評価: ☆☆☆☆

2005年版 (2004年)

蜘蛛の微笑/ティエリ・ジョンケ/ハヤカワ・ミステリ文庫

このミステリーがすごい!2005年版(2004年) 宝島社第13位 訳者があとがきで「この小説は何の予備知識もなく読んで欲しい」と書いています。私もこれにしたがって、レビュー(文庫本裏側の記載)を読まずに(もっともここを事前に読むとつまらないのでほとんど読んだことはありませんが)読みました。 ミステリのファンは高い評価を与える作品だと思います。短いですし(167ページ)、是非お読みください。あっと...
2003海外ミステリ

文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!/ジャスパーフォード/ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)(2003.10.20発行)

闘うベストテン2003(ミステリチャンネル)海外ミステリ第5位 めちゃめちゃに自由な発想で書かれたミステリです。映画にしたらどんなにおもしろいでしょう!!文学の教養がある方にはとても楽しめると思います。 舞台は1985年のイギリスだが、今とは違う歴史をたどるもう一つの別のイギリス。 クリミヤ戦争は終結せず、帝政ロシアとの戦争は131年目。 ウェールズは独立。コンピューターはなく、空の旅は飛行船。ク...
女性私立探偵もの

砂漠の風に吹かれて/ベティ・ウェブ/扶桑社文庫

作家はニューヨーク等で商業デザイナーやイラストレーターとして活躍 アリゾナ州スコッツデール(Scottsdale)に移住 新聞記者となり、書評を担当 本書がデビュー作 作品の舞台となったスコッツデールがどのようなところかはこちらをご覧ください(アリゾナガイド?スコッツデール)写真等が載っており、参考になります。また、作家のホームページはwww.bettywebb-mystery.com/ 女性私立...
ラブ(ロマンス)サスペンス

見えない絆/アイリス ジョハンセン/講談社文庫(2004.1.15発行)

ニューヨークタイムズのハードカバー部門で3位・ペーパーブック部門で2位にランクイン この作家の作品は、本当に読み始めたら最後までその日のうちに読み切ってしまいたいと思うものばかりです。作品を発表するたびにベストセラーリストに名を連ねるアメリカの人気女性作家だけありますね。 この作品では、誰が主人公なのか半分以上読まないとわかりません。それはそれで面白いのではないかと思います。そのためあえて主人公が...
評価: ☆☆☆☆

スキッピング・クリスマス/ジョン グリシャム/小学館(2002.11)

アメリカで一番多くに人に読まれているといわれるジョン・グリシャムの第13作 2001年アメリカ・ベストセラー第2位  スキッピング・クリスマスとは、クリスマスをすっぽかすこと 日本で言えばお正月の習慣を全て投げ出すこと 年賀状は書かない・おせち料理は作らない・門松は立てない等々 主人公は娘が平和部隊の一員としてペルーに2年間行くことになり、クリスマスをすっぽかすことを計画する。さてどうなったかは読...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

裏稼業 (上)(下)/ジョン・グリシャム/アカデミー出版

アメリカで一番多くに人に読まれているといわれるジョン・グリシャムの第11作 今までの作品と比べると、すごく気軽に読めます。少しがっかりしましたが、読み終えると爽快感だけが残っています。途中で読むのを止めるのはとてもむずかしいのは、相変わらずです。 主人公が誰なのか、最後までわからないし、法廷サスペンスの第一人者が肩の力を抜いて楽しく取り組んだ作品だとおもいます。 1 『評決のとき』映画化  2 『...
評価: ☆☆☆☆

千里眼を持つ男/マイケル クーランド/ 講談社文庫

作家は1938年アメリカ ニューヨーク生まれ シャーロック・ホームズの宿敵モリアーティ教授を主人公としたシリ?ズ第3作 コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズを子供時代に読みふけった人にはおすすめのミステリ。 但し、ホームズは自分が解決できない事件は全てモリアーティ教授の犯罪という固定観念に凝り固まった人物として登場してきます。 誤植を見つけました。P40 L13 「生まれで遺族の身分」→...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

女神の天秤/フィリップ・マーゴリン/講談社文庫(2004.12.15発行)

作家はリーガル(法律・法廷)サスペンスの旗手の一人 弁護士で96年に作家に専念するため弁護士をやめているそうです ジョン・グリシャムの『評決のとき』『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『処刑室』『原告側弁護人』『陪審評決』『パートナー』『路上の弁護士』 『テスタメント』『裏稼業』 『ペインテッド・ハウス』『スキッピング・クリスマス』『召喚状』やスコット・トゥローの『推定無罪』『死刑判決〈上〉〈...
評価: ☆☆☆☆

NYPI/ジム・フジッリ/講談社文庫

私立探偵(調査員)テリー・オアのシリ-ズ第1作。既に第4作までアメリカでは出版されています。 「最愛の君に」に書くラブレターは、涙なしには読めないもの。限りない愛情をそそぐ娘とのやりとりもおもしろい。事件解決の謎解きの示し方がとてもユニーク。シリーズの続きを早く読みたい。 ...
FBI捜査官もの

覇者〈上〉〈下〉/ポール リンゼイ/ 講談社文庫

ポール リンゼイのFBI捜査官の物語は、大好きです。『目撃』『宿敵』『殺戮』と続いた出世を望まず、自己の信念を貫き通す特別捜査官デブリン。今回は、新しい主人公の登場です。元FBI捜査官がかいたFBI捜査官の物語です。厳しい評価が多いようですが、魅力あるヒロインも登場し、充分楽しめました。読むのを止めるのは、とても難しかったです。次作もとても楽しみです。 ...
歴史ミステリもの

天使の遊戯/アンドリュー テイラー/講談社文庫(2004.2.15発行)

3連作の第1作『天使の遊戯』。三部作を読まないと全ての謎は解き明かされないようで、早く次の二作の刊行が待たれます。 全体としてイギリスの聖職者を中心にした物語。 第1作の本編は、幼児を誘拐された母親(教会の副牧師)の心理描写を中心に描かれている。神に仕えるものが、自分の子供が誘拐されたら、どうこの試練に立ち向かうのか。神を信じられるのでしょうか。 このあと物語は過去に遡っていくそうです。 200...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

死刑判決〈上〉〈下〉/スコット・トゥロー/ 講談社文庫

現在もシカゴで法律事務所のパートナー弁護士を務めながら執筆しているスコット トゥローのリーガル・サスペンス。 33日後に死刑が執行される予定の依頼人は、無罪を主張。真犯人は、別にいるのか、事件の真相は?2001年、10年前におきた事件の過去と現在を交差させて物語は展開していく。最後の最後まで、事件の真相がわからない展開に読み始めたら止められない。 自分の推理を頭に浮かべながら読んでいける作品です。...
FBI捜査官もの

土壇場/キャサリン コールター/二見文庫(2004.5.28発行)

大人気FBIシリーズ第三弾。 映画に出てくるFBI捜査官は、たいてい権威的で、尊大で、おおばかで捜査をあらぬ方向に持っていく愚か者。FBI捜査官が、活躍しているのはXファイルの2人ぐらいだが。 このシリーズでは、FBI捜査官が大活躍。地元の警察官ともうまくやっていく。 今回も2つの事件が平行で進行する。1つに絞ったほうが、作品がより充実するのではないかと思ったが、同時に2つのミステリーを楽しめると...
評価: ☆☆☆☆

将軍の末裔/ エレナ サンタンジェロ/ 講談社文庫

現在と南北戦争時代の過去とが交互に現れるユニークな作品。人の名前を覚えるのがちょっと大変。系図がついていると、分かりやすいのに(自分で書けばいいのかな)。 でも、登場人物がそれぞれ魅力的で、また会いたいと思う人ばかり。続編の邦訳が待ちどおしい。 ...
女性私立探偵もの

沈黙の叫び/マーシャ マラー/ 講談社文庫

女性私立探偵シャロン・マコーン シリーズ第21弾(邦訳は11作目以来) 作家は女性私立探偵小説御三家の一人です。 自分のルーツを確かめようと母方の一族であるアメリカ先住民ショショニ族の保留地を訪ねた私立探偵シャロン・マコーンが 現在の自分の生い立ちをめぐる事件に巻き込まれていく物語です。 シャロン・マコーン シリーズを読んだことの無い私も十分に楽しめました。軽快なテンポに、一気に最後まで読んでしま...