ジャンル

ローマ市警の刑事ニック・コスタ シリーズ

蜥蜴の牙(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/武田ランダムハウスジャパン(2010.6.10発行)

ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第4作 薪とガスという昔ながらの方法で父から伝えられた秘伝の技術でガラスを作るアルカンジェロ家のガラス職人ウリエル その日、炉の状態がいつもと違うことに気がついた---- ローマからヴェネツィアに飛ばされたニックとその仲間たちが、事件の背後にいる黒幕にすべてを投げ打って正義の戦いを挑みます。 彼らを応援して読むほうも力が入ってしまいました。勝利するのはいった...
コージー・ミステリもの

猫は14の謎をもつ/リリアン・ジャクソン・ブラウン/ハヤカワ・ミステリ文庫(1991.7.15発行)

新聞記者クィラランとシャム猫ココ・シリーズ(29作まで刊行)で人気の小説家が初めて贈る猫好きにはたまらない14の短篇集 20年も前の作品ですが、猫好き特にシャム猫を好きな人にとっては必読のミステリです。 いろいろな猫と暮らしたことがありますが、シャム猫は本当に気高く・賢く聡明でした。 障子を前足二本で開けてしまう。 初めて車に乗ってもまるで動じない。 気に入らない餌は頑として食べない。 そんなかわ...
コージー・ミステリもの

黒猫ルーイ、名探偵になる/キャロル・ネルソン・ダグラス/武田ランダムハウスジャパン(旧:ランダムハウス講談社)(2009.10.10発行)

緑目の黒猫探偵ミッドナイト・ルーイと広報担当の素人探偵テンプル・バーの迷コンビのシリーズ第1作 なんと現在20作以上刊行されているそうです。 シリーズが進んでいくと、ミステリとしてもう少し面白くなるのでしょうか。 題名のとおり猫に重点がおかれていれば楽しくてよかったのに。 猫と人との意思の伝達はほとんどなされず、まったくの猫よがりに(?)読むほうは首を傾げるばかり。 勝手につかまって動物保護センタ...
女性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

女検死官ジェシカ・コラン ロンドンの十字架(上)(下)/ロバート・ウォーカー/扶桑社ミステリー(2006.9.30発行)

久しぶりに読んだジェシカ・コランのシリーズもの 女性検死官ジェシカ・コランシリーズ第7作 痛快でした!! あっという間に読んでしまいましたが、なんでポール・ボルトのような無能な出世主義者を登場させるのでしょうか。 まるで、ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズの天敵アーヴィン・アーヴィングのように。 本筋と関係ないこんな人間を登場させて、読む人までいらいらさせて何の意味があるのでしょうか。...
短編集もの

サム・ホーソーンの事件簿Ⅱ/エドワード D.ホック/創元推理文庫(2002.5.17発行)

本格ミステリーベスト10海外2003探偵小説研究会(原書房)(2002年)第5位  1992年ノースモストの田舎医師サム・ホーソーンが若き日を回想して語る不思議な事件の数々 医師サム・ホーソーンもの12作と他に1作を収録 今回は心に残る作品はありませんでした。しいて言えば、特別付録かな。 <収録作品> 「伝道集会テントの謎」 「ささやく家の謎」 「ボストン・コモン公園の謎」 「食料雑貨店の謎」「醜...
ユーモア・ミステリ

ピーナッツバター殺人事件/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2005.6.17発行)

<海の上のカムデン騒動記>シリーズ第4作 材木問屋の秘書をしているカルメラは、通勤で使っている車の故障でその日線路の上を歩いていた。そして発見したものは列車に轢かれた轢死体だった----- 轢かれた男は<海の上のカムデン>の入居者エドナと親しく付き合ってたが、エドナはマーティネス警部補らの質問にただ泣くだけで全く答えようともしない。 そこで我らが老探偵団アンジェラ・ベンボウとキャレドニア・ウィンゲ...
2010年文庫

震える山/ C・J・ボックス/講談社文庫(2010.4.15発行)

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ第5作(邦訳では第4弾) ジョーの尊敬する猟区管理官ウイル・ジェンセンが自ら命を断ったという信じられない情報が保安官からもたらされた。 臨時にウイルの勤務地域の勤務を命じられ、家族から離れて任地に赴く彼を待っていたのは---- 2010年4月15日講談社文庫より発行 ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第9位 第1作「沈黙の森](...
マンハッタンの女性検事アレックス・クーパー シリーズ

妄執/リンダ・フェアスタイン/ハヤカワ文庫(2004.8.15発行)

マンハッタンの性犯罪を扱うニューヨーク地方検事アレックス・クーパーを主人公としたシリーズ第4作 夫から度重なる家庭内暴力を受けたローラは、警察のおとり捜査に協力し、夫の雇った三人の殺し屋に玄関で五発銃弾を浴びてその場に崩れる場面がテレビで流された。 おとり捜査用の演技だったわけだが、その日の夜ローラは、エレベーター・シャフトの底で死体となって発見された----- ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシ...
2010年文庫

エコー・パーク(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2010.4.15発行)

2年半ぶりのハリー・ボッシュ シリーズ第12作 未解決事件班刑事ハリー・ボッシュの心を離れない一つの事件。 それは、1993年22歳のマリー・ゲストが失踪した事件だった。彼女の車は10日後に発見され、彼女の失踪時に着ていた服が助手席にきちんと畳まれて置かれていた。 13年後、事件は急展開を見せる---- どう展開していくか予想のつかない面白さと刑事ハリー・ボッシュの被害者の家族を想い正義を追い求め...
ユーモア・ミステリ

フクロウは夜ふかしをする/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2003.3.28発行)

<海の上のカムデン騒動記>シリーズ第3作 人よりも植物が好きなカムデンの庭師が殺害されるところから物語は始まります。 老婦人探偵団(?)のアンジェラ・ベンボウとキャレドニア・ウィンゲイトとマーティス警部補・スワンソン刑事とのやりとりが主人公のこのシリーズ。 今回はいつになく真剣な内容です。 2003年3月28日創元推理文庫より発行 本文から抜粋 聖歌隊に老人を入れると 「高音に届かない嗄れ声。ほと...
2010年

ラスト・チャイルド(上)(下)/ジョン・ハート/ハヤカワ文庫(2010.4.15発行)

読み終わった後に、しばらくは他のミステリを読む気にはなれないと思いました。 そう思うほど心に響くミステリ。 今年絶対にお勧めのミステリです!!!! ☆2009年CWA(英国推理作家協会) 最優秀スパイ・冒険・スリラー賞受賞作品 (The CWA Ian Fleming Steel Dagger) ☆2010年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長篇賞受賞作品 13歳の少年ジョニー・メリモンとクラ...
女性刑事(捜査官)もの

訣別の海/ロバート・B・パーカー/ハヤカワ文庫(2010.2.15発行)

ついこの間、海を渡って著者の訃報が届いたばかり<「スペンサー」シリーズのロバート・B・パーカー氏、ハードボイルドに死す 2010.1.17> 警察署長ジェッシィ・ストーン シリーズ第5作 マサチューセッツ州の田舎町パラダイス町(架空の町)・精神科医のカウンセリングを受け離婚した妻ともう一度やり直そうとしている警察署長が主人公 なお、本書はTVムービーになっており、ムービーは本書とははなはだ違う内容...
ユーモア・ミステリ

氷の女王が死んだ/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2002.4.26発行)

<海の上のカムデン騒動記>シリーズ第2作 本書を老人ホームミステリに分類したりしたら、老婦人探偵団のアンジェラ・ベンボウとキャレドニア・ウィンゲイトにしかられて口を利いてもらえなくなるかも。 マーティネス警部補とスワンソン刑事にも会いたくなって本書を開きました。 「<海の上のカムデン>全入居者の中から、いちばんの嫌われ者を選ぶコンテストがあれば、エイミー・キンゼスがぶっちぎりで優勝していたはずだっ...
ユーモア・ミステリ

老人たちの生活と推理/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2000.7.24発行)

舞台はカルフォルニアのサンディエゴ市近郊の高級老人ホーム<海の上のカムデン> <海の上のカムデン>は高い入居費と毎月高額の家賃、自分が誰なのか分からなくなったら付属の病院に入居できるという老人の楽園 この楽園からプライベートビーチにおりる階段の下、入居者の元図書館司書が死体で発見された。 バックには大金が、指にはダイヤの指輪が残されたままだった----- 老婦人探偵団とマーティス警部補・スワンソン...
ダンカン・キンケイド警視とジュマ・ジェイムズ警部補 シリーズ

警視の孤独/デボラ・クロンビー/講談社文庫(2010.2.13発行)

ダンカン・キンケイド警視とジュマ・ジェイムズ警部補のシリーズ第10作 約3年ぶりのこのシリーズ 今回は特に面白く、一気に読んでしまいました。 放火犯の独白から始まる物語 焼け跡から見つかった女性の死体の身元は----- 捜査線上には行方不明の女性が何人も見つかり、子供の誘拐と立て続けて事件は起きる。 是非第1作からこのシリーズにはまってください。 2010年2月13日講談社文庫より発行 原題は「I...