ジャンル

2009年文庫

前線 捜査官ガラーノ/パトリシア・コーンウェル/講談社文庫(2008.12.12発行)

マサチューセッツ州警察捜査官ガラーノ シリーズ第2作 前作と同様にタイムズ紙に連載小説として書かれたもの パトリシア・コーンウェルの作品と思わなければ、軽く読める作品かも。 それにしても余りにも内容のないミステリ 余りにも都合の良い解決 作者が何を伝えたいのか全く分からない。  読者の皆さんお願いだからこんな作品を2009年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)に入れないでくださいね。 20...
2009年版(早川書房)

ロミオ/ロバート・エリス/ハヤカワ・ミステリ文庫(2008.7.15発行)

ミステリが読みたい2009年版 ベスト・ミステリ2008(早川書房)第8位 ベストテンに入ったから読んだのですが、ひさしぶりのニューヒロインの登場 本格警察小説 早川書房のベスト・ミステリもミステリファンの役に立った一例(と言っては怒られるかも) 主人公はロサンジェルス市警強盗殺人課の女性刑事リーナ・ギャンブル ロサンジェルス市郊外の邸内で妊娠したばかりの若い女性が惨殺された。現場は血の海で、頭に...
2008年

冬そして夜/S・J・ローザン/創元推理文庫(2008.6.27発行)

私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第8作 大好きなこのシリーズが2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第7位 ニューヨーク・ミッドタウン署の刑事から、知り合いだと言っている14?15歳くらいの少年を保護しているとの連絡がはいり、スミスは署へ---- 2003年度のMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞...
2008年

ザ・ロード/コーマック・マッカーシー/早川書房(2008.6.25発行)

2007年度ピュリッツァー賞受賞 170万部を超える全米ベストセラー 映画化も決定 ピュリッツァー賞受賞から分かるようにミステリではなく、素晴らしい本格小説で、一気に読み切ってしまいました。 夢のなかにまでこの本が出てきました。是非お読み下さい。 訳者あとがきで 「主流派小説とSF小説のジャンルを横断した作品」 「幼い我が子が生きていく未来の世界を案じ、最悪の事態を想像しつつ希望の種を探して息子に...
2009(2008年)

霧と雪/マイケル・イネス/原書房(2008.7.1発行)

2009本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2008)第2位 イギリス・オックスフォード大学の英文学教授であり、ミステリー作家としても名高い巨匠1940年発表の作品 巨匠イネスによる頭脳ミステリと紹介されています。 45ページで挫折しました。 最後まで読んだ方の評価は高い方とそうでない方にはっきりと分かれるようですが、登場人物表もなく、ただただつまらない人物紹介に事件が起きるまで読み続けること...
ノワールもの

娼婦レナータ/ヴィッキー・ヘンドリックス/ランダムハウス講談社(2008.11.10発行)

2008年度MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀ペーパーバック賞ノミネート作品 異色のエロチック・クライムノベルと紹介されています。電車のなかでは読みにくい内容がとても多い作品です。 男性はとことんこけにされているかも。 原題は「CRUEL POETRY」(残酷な)(作詩・詩) マイアミ・ノワールの女王と称される女流作家の長編第5作 デビュー作『マイアミ・ピュリティ』以来の邦訳 このデビュー作は...
18世紀のパリ ニコラ・ル・フロック警視シリーズ

ブラン・マントー通りの謎/ジャン・フランソワ・パロ/ランダムハウス講談社(2008.11.10発行)

舞台は1761年(18世紀)のルイ15世治下のフランス・パリ ブルターニュ地方からパリにやってきたひとりの青年ニコラ パリ警視総監から見習い警視としての地位を与えられます。 『ニコラ・ル・フロック警視の事件』シリーズの第1作(2001年発表) ミステリとしてあっという間に読み切ってしまいましたが、18世紀フランスの料理・風俗や暮らしむきもとても興味深く読んでいけます。 フランス料理が好きな人も是非...
女性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

遺伝子捜査官アレックス 復讐の傷痕/ローリー・アンドリューズ/ハヤカワ・ミステリ文庫(2008.11.25発行)

主人公は、軍人の父と反戦活動家の母をもち医師の資格を持つ遺伝学者アレクサンドラ・ブレークのシリーズ第2作 科学者が主人公のため、最近TVではやっている科学捜査の探求がメインと思っている方はちょっと肩すかしを受けます。 スパイもののような冒険アクション小説です。 彼女を中心に周りの登場人物もいろいろと魅力的です。 アメリカでは既に第3作も発表されているそうです。 2008年11月25日ハヤカワ・ミス...
男性刑事(捜査官)もの

残虐なる月―マンチェスター警察殺人課ファイル/クリス・シミズ/小学館文庫(2008.11.12発行)

マンチェスター警察のジョン・スパイサー警部のシリーズ第3作 定年を来年に控えるサマビー主任警部の傘下に入れられた彼が担当したのは、同性愛者が暴力を受けたという小さな事件だった---- 原題は「SAVAGE MOON」(2007年イギリスで出版された) とても重いミステリです。 ジョン・スパイサー警部の家族生活にも多くのページが割り振られていますが、「イギリスのケニヤ統治時代の蛮行 アメリカのイラク...
2008年

チャイルド44(上)(下)/トム・ロブ スミス/新潮文庫(2008.9.1発行)

物語は1933年スターリン統治下のウクライナの寒村で2人の幼い兄弟が食料として猫を捕まえるために森に入っていくところからはじまる。 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社 輝く!! 第1位 2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位 ミス...
女性私立探偵もの

天を映す早瀬/S・J・ローザン/創元推理文庫(2006.11.24発行)

私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第7作 原題は「REFLECTING THE SKY」 今回の依頼は薬種店主のガオ・ミエンリヤンおじいさんから 香港にいる親友だった故人の孫に形見の翡翠を渡すこと、遺骨を埋葬のため香港に運ぶこと しかも相棒と二人でいう条件付 ビジネスクラスにのってルンルンで香港に降り立ったリディア・チンを待ちうけていたものは--- 2006年11月24日創元推理文庫よ...
2008海外ミステリ

極限捜査/オレン・スタインハウアー/文春文庫(2008.10.10発行)

☆闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第8位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第14位 第2次世界大戦から共産圏の崩壊までを描く全5部作<ヤルタ・ブールヴァード>シリーズの第2弾 今度の主人公は民警殺人課捜査官フェレンク・コリエザール シリーズ第1作は『嘆きの橋』 元美術館町はガス中毒の症状で自殺と見られる状態で発見されたが、彼は酷く殴られ...
女性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

贖罪の日/クリス・ムーニー/講談社文庫(2008.11.14発行)

女性科学捜査官ダービー・マコーミック シリーズ第1作 うーん!!面白かった! 意外性はなかったけれど、読むのを止めることは出来ませんでした。 原題は「THE MISSING」 作家はとてもつらい重い設定を主人公の女性科学捜査官ダービー・マコーミックに課しています。 本書は作家の長編第4作目の作品とのこと。 必読のシリーズものとして読むためには、この第1作が売れる必要があります。皆さん是非読んでくだ...
女性私立探偵もの

春を待つ谷間で/S・J・ローザン/創元推理文庫(2005.8.31発行)

私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第6作 今回の語り手は順番どおりビル・スミス  マンハッタンを離れ休暇を過ごすためにアップステートニューヨーク※に買った山小屋のある小さな町で依頼を受けた。 ※マンハッタンとナイアガラの滝の中間地域・広大なニューヨーク州北部地域をさす 依頼の内容は盗難にあった女性からで、盗まれたものの中で絵だけを密かに回収することだった---- 2005年8月31日創...
マンハッタンの女性検事アレックス・クーパー シリーズ

断たれた叫び/リンダ・フェアスタイン/早川書房(1999.6.15発行)

マンハッタンの性犯罪を扱う辣腕女性検事アレックス・クーパーを主人公とした第2作 ニューヨーク随一の規模を誇る総合病院ミッドーマンハッタン メディカル・センターで脳神経外科の女性教授が全身を刺され殺害された---- 彼女を見守る有能なニューヨーク市警の刑事たちと彼女を支える友人たちとで綴る検察官物語の第2弾 現役の法律家であるため、検察官が置かれている現実に即した色々な仕事の話が多くなってしまい、ミ...