ジャンル

ラブ(ロマンス)サスペンス

復讐の輪舞/シルヴィア・デイ/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

476ページの作品のうち253ページまで読みましたが、事件は全く起らずエロチックな描写ばかりです。 電車の中で読んでいたら隣の人が覗き込んで読んでいました。 訳者あとがきでは、「サスペンスあり、アクションあり、官能シーンありの---ヒストリカル・ロマンス」と紹介しています。 こんな屈折した女性がいるとは思えず、女性が書いた小説とは思われないのですが、エロチックな気分に浸りたい方にお勧めします。 最...
2009国内外ミステリ

ミレニアム2 火と戯れる女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2009.4.15発行)

前作から5ヶ月で本書が出ました。早川書房さんそして翻訳者の方、ありがとうございます。第3作もなるべく早く世に出してください(2009.7.10刊行予定 早川書房ホームページより)。 読み終えてしまうのがもったいなくて、なかなか本を開けることができない。そんなミステリのひとつです。 このミステリは本当に丁寧に書かれており、一つ一つの謎をきちんと解き明かしてくれます。是非第1部からお読み下さい。 あま...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

マジシャン殺人事件/ピーター・G・エンゲルマン/扶桑社ミステリー(2009.3.30発行)

舞台はイタリアのフィレンツェ 奇術師のグレイト・サブニーニの最も得意な演目は脱出マジックだった---- ミステリの面で魔術師としての活躍がなく、魔術師ものでは読んだもののなかでいちばんつまらなかった。 文庫本で167ページの作品 物語に意外性もなく、謎解きの説明が不十分で納得がいかない点が多すぎる。最後のエピローグでももっと納得のいく丁寧な説明が欲しかった。 2009年3月30日扶桑社ミステリーよ...
もと軍特別部隊調査官ジャック・リッチャー シリーズ

前夜(上)(下)/リー・チャイルド/講談社文庫(2009.5.15発行)

2005年英国バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀長編賞受賞作品 ジャック・リッチャー シリーズ第8作 軍を除隊する以前の主人公(軍特別部隊調査官・軍警察現場指揮官・少佐)を知ることができます。 物語は1989年が1900年になったばかりのとき、かかってきた電話から始まった。 その電話は、基地から50K離れたモーテルで兵隊の死体が見つかったことを知らせる民間の警察官からだった。 あっ...
2010年版(早川書房)

ダブリンで死んだ娘/ベンジャミン・ブラック/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

2008年アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)最優秀長篇賞ノミネート作品 舞台は1950年代のアイルランドのダブリン 主人公は病理科医長・検死官も務めているクワーク 主人公が検死官でも検死官が科学的知識・考察により事件を解決するいわゆる検死官ものとは違います。 真実を正義を求めて、ぶきっちょなまでにまっすぐに突き進む主人公 こういう作品をアメリカ探偵作家クラブは好んでいますね。 「ブッカー賞作家が...
男性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

法人類学者デイヴィッド・ハンター/サイモン・ベケット/ヴィレッジブックス(2009.2.20発行)

久々に読むのに夢中になり、乗換駅で降りるのを忘れるところでした。 2006年CWA(英国推理作家協会(Crime Writers' Association))賞最優秀長篇賞ノミネート作品 世界20か国で100万部を売るベストセラー 絶対にお勧めのミステリです。 物語は8歳と11歳の兄弟が森の中で蛆の行列と出くわしたところから始まります。 主人公は邦題のとおり法人類学者デイヴィッド・ハンター 今はロ...
ノワールもの

弔いのイコン/ゲイリー・ヴァン・ハース/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

主人公は元聖職者で画家で画廊の経営者でもあるガース・ハンセン 物語は主人公がフェンシング・サロンで500ドルを賭け、フェンシングの試合をするところから始まる。 ギリシャ・ミコノス島を舞台に繰り広げられる冒険ミステリ ギリシャに行ってみたくなりましたが、ミステリとしては動機も謎解きも不満足です。動機などたった一文で説明しているものさえあります。 あまりに多くの事件を起こし、消化不良を起こしています。...
2010年版(早川書房)

コンラッド・ハーストの正体/ケヴィン・ウィグノール/新潮文庫(2009.2.1発行)

愛する人への手紙「十年前に、こんなふうにきみに手紙を書けばよかった。」という書き出しで始まるプロの殺し屋が主人公のラブストリー 一気に読んでしまいました。愛の深さに読み終わってからも涙が出てきました。 amazonのレビューの方々はこれをスパイ小説ととらえ、殺人を重ねてしまう理由に納得されていませんが、究極のラブストリーなのが作者の意図だと思うのですが。 そう考えてもう一度読み返してみてください。...
ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補 シリーズ

ボックス21/アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補 シリーズ第2作 スウェーデン推理小説アカデミー最優秀推理小説賞ノミネート作 訳者あとがきには「ジャーナリストと元服役囚という異色の組み合わせで、---社会の闇を鋭く描き出すサスペンス作品」とあります。 旧ソ連・東欧からの女性人身売買と強制売春問題を正面からとらえたミステリ 日本でも、旧ソ連からの若い女性たちが同じよ...
コージー・ミステリもの

ホワイトハウスのペット探偵/キャロル・ネルソン・ダグラス/講談社文庫(2009.4.15発行)

ホワイトハウスのペットが活躍するユニークな14作品の競作短編ミステリ集 最初の短編「マーサのオウム」を読んで、読むのを止めました。全く面白くありません。 こんな作品を没頭に持ってくるのでは、続いて他の作品を読み気になれませんでした。 面白い短編作品があるかもしれませんが、あったらどなたかお知らせください。 信頼する講談社の海外ミステリ部門がこんな本を出版するなんて。 最近はやリ始めているペットが活...
2008年

フロスト気質(かたぎ)(上)(下)/R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(2008.7.31発行)

イギリスのデントン警察署犯罪捜査部警部ジャック・フロストを主人公とする警察小説シリーズ第4作 ※なお、デントン市はロンドン郊外の架空の都市です。 ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第1位 ☆2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第2位 ☆ミステリが読みたい2009年版 ベスト・ミステリ2008...
女性刑事(捜査官)もの

殺人倶楽部へようこそ/マーシー・ウォルシュ&マイクル・マローン/文春文庫(2009.3.10発行)

29歳のニュージャージー州グロリア市刑事課の女性巡査部長のジェイミー・フェッラーラが主人公 2作続けて面白くないミステリだったらどうしようと思いながら、途中で何度かやめようかと思いました。 高校時代の友人たちをめぐるこのような設定はどこかで読んだような。  最後まで読みましたが、ミステリとしては緻密さに欠け、動機説明もいまいちで納得がいくものではないし、お勧めできるものではありません。 もう少し丁...
コージー・ミステリもの

ねこ捜査官ゴルゴンゾーラとハギス缶の謎/ヘレン&モーナ ・マルグレイ/ヴィレッジブックス(2009.2.20発行)

動物が好きなので期待していたのですが、166ページで挫折しました。 猫好きミステリファンでさえもとても読み続けられません。 166ページまできても、猫のゴルゴンゾーラはほとんど活躍の場はなく、おいしそうなペットフードを食べているだけです。 ミステリの方は、ばかばかしくて読んでいられません。 2009年2月20日ヴィレッジブックスより発行 筆者紹介:英国エディンバラ在住 英語教師から転進  双子の姉...
ボディーガードもの

嵐を走る者/T・ジェファーソン パーカー/ハヤカワ・ミステリ文庫(2009.1.15発行)

「マット・ストロームソーがのちに彼の妻と息子を殺すことになる男と出会ったのは、高校生のときだった。」 この衝撃の書き出しで始まる物語 読む人をひとときも退屈させません。 読んだ後の爽快感があなたを待っています。 訳者も書き出しについて同じように書いていますが、まねをしたわけではありません。 『サイレント・ジョー』(2001年)『カリフォルニア・ガール』(2004年) 二度のアメリカ探偵作家クラブ...
ラブストーリー

フォーチュンクッキーに想いをのせて/シャノン・アンダーソン/ヴィレッジブックス(2009.3.12発行)

「ロマンチック・サスペンスの人気作家シャノン・マッケナが別名義で贈るキュートなロマンス」と訳者あとがきにあります。 物語は、アクセサリーデザイナーのエマ・ダンビーが大雨の中、タイヤがぬかるみにはまりこんで動けなくなったところから始まります。 連休中にロマンチックになりたい人に 2009年3月12日ヴィレッジブックスより発行 ...