ジャンル

男性刑事(捜査官)もの

会員制殺人サイト(上)(下)/ピーター・ジェイムズ/ランダムハウス講談社(2008.12.10発行)

9年前に妻が失踪 霊媒や超能力者のちからを信じる異色の警視ロン・グレイスを主人公とするシリーズ第2作   〈警視グレイス〉シリーズは世界26ヵ国語に翻訳累計200万部を超えるベストセラー 読んでいると彼と同じ時立場になって考えている自分がいる。それほど夢中になれるミステリ。読み終えたくなかった。 絶対にお勧めの警察ものミステリ。是非第1作『1/2の埋葬(上)(下)』からお読み下さい。 物語は、脚...
男性刑事(捜査官)もの

壊れた海辺/ピーター・テンプル/ランダムハウス講談社(2008.10.10発行)

2007年英国推理作家協会(Crime Writers' Association = CWA)ダンカン・ローリー・ダガー(最優秀長篇)賞受賞作品 オーストラリア・ミステリ界の第一人者が贈る刑事ものミステリ 登場人物の説明が前後していてわかりにくい。 事件解明の説明が丁寧ではなく、後は自分で考えろという突き放した作風。 それでも読み続けるだけの面白さがあります。だてに最優秀長篇賞をとっているわけでは...
ラブストーリー

僕とばあばと宝くじ/パトリシア・ウッド/ランダムハウス講談社(2008.7.25発行)

2008年英国女流文学賞(オレンジ賞)フィクション部門最終候補作品 軽度の知的障害をもつ主人公ペリーの愛と友情の物語 できるなら主人公のような子供の頃の心を取り戻したいものです。 amazonドットコムでは100件に上るカスタマーレビューのうちほとんどが満点の五つ星をつけるほど好評を博したそうです。 2008年7月25日ランダムハウス講談社より発行 原題は『LOTTERY』(宝くじ) ...
女性刑事(捜査官)もの

警部補デリーロ/スコット・フロスト/集英社文庫(2009.1.25発行)

2006年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞(エドガー賞とも呼ばれる)処女長編賞ノミネート作品 カルフォルニア州パサデナ市の女性警部補アレックス・デリーロのシリーズ第1作 物語は、娘がローズクイーンの最終選考に出場し、会場にいる警部補デリーロがコンテストの女王の発表を見守っているところから始まります。 後はノンストップの心理スリラー(?)のミステリ 一気に最後まで読んでしまいました。これまたお勧め...
男性刑事(捜査官)もの

コマドリの賭け(上)(下)/ジョー・ネスボ/ランダムハウス講談社(2009.2.10発行)

2007年英国推理作家協会(Crime Writers' Association = CWA)ダンカン・ローリー・インターナショナル・ダガー(最優秀翻訳長篇賞)候補作品 ノルウェー・ミステリ界の第一人者が送る刑事ハリー・ホーレのシリーズ3作目 1999年の現在と1942年の過去が交互に現れ、登場人物も多くて最初はちょっとわかりにくい。 気がつくと夢中になっています。 絶対にお勧めの暗殺者もの(この...
評価: ☆☆☆☆☆

ジャマイカの迷宮/ボブ・モリス/講談社文庫(2009.3.13発行)

元アメフト選手のザック・チェイスティーンが主人公のシリーズ第2作 爽快な気分になれるミステリ 相棒のボギーの不思議な力も魅力です。必読のシリーズの一つです。 ジャマイカに行ってみたくなりました。 是非第1作からお読み下さい。 アメリカでは既に4作目までが刊行され、5作目が刊行予定となっています。 2009年3月13日講談社文庫より発行 第1作『震える熱帯』 著者紹介:米国フロリダ生まれ。地元フロリ...
2007年

ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー/早川書房(2008.3.10発行)

ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第1位 2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 1955年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作品 主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ 主人公がロールズロイロイスの車中で酔いつぶれているテリー・レノックスと出会ったところから物語が始まる。 私立探偵ものが好きな人に送る古典的ハードボイルド(hardboi...
2009国内外ミステリ

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2008.12.15発行)

2006年スカンジナヴィア推理作家協会「ガラスの鍵(Glasnyckeln)」賞※受賞作品 一つ一つの謎を丁寧に誰にも分かりやすく解いて、読む人をどんどんひきつけていく。 これがミステリのベストセラーになる本の共通点だと思います。 物語は、誕生日に40年にわたって必ず届く額入りの押し花が、今年もまた82歳になる老人に届いたところから始まります。 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第...
ノワールもの

狼のゲーム/ブレント・ゲルフィ/ランダムハウス講談社(2009.1.10発行)

現在のロシアを舞台にした衝撃の作品 主人公はロシアン・マフィアで元特殊部隊隊員のアレクセイ・ヴォルコヴォイ(通称ヴァルク)と恋人のチェチェン人のヴァーリャ 強烈なラブストリーです(第2作を読まないと断定はできませんが)。 『チャイルド44』(トム・ロブ スミス)と同じような衝撃が読む人を襲います。 主人公たちがこれだけ痛めつけられる犯罪小説はありません。 書いたのがロシアの人ではないところもチャイ...
デントン市警察署ジャック・フロスト警部 シリーズ

夜のフロスト/R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(2001.6.15発行)

イギリスのデントン警察署犯罪捜査部警部ジャック・フロストを主人公とする警察小説シリーズ第3作 流感で人手が全く足りないデントン警察署に、またまた恐怖の一週間が始まる。 新聞配達の15歳少女が行方不明・老女ばかり狙う切り裂き犯次々起きる事件にフロスト警部は---- 前作までと異なり、各事件は解決したかと思うとフロスト警部の手から逃げてしまう。絶体絶命のピンチの連続 フロスト警部を応援しながらこのシリ...
冒険アクションもの

ヒラムの儀式(上)(下)/エリック・ジャコメッティ +ジャック・ラヴェンヌ/講談社文庫(2009.2.13発行)

1945年4月25日、ベルリン陥落寸前のドイツ第3帝国首相官邸、ある上級大隊指揮官が受けた指令は、ベルリンを密かに離れ、木箱を予定された隠し場所に埋めろというものだった。 物語は、ここから始まり、舞台はすぐ20005年5月のローマに移る----- ナチスでなくフリーメーソンが主題の壮大な歴史ものミステリ 人間が人間に対してできることに限界がないことを改めて知らされました。 ”庭師”は怖すぎます。 ...
2008年

狂犬は眠らない/ジェイムズ・グレイディ/ハヤカワ・ミステリ文庫(2007.12.15発行)

物語は、過酷な任務によって精神に異常をきたしたCIAの腕利きスパイ5人が、CIAの秘密の施設で治療を受けていたところから始まる。 5人の治療にあたった優秀な精神科医が---- デニス・ルへイン、ジョン・グリシャムらが絶賛した痛快なスパイ小説 こいつは本当に面白い!! ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第10位 ☆2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第10位 ☆このミステ...
コージー・ミステリもの

ワタリガラスはやかまし屋/クリスティン・ゴフ/創元推理文庫(2009.1.30発行)

バードウォッチャー・ミステリシリーズ第1作(既にアメリカでは第5作まで刊行済み) 2ヶ月前夫の浮気を目撃したクリエィティブ・デザイナーのレイチェル・スタンホープはプレゼンテーションが終わった直後、夫からの婚姻解消の申立書を受け取った。 ひと夏をロッキーマウンテン国立公園に隣接するミリアム叔母の農場で過ごすことにしたことから物語は始まる。 急行から各駅停車に乗り換えるのをあやうく忘れてしまうほど、い...
元保安官コーク・オコナー シリーズ

二度死んだ少女/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2009.2.13発行)

2005年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作品 ネイティブ・アメリカンの血を引くアイルランド系のコーク・オコナー元保安官のシリーズ第4作 人間にとって何が一番大切なものか、このシリーズはいつもそれを考えさせてくれます。 物語は、17歳の美少女シャーロット・ケインが、大晦日のパーティからスノーモビルに乗って抜けだし、そのまま行方不明になリ、捜索して...
ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの

ビューティ・キラー1 獲物/チェルシー・ケイン/ヴィレッジブックス(2008.6.20発行)

主人公のポートランド市警刑事のアーチー・シェリダンがビューティ・キラーと呼ばれた連続殺人犯の手に落ち、薬を飲まされ、体の自由がきかなくなるという衝撃的な状況から物語が始まる。 主人公が薬を飲まされたことに気づいた「その瞬間まで、彼女だという確信はなかった。----」 何という書き出し!! 何故何故という疑問と、どう展開するのかなという疑問が次々に湧いて、先を読まずにはいられなくなります。 新人とし...