評価

評価: ☆☆☆☆

悪魔の赤毛/デイヴィッド・コーベット/新潮文庫

デイヴィッド・コーベットは、15年にもわたり、調査員としてサンフランシスコの私立探偵事務所で勤務。 1995年に探偵業を引退。その後、愛妻テリと共に法律相談所を設立。カリフォルニア北部に在住 処女作 2003年度のMWA最優秀処女長編賞にノミネートされた 受賞を逃すも、書評家たちの称賛を受ける 本書は2005年2月1日新潮文庫より発行 題名は原題のままなのですが(The Devil’s Redhe...
2004年

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎/コニー・ウィリス/早川書房

2004年週間文春ミステリーベストテン第4位 舞台は西暦2057年 あなたの頭もその時代にタイムトラベル 本書はタイムトラベルで歴史を縦横に駆けめぐる史学生ネッドとヴェリティの活躍をユーモアたっぷりに描くSFミステリー。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。 読後感想に他の人が「決して読みやすい本ではないが」「最初乗り切れるまでに時間がかかったので」と感想を述べているとおり最初は非常に読みにくい本です。...
2004年

赤い霧/ポール アルテ/ハヤカワ・ポケット・ミステリ

2004年週刊文春ミステリベストテン第10位 舞台は19世紀末のイギリスのブラックフィールドという村 新聞記者のシドニー・マイルズを名乗る男が十年ぶりにこの村で10年前に起こった密室殺人事件を調べるために帰ってきた。 密室の謎解きの大好きな人や『ホ・・・』と『ワ・・・』まで登場するので、英国ミステリーのファンには見逃せない物語です。個人的には、密室の謎解きものにはあまり興味がないので、評価が低くな...
評価: ☆☆☆☆☆

喪失/カーリン・アルヴテーゲン/小学館文庫(2005.1.1発行)

2001年スカンジナビア推理小説協会「ガラスの鍵」賞(Glasnyckeln)(ベスト北欧推理小説賞)受賞作品 主人公はホームレスの女性シビラ。 物語は、彼女がなぜホームレスになったかを明らかにしながら進んでいきます。 偶然なことから事件に巻き込まれたシビラは、事件に立ち向かって行かざるを得なくなります。彼女はどうするのか。それは読んでからのお楽しみです。 読み始めたら、どうして・なぜという疑問が...
2004年

荊[いばら]の城 (上)(下)/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫(2004.4.22発行)

このミステリーがすごい!2005年度(宝島社)第1位 ミステリーが好きだったら、一度は読んでみる価値のある作品です。  本作品は英国推理作家協会賞の歴史ミステリ部門にあたるエリス・ピーターズ・ヒストリカル・ダガー賞を受賞 ブッカー賞最終候補作品 舞台は19世紀半ば、ロンドンのラント街。表向きは錠前屋だが、盗品を転売するイッブズ親方・事情がある女から赤ん坊を預かり、引き取り手を見つけるサクスビー夫人...
男性刑事(捜査官)もの

ハバナ・ベイ/マーティン・クルーズ スミス/講談社文庫

本書は『ローズ』に続き、ハメット賞連続受賞に輝く ロシア検察局の捜査官アルカージ・レンコの第4作です。 舞台はキューバ 帰ってきた捜査官アルカージ・レンコの物語をじっくりと楽しめます。 マーティン・クルーズ スミスは、1942年アメリカ・ペンシルヴェニア州生まれ 1981年『ゴーリキー・パーク』で鮮烈なデビュー 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞 全世界的にヒット 映画化 第2作『ポーラ・ス...
2005海外ミステリ

耽溺者(ジャンキー)/グレッグ・ルッカ/講談社文庫(2005.2.15発行)

本編は、主人公がアティカス・コディアックではなく、彼の恋人の女性私立探偵ブリジット・ローガンなので、番外編とされています。 とにかく面白いです。すばらしい作品だと思います。最後の最後まで息が抜けません。こんな形の友情と愛とがあるんだなと思いました。是非本を手にお取りください。 薬物の怖さがとことんわかります。薬物との戦いは、死ぬまで続く永遠の死闘なのですね。決して手を出してはいけません。 闘うベス...
男性刑事(捜査官)もの

地下墓地/ピーター・ラヴゼイ/ ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91-22)

ピーター・ラヴゼイは、1936年生まれ。大学で英文学を専攻 イギリスのベテラン作家 バース警察のピーター・ダイヤモンド警視 シリーズ第6作 本書は199年12月早川書房より単行本として刊行されたものを、2004年12月31日文庫化したものです。 ローマ浴場の地下室から人間の手が発見され、その捜査にピーター・ダイヤモンド警視が取り組みます。事件を究明していく形の典型的な警察推理小説です。 解説の中で...
ラブ(ロマンス)サスペンス

レッド・ライト/(上)(下)T.ジェファーソン パーカー/講談社文庫(2005.2.15発行)

女刑事マーシ・レイボーン シリーズ第2作 女刑事マーシ・レイボーンの内心の葛藤に多くの時間が割かれていて、ストリーの展開が遅いと私は感じました。 この点をどう評価するかでこの作品の評価が高くなったり、低くなったりすると思います。小説なので、内心の葛藤がもっと高い次元のものなら良いのにと思いました。 MWA賞(2001年度最優秀長篇賞)ノミネート作品 第1作『ブルー・アワー〈上〉〈下〉』第3作『ブラ...
「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの

文学刑事サーズデイ・ネクスト〈2〉さらば、大鴉/ジャスパー フォード/ソニーマガジンズ(2004.9.20発行)

闘うベストテン2004(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位 高い評価を受けています。 この『文学刑事シリーズ』は英米で熱狂的人気を博し既に3巻までが出版されている 第2作 舞台は1985年のイギリスだが、今とは違う歴史をたどるもう一つの別のイギリス。超巨大企業に事実上支配されていて、コンピューターはなく、空の旅は飛行船。クローン技術とタイムトラベル術は発達し、様々な絶滅種が再生されている。文学...
評価: ☆☆☆☆

ダブルプレー/ロバート・B.パーカー/ Hayakawa novels

ロバート・B.パーカーは1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが初登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー1976年の『約束の地』ではアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞 本書は早川書房より2005年2月15日発行されました。 本の帯には、メジャーリーグサスペンスとありますが、ボディガードを主人公にしたハードボイルド小...
アティ カス・コディアック シリーズ

奪回者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2000.11.15発行)

かつて愛した女性の15歳の娘さんの警護を強引に頼まれ、アティ カス・コディアックは再びチームを組んで立ちあがります 敵は英国特殊部隊出身の誘拐チーム アティ カス・コディアックを主人公にした第2作 ボディーガードの仕事の困難さと仕事仲間の友情と信頼をじっくりとお楽しみください。 2000年11月15日講談社文庫より発行 ...
女性刑事(捜査官)もの

ウィスキー・サワーは殺しの香り/J.A.コンラス/文春文庫

J・A・コンラスは、1970年生まれ。シカゴのコロンビア・カレッジ卒業。本書が単行本としては第1作。原題WHISKEY SOUR 文春文庫より2005年2月10日発行 第2作も既に書き終えられているそうです。 主人公は、シカゴ警察の46歳の女性警部補ジャクリーン・ダニエルズ。相棒のハーブと連続殺人犯に挑みます。変質犯を追っているにもかかわらず、ユーモアがちりばめられており、なんだかホッとしました。...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

悪徳警官はくたばらない/デイヴィッド・ローゼンフェルト/文春文庫

デーヴィッド・ローゼンフェルトは、大の犬好き 作品の中にも犬に対する愛情があふれています。 映画会社重役を経て2002年作家デビュー デビュー作の第1作は『弁護士は奇策で勝負する』(2004年4月発行) 10ヶ月で待望の弁護士アンディ・カーペンター シリーズ第2作が出ました。文春文庫より2005年2月10日発行 法廷ミステリーのファンの方、是非お読みください。できれば第1作から読むことお薦めします...
アティ カス・コディアック シリーズ

守護者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(1999.3.15発行)

ボディーガードものを読みたい方には絶対にお薦めの作品 プロのボディーガード アティ カス・コディアックを主人公にした第1作 「あなたを雇いたい。私と娘を保護してもらいたい」妊娠中絶反対派の度重なる嫌がらせに、女性医師ロメロから依頼を受けたボディガード アティ カス・コディアックと脅迫者との必死の攻防が--- 1999年3月15日講談社文庫より発行 ...