ジャンル

リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

遺産/D.W. バッファ/ 文春文庫(2004.10.10発行)

次期大統領を目指すカリフォルニア州上院議員が射殺され、強盗目的で黒人医学生が容疑者 として逮捕される。被告側弁護人としてアントネッリが弁護に立つ---- リーガルサスペンスとしては、読者にわかりにくかった部分が多かったように思います。 ちょっと残念。 D.W. バッファは、サンフランシスコ生まれ 弁護士アントネッリを主人公としたデビュー作『弁護』が高い評価を受け、シリーズの4作目です。第2作は『訴...
FBI捜査官もの

テキサスは眠れない/メアリ=アン・T. スミス/ヴィレッジブックス

主人公は女性FBI特別捜査官ペネロピ・ライス 死刑執行まであと10日に迫ったロナ=リーは、マスコミのインタビューに聖女の微笑みを浮かべて答えていた。 容疑者は天使なのか悪魔なのか どこか不自然なところを感じたFBIの女性捜査官ポピーは、現地テキサスへと飛び事件の再調査を開始する----- 次作は『かもめの叫びは聞こえない』で、すでに発行されています。 著者によればこの物語にも実在のモデルがあるとの...
2005年

輝く断片/シオドア・スタージョン/奇想コレクションシリーズ 河出書房新社

闘うベストテン2005(ミステリチャンネル)海外ミステリ第2位 シオドア・スタージョンのSF色の弱い作品を中心に組まれた短編集 シオドア・スタージョンは1918年ニューヨーク生まれ SF・幻想作家 アメリカ文学史上最高の短編作家とも言われている。 短編集は敬遠される方も一度手にしてみてください。高い評価がうなずけると思います。 2005年週刊文春ミステリベストテンでも第3位 このミステリーがすごい...
2005年

最後の一壜/スタンリイ エリン/ハヤカワ・ポケット・ミステリ

2005年週刊文春ミステリベストテン第9位 スタンリィ・エリン(1916年ニューヨーク生まれ1986年没)の短編集 ミステリーの短編集を通勤電車の中で読んで見たい方には、うってつけの名作集です。 時代を感じさせません。 あなたはどの短編がおきに召すでしょうか。私は表題の作品が最も気に入りました。 このミステリーがすごい!2006年度版(2005年)宝島社でも第10位 収録作品 「エゼキエレ・コーエ...
2005海外ミステリ

嘆きの橋/文春文庫/オレン・スタインハウアー(2005.10.10発行)

オレン・スタインハウアーはアメリカのヴァージニア州生まれ 現在はハンガリーのブタペスト在住 舞台は1948年の東ヨーロッパ 先を読まずにはいられない面白さ。5部作のシリーズ作品となる予定と聞いて、わくわくしています。 出版社様、どうか順番にすばやく翻訳してくださいね。 本書は、アメリカでミステリ各賞にノミネート 2003年度のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀新人賞候補作品 日本でも、闘うベス...
歴史ミステリもの

紙の迷宮〈上〉〈下〉/デイヴィッド リス/ハヤカワ・ミステリ文庫

デイヴィッド リスは1966年に生まれ、フロリダ南部で育つ。 2001年アメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀新人賞獲得 創設期の株取引に絡んだ殺人事件を扱った歴史ミステリー 2001年8月15日早川書房より発行 1719年のロンドンは、こんな様子だったのかと本当に驚きます。 現在の社会のありがたみが良く分かります。     ...
猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ

凍れる森/C.J. ボックス/講談社文庫(2005.10.15発行)

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ第3作(邦訳としては第2弾) 2001年のデビュー作『沈黙の森』はアメリカの4つのミステリー新人賞を独占 「パパの仕事はハンターたちが責任を果たし、法律を守るようにすることです」と長女の作文に書かれたジョー・ピケット 家族を何より大事にし、真っ直ぐな心だけを持って事件の解決に突き進みます。 彼を心から応援し、自分も熱くなってしまうそんなお勧めのミス...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

シティ・オブ・ボーンズ/マイクル・コナリー/ハヤカワ文庫

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第8作  とにかく面白い!!! 解説文は「これほど早く次を読みたいと思わせる作品も今までになかった」と締めくくっている。全く同感。 丘陵地帯から犬が咥えてきた骨は、少年の骨だった---- 2005年2月15日早川書房より発行 ...
2003年

夜より暗き闇(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2003.7.15発行)

2003年週刊文春ミステリベスト10(海外)第11位 『シティ・オブ・ボーンズ』のハリー・ボッシュと『わが心臓の痛み』の元FBI心理分析官テリー・マッケイレブが競演(?) 刑事 ハリー ボッシュ シリーズ第7作 兼"テリー・マッケイレブ"シリーズ2作目 2003年7月15日講談社文庫より発行  ...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

堕天使は地獄へ飛ぶ(エンジェルズ・フライト)/マイクル・コナリー/扶桑社ミステリ(2001.9発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第6作 ロサンゼルス市警を目の敵にし、警察を告訴することを生業としている弁護士が殺害された。 ボッシュはこの事件の担当を命じられる。こともあろうにボッシュの天敵といえる内務監査課の刑事たちと組むことの条件付きで。 事件はどんな展開を見せるのか。是非お読みください。 2001年9月扶桑社より発行「エンジェルズ・フライト」の書名では2006年1月発行 ...
スウェーデンの港町イースタの警部クルト・ヴァランダー シリーズ

笑う男/ヘニング マンケル/創元推理文庫(2005.9.30発行)

スウェーデンの港町イースタの警部クルト・ヴァランダー シリーズ第4作 【CWAゴールドダガー受賞シリーズ】 ヴァランダーは1年以上病気のため休職していた。警察を辞める決心をしたとき、友人の弁護士が訪ねてきた。自分の父の交通事故死に疑問を持ったのだった------ 絶対にお薦めの警部ものミステリです。 いつまでも読んでいたいこのシリーズ。 スウェーデンでは長編が8作・中編が1作なんと娘のリンダが活躍...
男性私立探偵もの

奇怪な果実〈上〉〈下〉ジョン コナリー 講談社文庫

ジョン コナリーは1968年、アイルランド・ダブリン生まれ。 ジャーナリスト、バーテンダー、地元政府の公務員、ウェイター、ロンドンのハロッズ百貨店の雑用係など、さまざまな職業を経て、作家に。1999年に上梓された処女作『死せるものすべてに』はシェイマス賞(アメリカ私立探偵作家クラブ賞)を受賞 本書は2000年の作 日本では2005年10月15日講談社文庫から発行 2年もの間隔が開いたため、第一作(...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

トランク・ミュージック〈上〉〈上〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1998・6・30発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第5作 ハリウッド署殺人課に戻ったボッシュは、ひさびさに殺人事件に取り組みます。 ハリウッドボールを真下に望む崖下の空き地に乗り捨てられたロールスロイスのトランクに男の射殺死体が。「トランク・ミュージック」と呼ばれるマフィアの手口だった--- 次作もまたどんな展開が待っているのかとても楽しみです。 1998年6月30日扶桑社ミステリーより発行   ...
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 

ラスト・コヨーテ〈上〉〈下〉/マイクル コナリー/扶桑社ミステリー(1996.6.30発行)

刑事ハリー ボッシュ シリーズ第4作 休職処分を受けたボッシュは、そのエネルギーをずっと心に残っていた?30年前以上に起きた自分の母親の殺人事件の?解決に注ぎ込みます。 第4作まで続けて読むと、ハリー ボッシュのことが段々分かって来るという壮大な展開になっています。 1996年6月30日扶桑社ミステリーより発行 ...
アティ カス・コディアック シリーズ

死者を侮るなかれ/ボストン テラン/文春文庫(2003.9.10発行)

本の裏表紙に「名作『神は銃弾』の暴力の詩人が放つ崇高な暴力小説」と紹介されています。 この作者の作品を読んだことがあればそれほどのショックは受けないと思います。 『神は銃弾』を先に読まれてから本書を読んだ方が良いと思います。 母と子の複雑で屈折したかっとうを描いたミステリーです。 表現が独特で訳者の方もどんなにか苦労されたことでしょう。ご苦労様です。 2003年9月10日文春文庫より発行 第1長編...