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女性検事もの

虚偽証人(上)(下)/リザ・スコットライン/扶桑社ミステリー(2010.11.10発行)

2004年から翻訳が途絶えていたリザ・スコットラインの法廷ミステリが還ってきました。 久しぶりの作品に読む手が震えました。 2005年に発表された彼女の長編第12作目の作品 冒険アクションものに分類しようかと思うほどの行動で正義のために突き進む連邦検察局の女性検事補ヴィッキ・アレグレッティが主人公 これを読んで力を得て、みんなで世の中を明るくしたいものです。 2010年11月10日扶桑社ミステリー...
男性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

騙す骨/アーロン・エルキンズ/ハヤカワ文庫(2010.11.20発行)

骨を手がかりに謎を解く"スケルトン探偵"人類学教授ギデオン・オリヴァー シリーズ第16作(日本語版としては第15作) 旅行記とグルメの紹介をかねたミステリ 妻ジュリーのいとこが経営するメキシコの田舎にある滞在型リゾート<エンカンターダ農場>を訪れた二人を待っていたのは、いつものように骨(?)---- アマゾンのレビューに「定型化されたシリーズなのでたいへん安心して読み進められる」とありますが、1作...
2010年

フランキー・マシーンの冬(上)(下)/ドン・ウィンズロウ/角川文庫(2010.9.25発行)

☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第4位 ☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 ドン・ウィンズロウの10作目の邦訳作品 62歳の元マフィアの殺し屋で料理を作ることとサーフィンが好きで、レストランには新鮮な魚を卸し、釣り餌店も経営する、地域に社会に愛されているマシアーノ・フランクが主人公 平穏だった生活がある日一変する--- 一気に読み切ってしまう面...
「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの

オーロラの魔獣/リンカーン・チャイルド/武田ランダムハウスジャパン(2010.11.10発行)

アラスカ北東部の元アメリカ軍事基地を拠点に地球温暖化の影響を調べていた北マサチューセッツ大学の4人の科学者からなる調査隊は、氷山の崩壊により洞窟を目の前にした--- 邦題は本の内容を考えると工夫がほしかったと思う。原題は「Terminal Freeze」 映画化したら面白いかも。 シベリアで発見されたマンモスの遺骸がどうして捕食者に食べられることなく冷凍されたのかはよくわかっていないそうです。 2...
女性私立探偵もの

バセンジーは哀しみの犬/キャロル・リーア・ベンジャミン/創元推理文庫(2010.4.30発行)

☆1997年シェイマス賞(SHAMUS AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST P.I. NOVEL)受賞作品 主人公はユダヤ人女性の私立探偵レイチェル・アレグザンダー パートナーは、アメリカン・スタッファードシャー・テリア(闘犬)のダシール 無一文の彼女に友人を殺害した犯人を捜してほしいとの依頼が入った---- 犬に詳しくないので、犬の種類なのか人の名前なのかわからなくて混乱しまし...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

死角 オーバールック/マイクル・コナリー/講談社文庫(2010.12.15発行)

ロサンゼルスの展望台。後頭部に二発銃弾を撃ち込まれた男性の死体が発見された--- 待ちに待っていたハリー・ボッシュ シリーズ第13作 こんなにがっかりしたのは初めてです。 雑でいい加減な構成 初めから結末がわかってしまうまるで水戸黄門のような物語 同じことの繰り返し 犯人の動機もその後の行動を考えると納得できないし、犯罪証拠別件の処分方法ときたら、まったくずさんであり得ません。 マイクル・コナリー...
男性弁護士もの

兄の殺人者/D・M・ディヴァイン/創元推理文庫(2010.5.28発行)

日本で出版されると必ず日本のベストテンものに複数ランクインする作家の伝説的(?)デビュー作 1961年に出版されたこの作品にミステリの女王アガサ・クリスティーが「最後の最後まで楽しんで読めた」と 弁護士事務所の共同経営者である兄オリバーからいつものように事務所に呼び戻されたサイモンを待っていたのは深い霧の夜だった。 やっとのことで事務所にたどり着くと--- 2010年5月28日創元推理文庫より発行...
猫や犬が活躍するミステリ

ぼくの名はチェット 名犬チェットと探偵バーニー1/スペンサー・クイン/東京創元社(2010.5.31発行)

犬の観点から語られる私立探偵ミステリ ミステリとしても面白い。 賢いけれどスーパーわんちゃんではないチェットと飼い主のバーニーとの間にはテレパシー会話などない。 食べ物の誘惑や仲間の声にすぐ気を取られちゃうし、人間の言葉はだいたいしかわからない。 意思を伝えようにも吠えることしかできない。 犬好きの人もそうでない人も犬の立場に立って考えるいいチャンスになるかも。 赤ちゃん言葉で犬に話しかけている近...
ノワールもの

デクスター 夜の観察者/ジェフ・リンジー/ヴィレッジブックス(2010.10.20発行)

衝撃の海外ドラマ「デクスター」原作第3弾 ダークヒーローのデクスターが悩んでいる。 カモフラージュのためつきあっていたリタと思わぬ誤解から婚約することになり、結婚式にまっしぐら リタの二人の連れ子アスターとコーディーにはデクスターの特別育児課程が必要で マイアミ大学の構内で首なし死体が見つかり、被害者の女子学生2人は全身を焼かれ、頭部のかわりに陶器の雄牛の頭が置かれていた事件の現場に駆けつけると ...
ノワールもの

デクスター 闇に笑う月/ジェフ・リンジー/ヴィレッジブックス(2010.5.20発行)

衝撃の海外ドラマ「デクスター」原作第2弾 ファージングの3部作を一気に読むにはエネルギーが要ります。 少しユーモアのある作品に浸りたいと手に取りました。 人間の感情を一切を待たず、満月の夜には(?)悪人を狩る闇の仕掛け人デクスター 養父のハリーから授けられたルールを守りがんばろうとするデクスター 自分の気持ちの葛藤に変に悩むデクスターは何とも憎めません。 今回は救急隊員や警察官までもが二度と足を踏...
2010国内外ミステリ

ファージング Ⅱ 暗殺のハムレット/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.7.30発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位(3部作としての評価) 舞台は第1作から数週間後のイングランド 主人公はスコットランドヤードのピーター・カーマイケル警部補 3部作の第2作 歴史改変ミステリだけにどう展開する...
2005年

ファージング I 英雄たちの朝/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.6.11発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第10位 ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位 これだけの評価を受けたミステリだけ...
男性私立探偵もの

心理探偵フィッツ/ジム・モーティマー/二見文庫(1995.6.25発行)

有能な臨床心理学者だが、私生活ではアル中でギャンブル狂いで妻と娘に出て行かれたフィッツとマンチェスター警察の女性部長刑事ジェーン・ペンハリガンの二人が主人公のミステリ 人間関係をうまく築けない心理学者のフィッツが鋭い人間観察で人の心理を読む  そんな矛盾がなんだかとても面白い!! TVドラマ化され、日本でもNHKBSで放映(2000年)されました。 1995年6月25日二見文庫より発行 原題は「T...
2011(2010年)

フレンチ警部と毒蛇の謎/F・W・クロフツ/創元推理文庫(2010.3.26発行)

☆本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年) 第10位 1938年に刊行されたクロフツ22作目の長編推理小説 343ページの作品で、主人公のフレンチ警部が登場するのはなんと225ページになってからです。 登場するやいなや事件を解決してしまいました。 昨年創刊50周年を迎えた創元推理文庫が紹介に力を注いだ作家の一人。 この本の翻訳ですべての長編作品がそろいました。 2...
女性刑事(捜査官)もの

道化の館(上)(下)/タナ・フレンチ/集英社文庫(2010.12.20発行)

主人公のキャッシー・マドックスは潜入捜査課から殺人課を経て現在はDV対策課に所属しているアイルランド警察の女性刑事 キャッシー・マドックスのシリーズ第2作 ボーイフレンドの殺人課刑事サムから呼び出しを受けて殺人事件の現場に。そこにいたのは、潜入捜査課のときの上司だった---- こんなに作中の人物に自分が入り込んでしまった作品は初めてです。 すばらしい作品です。 Amazon USの2008 年ベス...