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男性私立探偵もの

死の紅いバラ/ヘザー・グレアム/二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション

ヘザー・グレアムは、イリノイ州生まれ。ロマンス小説作家として確固たる地位を築いている。 本書は二見書房より2005年5月25日発行 ヒロインはTVドラマ女優のセリーナ ヒーローは私立探偵のライアム 訳者が後書きの中で「一筋縄ではいかない大人の恋愛の機微を描くのがとてもうまい作家」と書いていますが、まさにその通りです。 ミステリーよりは、恋愛に・ロマンスに重きがある作品です。 ...
男性私立探偵もの

殺意の教壇/リック・リオーダン/ 小学館文庫

リック・リオーダンは、サンアントニオ在住。ミドルスクールで15年にわたり英語と歴史の教師をしていた。 私立探偵トレス・ナヴァー シリーズの第3弾 第1弾「ビッグ・レッド・テキーラ」第2弾「ホンキートンク・ガール」 本書はアメリカで2000年にアメリカで出版された。 本邦初訳で2005年5月1日小学館文庫より発行 舞台はアメリカ・テキサス南部 大学の講師を務められるような教養がありながら、単語のスペ...
男性刑事(捜査官)もの

ホステージ (上)(下)/ロバート・クレイス/講談社文庫

ロバート・クレイスは、1953年米国生まれ。処女作『モンキーズ・レインコート』でアンソニー賞を受賞 本書は2001年Amazon.comでベスト1ミステリー ダイ・ハードのブルース・ウィルスが映画化権を獲得 日本でも2005年6月現在公開中です。 なお、ホステージとは囚われの身という意味です。 本書は日本では2005年5月15日講談社文庫より発行 ワシントトン・タイムズの書評が「この本は休みの日ま...
2004年

魔術師 (イリュージョニスト)/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2004.10.13発行)

読み終わった後でもまだなにかが起きるのではないかと思って、もう一度本を手にしたとたん手にした本が消えたりして。まさかね?でもそんなことさえ考えてしまうミステリーです。 四肢麻痺の科学捜査官「リンカーン・ライム」シリーズ第5作 このミステリーがすごい!2005年度版(2004年)宝島社第2位 事前の情報は全く入れないで読んでください。 昨年中に日本で出版された海外ミステリーのなかで総合評価トップとい...
女性検事もの

報復/ジリアン・ホフマン/ヴィレッジブックス(2004.11.20発行)

ジリアン・ホフマンは、アメリカ、ロングアイランド育ち。セント・ジョンズ大学ロースクール在学中から検察官としての修行を積み、卒業後はフロリダの検事局で検事補となる。専門はドメスティック・バイオレンス。 本書がデビュー作 既にワーナーブラザーズが映画化権を購入  本のレビューは読まないでお読みください。 あるレビュアーが「残念ながら読み進んでいくとともに、緩やかに冷めていきました。」と書いていますが、...
FBI捜査官もの

悪魔の涙/ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫(2000.9.1)

このミステリーがすごい!2001年版(2000年)ベスト20 宝島社第19位 とにかく面白い。ぜひお読みください。 主人公は筆跡鑑定士 元FBI科学犯罪文書研究室捜査官パーカー・キンケイド 大晦日のワシントン 地下鉄の入り口で百発もの銃弾が無差別に打ちつくされた。身代金の要求が市長に届き、払われなければ無差別殺戮を繰返すと----- ジェフリー・ディーヴァーは『コフィン・ダンサー』でも、このミステ...
2005年

百番目の男/ジャック・カーリイ/文春文庫(2005.4.10発行)

本書の映画化権は既に売れているとのこと。 面白い!!!!どこかのミステリー評価でランクインするかも。 警察内部でことごとくカーソンと対立するのは、「現場の警官のようにふるまう運営畑17年の人間」の出世だけを考えている警部。 ここまでいくと、笑って読める。こんなやつが現実社会によくいるから書くのだろうけど、出来れば登場させなくてよいのに。 主人公・刑事カーソン・ライダーのシリーズ第2弾は近々アメリカ...
ラブ(ロマンス)サスペンス

カリブより愛をこめて/キャサリン・コールター/二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション(2005.2.25発行)

気軽に読めるラブサスペンスです。 電車の中で読むには、ラブシーンが多くてちょっと困るかも。 カリブ海に浮かぶ特権階級のリゾート、ポルト・ビアンコ。美貌の事件記者ラファエラはある復讐を胸に、閉ざされたこの楽園にやってきた---- キャサリン・コールターの作品には、魅力あふれる登場人物が多く登場するので、続きもあるかもと期待させられます。 キャサリン・コールターは、1978年に作家としての活動を開始 ...
2004年

ダンテ・クラブ/マシュー・パール/新潮社(2004.8.25発行)

2004年週刊文春ミステリベストテン第8位 読み始めたら止められない優れた本格派のミステリーだと思います。 舞台は1865年の南北戦争終了直後のボストン。殺人事件が起こります。事件の謎に気がついたのは----- 限りない友情と愛が根底に流れる歴史ミステリーです。自信を持ってお薦めします。本が厚くて重いのだけが欠点です。 出版社からのコメントとして「“緻密なプロット、古典というテーマ、博学なキャラク...
2005年版 (2004年)

ケルベロス第五の首/ジーン・ウルフ/国書刊行会; 未来の文学版(2004.7.25発行)

このミステリーがすごい!2005年版(2004年)宝島社第19位 あるレビュアーは「一ページ目から引き込まれてしまう。一ページ目の第2パラグラフまで読まれたい。」 あるレビュアーは、「単純に物語を楽しむぼくには、本書の行間を掘り起こして思考するような小難しいテクスト性はまったくおもしろくなかった」と書いていて、賛否両論に意見が大きく分かれる作品です。 私の感想を言えば、思ったり難解ではなく、引き込...
男性刑事(捜査官)もの

闇に薔薇/ジェームズ・パターソン/講談社文庫

ジェームズ・パターソンは1948年生まれ。アメリカの巨大広告代理店J・ウォルター・トンプソンの現役重役にしてベストセラー作家。 24歳で入社後、6年でもっとも若い重役に抜擢される。ノンフィクション作家としての地位を築いていたが、’77年に処女作『ナッシュヴィルの殺し屋』でアメリカ探偵作家クラブの最優秀処女長編賞を受賞し、ミステリー作家としても成功 講談社の内容紹介では、「全米No.1ベストセラー作...
男性刑事(捜査官)もの

ヴェネツィア刑事はランチに帰宅する/ダナ・レオン/講談社文庫(2005.4.15発行

警視ブルネッティのシリーズ第二弾 イタリアの食文化や生活の豊かさを感じることができる作品です。 警部ものとしてもとても楽しめます。無能な出世だけを考える上司がいても、影が見えるだけですし、かしこい妻と有能な部下を持ち、着実に事件の解決に取り組んでいきます。 読んだ後に爽快感が残る作品です。 『ヴェネツィア殺人事件』(講談社文庫)でCWA賞受賞。『死のフェニーチェ劇場』は日本で第9回サントリーミステ...
短編集もの

クライム・ウェイヴ/ジェイムズ・エルロイ/文春文庫

ジェイムズ・エルロイは、1948年ロサンジェルス生まれ。10歳のとき母を何者かに殺害され、以降、犯罪者同然の荒んだ生活を送るも更生、作家デビューし、代表作に『LAコンフィデンシャル』 がある。 本書は、小説・犯罪実話・エッセイなどを集めた作品集 2005年3月10日発行 母親がなぜ殺害されたのかもわからず、迷宮入りした母親の事件。あなただったらどう生きるのでしょうか。 エルロイの目で見る独特の世界...
男性私立探偵もの

処刑宣告/ローレンス・ブロック/二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション(2005.3.25発行)

私立探偵マット・スカダーシリーズ第13作 行動する私立探偵ではなく、頭で考えるタイプの探偵ものです。じっくり考えるミステリーが好きな人に。 依頼内容は弁護士から身辺警護だった---- 本のレビューは決して事前に読まないように 「過去からの弔鐘」で始まったマット・スカダーシリーズは、第9作「倒錯の舞踏」がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞に輝き、第11作「死者との誓い」がPWA(アメリカ私...
歴史ミステリもの

イエスの古文書 (上) (下)/アーヴィング・ウォーレス/ 扶桑社ミステリー

ウォーレス,アーヴィングは、1916年シカゴ生まれ。綿密な取材と、卓抜なストーリーテリングで、小説家としても大成功をおさめる。90年死去 出版社からのコメントとして、 「『ダ・ヴィンチ・コード』に先立つこと30年!大ベストセラー作家が放つ、歴史ミステリーの最高峰」とあります。 『ダ・ヴィンチ・コード』の大ヒットを受けて、新潮文庫から「新聖書発行作戦」を改題・再編集したものです。 最後の部分の一部...