOX EVIL」 2003年英国推理作家協会(Crime Writers' Association = CWA)ゴールド・ダガー(フィクション)/最優秀長篇賞(THE GOLD DAGGER)受賞作品 旧家の財産相続問題と流れ者(トラヴェラー)の一団による土地の不法占拠問題に周り...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

ビーチハウス/ジェイムズ・パタースン/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2003.5.20発行)

帰郷した見習いの弁護士ジャックは,弟ピーターの死亡を聞き、愕然とする。海辺に打ち上げられた弟を 警察は事故死として扱う---- 読みかけの本を外国のホテルに置き忘れたため、半月もの中断をしてしまった本 続きを読みたくてたまらなかった本書にまた会えました。 無理な設定をしている箇所がちょっと気になりますが、痛快な法廷もの(?)ミステリです。 ぜひお読みください。 2003年5月20日ヴィレッジブック...
評価: ☆☆☆☆☆

死の記憶/トマス・H. クック/文春文庫(1999.12.5発行)

1999年週刊文春ミステリベスト10(海外)第3位 9歳のスティーヴは、友達の家に遊びに行っていて、一家惨殺事件から生き残った  それから35年後---- 一家惨殺事件は、いったいなぜ起こったのか トマス・H. クックの過去の作品を読みたくなって、手にした作品 長編小説としては11作目 読み始めると止めれない魅力ある作品 この作家は本当にすごい ぜひお読みください 1999年12月5日文春文庫より...
2008年版(早川書房)

治療島/セバスチャン・フィツェック/柏書房(2007.7.5発行)

ミステリが読みたい2008年版ベスト・ミステリ2007(早川書房)第16位 ミステリベストものに一つしかランクインしなかったのがとても不可解と思える面白さ これほど先を読みたくなってしまうミステリに久しぶりに会えました 2006年夏に出版されるや、ドイツ・アマゾンで何週間にわたってベストアエラーランキング第1位を守り続けたとのこと ドイツでは映画化も決定している ドイツのミステリ書評オンラインマガ...
FBI捜査官もの

熱帯夜の狩人/リサ・ガードナー/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2006.3.20発行)

FBIアカデミーの研修生キンバリー・クインシーとジョージア捜査局特別捜査官マック・マコーマックが主人公 日本での5冊目の作品 何よりも被害者の救援を最優先にして取り組む二人を応援しながら、一気に読んででしまいました。 リサ・ガードナーこの人から目を離せません。 2006年3月20日ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ) より発行 ...
ハッカー(コンピュータ技術に長けた人物)もの

沈黙の虫たち ミネアポリス警察署殺人課シリーズ/P.J.トレイシー/集英社文庫(2007.11.25発行)

『天使が震える夜明け』に続くミネアポリス警察署殺人課シリーズの2作目 第1作を読まずに読みましたが、のめり込んでいきました。こんなおもしろさはひさしぶりです。大好きなシリーズになりそうです。第3作が待ちどうしい!!!お薦めできる作品です。 作者はなんと母と娘のチームです。 第1作と出版社と翻訳者まで変えたため、続けて読んだ方はだいぶとまどわれたようです。 2007年11月25日集英社文庫より発行 ...
女性刑事(捜査官)もの

メフィストの牢獄/マイケル・スレイド/文春文庫(2007.10.10)

数々の殺人鬼と死闘を繰りひろげてきたカナダ騎馬警察の特別対外課(スペシャルX)のシリーズ第7作 既に第12作目でが発表されています。読み始めると止まらなくなるシリーズですが、好き嫌いははっきりと分かれてしまうかなと思います。 ある読者レビューで「帯にカナダのディーバー?的なセールス文字がありますが、全く似通ってないと思います」とのご意見が出ていますが、全く同感です。両者は全然違います。 このシリー...
2007年

大鴉の啼く冬/アン・クリーヴス/創元推理文庫(2007.7.27発行)

2007年原書房・早川書房・宝島社・文藝春秋4社すべての海外ミステリベストにランクインした唯一の作品 イギリス最北の地 シェトランドを舞台に春・夏・秋・冬それぞれの季節に合わせ<シェトランド四重奏>Shetland Island Quartet を奏でる予定の第1作目 (イギリスのベテラン女流推理作家アン・クリーヴスの日本での初紹介) 孤独な老人を訪れた黒髪の少女は、4日後の朝、真っ赤なマフラー...
殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの

雨の掟/バリー・アイスラー/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2007.9.20発行)

父親が日本人・母親がアメリカ人の暗殺者ジョン・レインが活躍する待望のシリーズ第4作 やっとでました。 イスラエルからの暗殺の仕事の依頼を引き受けたジョン・レイン その結果、またまた絶体絶命のピンチに--- 初めて持った相棒 元海兵隊のドックスとの迷(?)コンビぶりに心が躍る。 イスラエルの秘密工作員デリラとの関係はどうなるのかと心配になる。 あっというまに引き込まれていきます。 ヴィレッジブック...
2007年

ウォッチメイカー/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2007.10.30発行)

2007週刊文春ミステリベスト10(海外)輝く第1位 リンカーンライムとアメリア・サックスの最新作 シリーズ第7弾  くー!!また、ジェフリー・ディーヴァーにやられちまった。とにかく面白い!! 読み終わるのがもったいなくなっちゃう。 このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>これも輝く第1位!!! こんな仲間に囲まれていたらどんなに幸せだろう。 原題は「THE ...
ラブ(ロマンス)サスペンス

あなただけに真実を/リサ・ガードナー/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2007.4.20発行)

読み始めたら止めることのできないおもしろさ。ミステリベストテンに自分なら入れるかも。 訳者あとがきにも、本書に対する賛辞の一つとして「最高のサスペンス。先が早く読みたくてたまらなくなる」(ピープル)と紹介があります。 主人公はマサチューセッツ州警察特殊戦略部隊のスナイパー ボビー・ダッシュ 男が妻と幼い息子に銃を突きつけて立てこもっている現場に急行したボビーは、自らの判断で男を射殺する。その後にボ...
評価: ☆☆☆☆☆

ミッドナイト・キャブ/ジェイムズ・W・ニコル/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2007.7.20発行)

解説はその表題を「ミステリーの手法で書かれた成長小説の快作」としています。 3歳で孤児になった主人公ヴァカー・デヴローが19歳になったとき、実の母と父を求めてわずかな手ががりを元に、その足取りを追うところから物語りは始まります。 いったいどうしては母は自分を捨てたのだろう、その答えを求める旅が始まります。 読んだ後に涙に暮れるか、ほっとするのか、あなたはどちらでしょうか。 2007年7月20日ヴィ...