評価: ☆☆☆☆☆

FBI捜査官もの

かもめの叫びは聞こえない/メアリ=アン・T. スミス/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2005.11.20発行)

女性FBI捜査官ペネロピ(ポピー)・ライス・シリーズの2作目 舞台は大西洋に浮かぶブロック島 FBI捜査官ポピーは、恋人のジョーとともに彼の別荘がある風光明媚な島で過ごすことにしたが、ほぼ全裸で、奇妙にねじくれた死体を見つけてしまう----- ある感想に「島の人々との心の交流が読後にまでしみじみと残る傑作」とありますが、全く同感です。 次作が待たれるところです。 2005年11月20日ヴィレッジブ...
2005海外ミステリ

カジノを罠にかけろ/ジェイムズ スウェイン/文春文庫

原題は「GRIFT SENSE」 昔からのギャンブラーの意味  グルフト・センスがあるというのはハスラーに対する最高のほめ言葉だそうです。 闘うベストテン2005(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位 作者のジェイムス・スウェインはフロリダ州在住 カード・マジックとギャンブルの名手にして広告会社の経営者 元警官でカジノ相手のコンサルタントのトニー・ヴァレンタインが主人公 シリーズ化され、現在まで...
2005海外ミステリ

死影/ヴィレッジブックス/マイケル マーシャル

マイケル マーシャルは、1965年英国ナッシュフォード生まれ 原題は The Straw Men 闘うベストテン2005(ミステリチャンネル)海外ミステリ第6位 訳者あとがきのなかで、スティーヴン・キングの賛辞が載っています。「サスペンス小説の世界にはもう何も新しいものがないと思っていたとき、何とも危険な一匹の蜘蛛があらわれた」と本書を紹介「この作品は異彩を放ち、すさまじいまでに不気味だ」と。 3...
2005海外ミステリ

嘆きの橋/文春文庫/オレン・スタインハウアー(2005.10.10発行)

オレン・スタインハウアーはアメリカのヴァージニア州生まれ 現在はハンガリーのブタペスト在住 舞台は1948年の東ヨーロッパ 先を読まずにはいられない面白さ。5部作のシリーズ作品となる予定と聞いて、わくわくしています。 出版社様、どうか順番にすばやく翻訳してくださいね。 本書は、アメリカでミステリ各賞にノミネート 2003年度のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀新人賞候補作品 日本でも、闘うベス...
評価: ☆☆☆☆☆

汚れた翼〈上〉〈下〉/ジャン バーク/講談社文庫

ジャン バークは、1953年アメリカ・テキサス生まれ  『骨』(講談社文庫)で、2000年度MWA賞最優秀長編賞(エドガー賞)受賞 2005年11月15日講談社文庫より発行 原題FLIGHT 新聞記者アイリーン・ケリー シリーズ第8作目 今回はアイリーンの夫ラス・ピエルナス警察殺人課刑事フランク・ハリマンが主役 事件の謎解きを楽しみながら、作品の底を流れている人間の愛情を感じるすぐれたミステリー...
猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ

凍れる森/C.J. ボックス/講談社文庫(2005.10.15発行)

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ第3作(邦訳としては第2弾) 2001年のデビュー作『沈黙の森』はアメリカの4つのミステリー新人賞を独占 「パパの仕事はハンターたちが責任を果たし、法律を守るようにすることです」と長女の作文に書かれたジョー・ピケット 家族を何より大事にし、真っ直ぐな心だけを持って事件の解決に突き進みます。 彼を心から応援し、自分も熱くなってしまうそんなお勧めのミス...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

シティ・オブ・ボーンズ/マイクル・コナリー/ハヤカワ文庫

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第8作  とにかく面白い!!! 解説文は「これほど早く次を読みたいと思わせる作品も今までになかった」と締めくくっている。全く同感。 丘陵地帯から犬が咥えてきた骨は、少年の骨だった---- 2005年2月15日早川書房より発行 ...
2003年

夜より暗き闇(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2003.7.15発行)

2003年週刊文春ミステリベスト10(海外)第11位 『シティ・オブ・ボーンズ』のハリー・ボッシュと『わが心臓の痛み』の元FBI心理分析官テリー・マッケイレブが競演(?) 刑事 ハリー ボッシュ シリーズ第7作 兼"テリー・マッケイレブ"シリーズ2作目 2003年7月15日講談社文庫より発行  ...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

堕天使は地獄へ飛ぶ(エンジェルズ・フライト)/マイクル・コナリー/扶桑社ミステリ(2001.9発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第6作 ロサンゼルス市警を目の敵にし、警察を告訴することを生業としている弁護士が殺害された。 ボッシュはこの事件の担当を命じられる。こともあろうにボッシュの天敵といえる内務監査課の刑事たちと組むことの条件付きで。 事件はどんな展開を見せるのか。是非お読みください。 2001年9月扶桑社より発行「エンジェルズ・フライト」の書名では2006年1月発行 ...
スウェーデンの港町イースタの警部クルト・ヴァランダー シリーズ

笑う男/ヘニング マンケル/創元推理文庫(2005.9.30発行)

スウェーデンの港町イースタの警部クルト・ヴァランダー シリーズ第4作 【CWAゴールドダガー受賞シリーズ】 ヴァランダーは1年以上病気のため休職していた。警察を辞める決心をしたとき、友人の弁護士が訪ねてきた。自分の父の交通事故死に疑問を持ったのだった------ 絶対にお薦めの警部ものミステリです。 いつまでも読んでいたいこのシリーズ。 スウェーデンでは長編が8作・中編が1作なんと娘のリンダが活躍...
男性私立探偵もの

奇怪な果実〈上〉〈下〉ジョン コナリー 講談社文庫

ジョン コナリーは1968年、アイルランド・ダブリン生まれ。 ジャーナリスト、バーテンダー、地元政府の公務員、ウェイター、ロンドンのハロッズ百貨店の雑用係など、さまざまな職業を経て、作家に。1999年に上梓された処女作『死せるものすべてに』はシェイマス賞(アメリカ私立探偵作家クラブ賞)を受賞 本書は2000年の作 日本では2005年10月15日講談社文庫から発行 2年もの間隔が開いたため、第一作(...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

トランク・ミュージック〈上〉〈上〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1998・6・30発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第5作 ハリウッド署殺人課に戻ったボッシュは、ひさびさに殺人事件に取り組みます。 ハリウッドボールを真下に望む崖下の空き地に乗り捨てられたロールスロイスのトランクに男の射殺死体が。「トランク・ミュージック」と呼ばれるマフィアの手口だった--- 次作もまたどんな展開が待っているのかとても楽しみです。 1998年6月30日扶桑社ミステリーより発行   ...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

ラスト・コヨーテ〈上〉〈下〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1996.6.30発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第4作 休職処分を受けたボッシュは、そのエネルギーをずっと心に残っていた?30年前以上に起きた自分の母親の殺人事件の?解決に注ぎ込みます。 第4作まで続けて読むと、ハリー ボッシュのことが段々分かって来るという壮大な展開になっています。 1996年6月30日扶桑社ミステリーより発行 ...
評価: ☆☆☆☆☆

凶器の貴公子/ボストン・テラン/文春文庫(2005.8.10発行)

ボストン・テランの長編第3作 原題「THE PRINCE OF DEADLY WEAPONS」 テランの3作品(他は『神は銃弾』『死者を侮るなかれ』)の中では、本作が最も先を読まずにはいられない作品です。 自分から離れて、こんなことは自分には絶対に起こらないから大丈夫と、距離を置いて読んでいけた前2作と違って、のめり込んでしまう作品です。 文春文庫から2005年8月10日発行 ...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

ブラック・ハート〈上〉〈下〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1995.9.30発行)

ベトナム帰りの刑事ハリー ボッシュ シリーズ第3作 このミステリーがすごい!1996年版(1995年)宝島社第4位 シリーズ第1作で語られた「ドールメイカー殺人事件」が民事訴訟の中で明らかにされていくという展開の手法をとっています。 ボッシュがハリウッド署に左遷されるきっかけとなった4年前の「ドールメイカー殺人事件」の容疑者射殺シーンから物語が始まる--- 1995年9月30日扶桑社ミステリーよ...